ヤマハU7C 市川市下貝塚
まさにどこも悪くないのでは、といわんばかりの状態
弦もきれい、しかし年数を考慮しなくてはならないなんと40年以上も経つ金属だ
響きはさすがにない、ピアノは響きが命だ
よくどのように違うのかはピアピットに出来上がったU7と聞き比べれば子供でも
その違いはわかるくらいにその差は大きい
新品のような弦!!!デモ違うのだ
これからこの弦をすべてはずし
レスローの弦を張り込みます
弦の張力を均等に緩めていきます
アグラフ磨き
U7に持たされているほかのピアノと大きく違う構造 総アグラフ、これはGPにしか持たされない
弦圧チェック
U7弦枕整作
U7弦張りこみ作業準備
張弦開始、弦はレスロー、バス弦はデーゲン&レスローのコンビだ
ピアノにとって必要不可欠なパーツは何か、響板、ハンマーアクション、どれひとつかけてしまうと弾くことも奏でることも出来なくなる
ピアノの弦は最も重要な所だ、例えばその弦の劣化、はっきり言って素人にはまったくわからないところだ、
弦の寿命はギターでも1月、と短いのだがピアノに限ってこれまた永い、永いといってもせいぜい30年、金属の劣化はスタインウエイだろうが
とめることは出来ない、弦の張替えもギターと違ってとても大変だ、六本のギターの弦に対し230本も張られている
ちょいとハイ交換!というわけには行かないのだ、共鳴板の小さな楽器ほど弦の劣化による音への影響は大きい
ピアノでも同様なわけで共鳴板が大きいので古い弦でも響く、しかし張り替えた弦のパワーと音伸びは並べたらその差歴然だ
しかしながら時間と手間が大きく掛かるセクションだ、時間をかけても安定にさらに時間が掛かる
でもピアピットではノルマ、予算等は全くないのでプライベーターな世界で仕事をさせてもらっている
ダンパーフェルトの交換
ナンカまだ使えるのでは、そうなんですよ数年はね使えるでしょうけど
40年経つピアノきれいでも確実に劣化はしているもの
デーゲンマキ線張り込み
ヤマハU7色ともに目を惹く派手さでは決してないが、足元はかま部分や
腕木の造りこみなど他のピアノと造りこみ方が違う、ところがなんとなく目を離せなくなる
オーラを出しているシンプル感のよさに新鮮さを与えこみ独特の空気感をかもし出すU7
アクション部、駆動するところ全て手をくわえ込む
そうすることにより確実なすばやい運動が取り戻せるのだ
ハンマーフェルト部分も新品の柔らかさが気持ちよい新品の感触を取り戻している
整調はまだこれから、いよいよ最終に近づきつつあり
はじけるような音感と心地よい息切れのしない音伸びは
レスロー弦の特徴だ音出しが楽しみでしょうがないのだ
ベークライトの鍵盤を黒檀鍵盤に変更
ナベサンはギターのメンテナンス