ワイマール 小平市S様
底板構造も輸入ピアノならではのつくりだ
この底板は何度も同じタイプは取り外しているので問題ない
外装はみた感じでは綺麗〜中身をみると音が止まらない〜弦がいくつか断線されていて張り替えられている箇所がある
駒割れが発生駒ピンが割れてくると調律保持ができない
裏側からビス止めされているところでその柱の向こうにビスがあるのだ、それを回すためには
ボウリング作業、ねじをふさぐように柱があるために柱から穴を開け確実にねじ中心部が見えるように計算し穴をあけていくのだ
確実にだ、ここを間違えると大変なことになるのだ、そして短駒裏側から止められているビスをとる
組パーツで構成されているために分解は困難を極める
まあ大抵の昔のヨーロッパのピアノはほとんどそうだ
日本のピアノは確実に工業製品化されているので
分解にもここを取り外せば・・・と読めるところあるので分解は困難を極めない
それとフレームが弱い為にドカンと張力をおとすことができない
フレーム折れが起きてしまうケースがある、
とにかく同じピアノでも年代により製造過程は完全に違うということを
頭に入れ分解修理をして行く必要がある
パーツはほとんど日本のパーツが合わないということも多い(当然だが)
チューニングピン1本からサイズが違うために確実に計測する必要がある
弦圧のチェックこれは重要ポイント
ピアノを寝かして底板を取り外し〜^足を取り外し〜棚板をとる、この作業は大変。どこにビスがあるのかわからないと分解できない
けん盤センサー
ペダルセンサー
サイレント機能の取付け
なにかおかしい???と感じアクション最深部にあるロッドまでたどり着く
何と2本ロッド鍵が折れているではないか〜〜〜
鋼鉄の修理だあ〜^
齋藤先生〜〜〜
短駒完成
ネジをとったからと言ってっすぐに取れない
がっつりと接着されているこれをきれいにはがし取るのも一苦労
なんとか取り外した短駒
所要時間6時間!。
これをもう一度再生し(メイプル)できれいな短駒を完全に寸法形状まで
一致するように作り直す
駒を取り外すために裏側についた鼠除けネットを取り外さなければならない。くぎで打ち込まれていてその釘の頭はさび付き抜けない
ちゅーにんぐピンも取外しフレームボルトも取りフレームを上げる
ちゅーにんぐピンの長さも短い
ピアピット冬を乗り切るための薪〜〜〜ストック積み上げ
キャスターの交換
22000円加工込
駒ピン駒割れ
ワイマール年数が年数だけに見れば見るほど悪いところがあるのは当然
一番のネックはぴん板だ、すでに深く打ち込まれてしまってる、ピンがゆるい場合は多少ピンを打ち込んだりするが、それでも回るゆるい、たぶんピン板が割れている。
ブッシング系は擦り減り
ダンプチェーサーがついているこれは板割れの原因にもなりかねないので電源は入れないでほしい
ピアノはある程度の湿気がないと木材は持たない、共鳴板が割れる原因にもなるので様子を見ながらそれに対する湿気乾燥対策をすればいいのだ。
アクション修理35000円
ダンパー貼り替え25000円
スプリング交換12000円
運送16000円×2=32000円
貸出し用ピアノ運送20000円
ブッシング系30000円ぐらいです(書き忘れました)
キャスターピアノを寝かしたらすでに棒根元が折れている、スポンと抜けてしまう
キャスターは新品に交換しなければ危ない。
ピン板が割れてしまっていると修理と言えばピン板交換チューニングピンが撃ち込まれている板を作り直し
その場合弦もすべて捨てることになるので大工事、一番の大工事になる
このままチューニングピンをきつくすることは不可能、
金額はぴん板作り直し埋め穴あけ接着188000円
弦張りこみピン含む180000円
駒つくり直し90000円
フレームおろし戻しボルト締め直し20000円
ヨーロッパのピアノはぴん板が国産と違うので
撃ち込まれる衝撃で割れてしまうところが多い。
既に最下部まで到達している
たん駒を取り外すといっても毎度どのピアノも困難をき分ける作業なのだ
簡単に取り外せるものではない