カワイBL61ピアノオーバーホール グランフィール取り付け

カワイBL61モデル音伸び等の劣化が出てくるこの年代の物
オーバーホール時期に差し掛かる ということで今度はレスロー&デーゲンコンビのアクションは樹脂やめて
ウッドの変更~~樹脂はやはり縮んでくるところも、割れ始めるところもあり交換

グランフィールの取り付けへ

ピアノ調律師も国家資格となり調律技能士になる
日本全国調律師すべて試験受け直し

ピアノ調律師もピアノ調律技能士ということになる、試験を受け基準に満たしたものが技能士の資格を与えあたえられる。いままで調律師の定義すらなかったこの世界、この制度が導入されることにより
ユーザーも安心して頼める制度だ、すでに5年以上たつ制度なのでこの世界でご飯を食べさせてもらっている調律師は必ず受け2級もしくは1級を取る、3級は調律学校出たての人が受けるのが一般的
それでは全員受かるのか??ここが合格率がめちゃくちゃ低い低すぎる~
全ての級において実に低い合格率、これは文科省もびっくりという
3級受からないという事は正直音階ができてもいないということに等しい、100点をとる制度ではなく
たった70%の精度で良いところなのでそれ以下ということはお話にならないところがあらわになる
今までこういう制度もなくユーザーは10000円以上のお金を払ってきた・・・・・精度がひどくても良くてもだ
そういうところに調律師協会の呼びかけにより一線を引くことができた。
ユーザーも技能士に頼むという選択は間違っていない
この制度は大きくこの業界を変えてきている
我々調律師にとっても技能を判断してくれたという意味でも国家資格のもと調律をさせていただいている
責任感は大きい。必ず頼むときは国家資格取得者に頼まない手はないのだ
この制度を知っておけば名刺をもらっただけで判断できる。

めちゃくちゃボロイピアノではないので共鳴板貼り合わせ等の再修理がない分GOOD
復元の方がかなり時間も掛るし金額も張り出すところがない分GOOD

ピアノを寝かしていく
底板ぺだる部も取外し

測定値を記載

ゆるんだらワイアーを取り外していきます

カワイBL61モデル大型モデル132センチ
たしかにナベサンがカワイに入社した時に新品で売っていた
月日のたつのは実に早い。新しい新しいと思っていてもさすがに
年数は立っているなあとナベサン曰く

弦張り込み レスロー弦が張りこまれました 。スタインウエイベーゼンも同じ弦が張り込まれています

プレッシャーバーもすべて一度本体から取り外します

さらに細かい弦圧の測定

ゆっくりと張力を緩めていく~~10トン以上フレーム支柱にかかかる張力一気に緩めるのは厳禁

棚板等も全部取り外して弦むき出しに
ここで弦圧の測定をかける 張りかえる前の共鳴板にかかる付加の測定をあらかじめ
図る必要がある
弦圧が落ち込んでいたら弦を張っても何もいいことはない
音のかなめなところだ

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鍵盤を取り外していく すでに発注をかけていたハンマーヘッド到着