ピアノ工房ピアピット
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ヤマハNO200ピアノオーバーホール(神奈川県K小学校)

タイトボンド
このグリーンラベルの物は湿気に強い

NO200ピアノ、一つの小学校から出てきたピアノ。昭和23年どれだけの卒業生がこのピアノで卒業していったのか
同じ校歌を何百回いや何千回弾いたピアノだろうか。卒業生の思い出が全てつまったピアノ
今は音が出ないがオーバーホールを施すことによりもう一度校歌がこのピアノで聞くことができそうだ

ピンブッシュ打ち込み穴あけ

おっと忘れるところだった譜面台が破損している直しておかねば使えない~~~~~

オランダ製オルゴール巨大。メンテナンス

鍵盤貼り合わせ部接着はがれキレイに割れている

鍵盤ブッシングクロスの交換

しかしよく考えると学校ではピアノは備品扱いになるのかな、古い物は減価償却が終わると入れ替え
というのが一般的だったのがだんだんそうではなくなってきているようだ。
学校からの緊急修理依頼も実に多く、今すぐ来てくれ!ぺだるが折れた!弦が切れた!鍵盤折れた!
などなど様々な要請は頻繁に入る、今まではそういうことがあるとお見積もりを出して~会議にかけて~返信をもらって~行く日にちを決め~という流れは今すぐどうにかしたいという特に音楽の先生からの要請なのだが
数日ふびんな思いをしなければならないという事態に陥っていた。
それが解消しつつあり、之は使う方も教えるほうもうれしいと思う。
ピアピットすぐやる課がある 松戸市にもある真似をしてみた~~いい結果が生まれる~~んでそれでよし

ピアノ調律師も国家資格となり調律技能士になる
日本全国調律師すべて試験受け直し

新品パーツでも1個1個個体差があるので調べて修理しながら取り付けていく
新品を修理する???ピアノならではの作業だ合わせ作業

こちらも100年前のヤマハ
頭抱えるほど大変

ピンブッシュ穴あけ

フレームボルトも磨き上げます

研磨研磨の嵐~~~~

接着できたらすべてのビスを取ります。今度はそのビス穴を少し広げて
木の心棒を入れて木と木を癒合させます、木に対して金属は音の響きに影響が出るためにビスは取り除きウッドサウンド棒を埋め込み同化させます

響棒共鳴板接着が終了したら共鳴板割れ埋め
割れをティーパーに削りスプルスを埋め込む。この時の方法は実に細かいやり方の集合体でもあり
ただ埋めればいいというものではない、秘策は昔ながらの木と木の性質を使いボンド水分を使い接着

ピン板を痛めないようにゆっくりとチューニングピンを抜いていきます

ハンマーアクションこれ一度交換されている、ナベサンが見た時にヤマハの純正がついていない事をすぐに分かった

学校でおいていただけるとありがたい~~~~

鍵盤木口ですが本当は現状を直そうと思ってましたが
張りこみ始めると割れてしまい使えず
ということで鍵盤は常時使うところにあるので木口は新品に張り替えます
そうしないとはがれそりを止めることができません

ピアノ調律師もピアノ調律技能士ということになる、試験を受け基準に満たしたものが技能士の資格を与えあたえられる。いままで調律師の定義すらなかったこの世界、この制度が導入されることにより
ユーザーも安心して頼める制度だ、すでに5年以上たつ制度なのでこの世界でご飯を食べさせてもらっている調律師は必ず受け2級もしくは1級を取る、3級は調律学校出たての人が受けるのが一般的
それでは全員受かるのか??ここが合格率がめちゃくちゃ低い低すぎる~
全ての級において実に低い合格率、これは文科省もびっくりという
3級受からないという事は正直音階ができてもいないということに等しい、100点をとる制度ではなく
たった70%の精度で良いところなのでそれ以下ということはお話にならないところがあらわになる
今までこういう制度もなくユーザーは10000円以上のお金を払ってきた・・・・・精度がひどくても良くてもだ
そういうところに調律師協会の呼びかけにより一線を引くことができた。
ユーザーも技能士に頼むという選択は間違っていない
この制度は大きくこの業界を変えてきている
我々調律師にとっても技能を判断してくれたという意味でも国家資格のもと調律をさせていただいている
責任感は大きい。必ず頼むときは国家資格取得者に頼まない手はないのだ
この制度を知っておけば名刺をもらっただけで判断できる。

ダンパーレバークロスの交換

ぴあの心臓部の再生作業ですねここは。ビス止めの跡も見れますね。そこ下には響棒があります

恐ろしく古いぴあのだな~~
直るのかな?不安げな栄治くん
パネル磨き職人

まず外装はこれ年数と歴史を感じさせる
実にすごい貫禄を持つピアノ
色はげも1個1個傷が歴史にあり
これはそのままに

中味をもう一度直して再生

まずは共鳴板の状態がひどい
響棒と共鳴板が剥がれその共鳴板も割れている、ということはピアノの心臓部が
確実に壊れている。


もう一度ドクッと脈打つ心臓に復元
人間の場合はそうはいきませんね~~
ぴあの楽器ならでは、朽ちても再生できる
本気で直せば必ず甦ります。

長い事お預かりいたしましてありがとうございました

音色が抜群にいい今のピアノを完全にしのぐ枯れた音色です。ほしくなった1台です
修理担当の斉木の魂込めた直しを堪能できるピアノとなり また学校行事で日の目を見ることができると
信じて作業してまいりました。今度は小学校での安定、もう一度音色が変わるのでこれまた期待できそうですね。 最高の音色になりました   ありがとうございました

よこ羽広げると4.5メートル高さ3,8メートル

プレデター、ナベサン度ハマりしてるやつ

鍵盤汚れ傷を取り去ります ここは外装と違い演奏者の世界なのできれいなほうがいい

ダンパーレバー系赤いクロスの交換とスプリングフレンジは新品医交換します(現在制作中)

ピアピットに新しい仲間がふえました

レスロー弦張り込み

ピンブッシュ打ち込み前

フレーム塗装

いつ交換されたのかわからないがそれでも今はまるでならない。
共鳴板も剥がれ割れている、通常ピアノとしては等に寿命まっとうの世界
再生できるピアノ、やや不安もありながらもう一度校歌を聞こう

ピアピットでも聞いてみたい~~~~やる気が出る
全ての卒業生に聞いてもらいたい

修理ページに戻る

これで今度は表面を削り落とします

棒を埋め込んだら面一に切り落として終了

ピアノフレーム

先ず響棒と共鳴板の接着。ドリルで穴をあけて響棒と共鳴板を接着するためにまず金属ビスで止めるのだ
修理見てくれは悪いが方法としてこれしかないのだ

弦はミュージックワイアーというんですがすでに針金状態に劣化~~~

板割れもひどいので弦圧は測れないそのために弦ピン関係の取り外し、ゆっくりとピアノの張力を緩めていきます

アクションの取り外し鍵盤も取り外してピアノを寝かす
底板の取り外し分解

外装パネルはできるだけキズがつかぬように最初から保護 そのまま2Fへ保管