ダンパーワイアーガイドホルダーのクリーニングから
3月4日横浜港からスタインウエイがピアピットに到着はるばる長旅を終えたピアノ120年もの歳月がたつピアノです
響板塗装もやり直し
フレーム塗装
純正スタインウエイ金粉塗装
かりかりとちまちまとかりかりかりかり・・・・・・・・・・
駒もきれいに研ぎだす
ええ感じに綺麗になりましたね〜〜
可動式ベアリング弦張力の調整かテンション変換。当時こういうところまでシッカリ細かく調整できるように
つくられていた
じわじわと張力が緩められるピアノ。
ここまで手を加えたスタインウエイはまずない、時間とを頂いた分実に細部にわたり手を入れることができた
ビンテージにふさわしい名品です
100年以上たつと張力の関係で接着強度が部分部分大きく変化することがよく分かった
接着が剥がれたためにわかったことなのでもし接着が剥がれてなかったらわからなかった
実によくなるようになりうれしくなった。国産のピアノはスタインウエイとまだ100年の差があるように感じた
絶品の鳴りこれはすごい、入荷当時とまるで違う鳴り具合だ
最高の傑作!!!!しばらくこの年代のはお腹いっぱい〜〜〜
この張った弦をもう一度捨てることに・・・・・・・泣けるわ
ここで本塗り
遺跡の八ツ靴のように古いラックを掘り出す
この白い正体は不明おそらくパテ系なんだろうがスポンジのように・・・・・カルメヤキのお菓子のように
これだろうやっぱり!!ナベサン胸のもやもやが
取れてスッキリ
発掘!これだ!やっぱりこれだ間違いない
ナベサンニコニコ!!!!!勝子良い〜〜〜
花文字ヒトラーが第2次世界大戦時使用禁止にした文字。 このデカールでいきます
いろんなロゴをみているナベサン
1800後半でもしかしたらこれじゃないのか!と言っていたロゴが見事的中!! 何時もけん盤蓋見て首かしげていた
象牙貼り替えとブッシングクロス交換
苦戦中スマホ用HP 気が付いたが2つのHPを持つはめになる
2倍の更新が必要になった、だんだん訳が分からなくなってきている
さほど詳しいわけでないので超悪戦苦闘
象牙用寒冷紗〜
ジャッキクレーンはピアピットにあるが
斜めスライドやんわりとおろすという作業は絶妙さを極めるので
機械では無理。人力
フレームを納めるここが細心の注意が必要、この人数もしくは正確にいれる機械がないと納められないスタインウエイのフレーム
下 元のフレームの金粉の色を落としていく
下地を作ることは向こう100年持つということになる
古い塗料の上に新しい塗料を載せてももたない
下地取組時間はかかる
わずかでも元の金粉は残したくない、穴の穴まできれいにする
塗装前のフレーム
金魚を飼い始めたピアピット
この世界は初心者、まあ数匹で120円の金魚
水質だの病気になり薬だの120円に対して18000円なんやかんや
掛っている〜〜〜
水質PH6.2〜7,3にするために試験紙もかい
かなりはまっているが残念がら金魚はしんでいく〜〜〜
毎日金魚の白点病を直すべく水質に余念がないが
あまりに神経質になりすぎなぜか金魚は死んでいく・・・・・
今年はこれにかけるぞ!とピアノそっちのけで金魚の心配ばかりだ
まだまだ初心者、さてどうなることやら
現在水槽4個
こちらは戦前ヤマハ足踏み式オルガン大正ヤマハオルガンのデカル
これはピアピットで作りました
カマチ内側の塗装〜
まずまずひたすら粉じんまみれなのだが
これがそのあとの美を作り出す
象牙を剥がしていきます
部品がやっと届き始める〜〜〜
ブッシング取り外し
デカールが届く〜〜35000円〜たかっ!!!
共鳴板細部までチェックいくつもの割れ埋め部分あり
富里のスイカ初物
ノージョイント象牙
これでこのスタインウエイの
価値も上がるぜ
全てのスタインウエイがこうではないこの年代の物だけです
先ず鍵盤のクリーニング木部
弦の採寸を測りゆっくりと張力を緩める3日目、すでにチューニングピンは変えられている(弦交換時)サイズは7,20の短いチューニングピンが
採用されている。フレームを上げてぴん板に損傷がないかを確認するまでピンサイズは確定できない
工具はスタインウエイ用の工具で緩めていく
大きく駒の負担が出てきていそうだし
同時に共鳴板ももう一度見直す必要がある
あちこち割れを修理しているが
新たに割れが発生してきている
弦はやはり検討した結果ヘラーを使うことにきまり
ゲージ測定して書面で採寸をとって送り作る、
デーゲンは相性よくなさそう、ここは決めたいところだ、たぶん半世紀使う
と思うので。。。。。。
弦圧が相当にあるなあ〜駒も心配だ
先ず古いところからの作業部品は常に海外部品メーカーに年式製造番号っ照らし合わせて発注聞かなければ
いけない、シャンクが取りついているレール割れがないかもたしかめなくてはならない
海外のこん包は実にさまざまでありピアピットに一部だけ届き後は行方が分からずといったピアノもあり
その国によりと頼むところで大きく変わって来るみたいですね
天気も良く快晴さあ荷物を降ろすところからだ
厳重に固められたピアノ、こん包が素晴らしい。今まで海外から入ってきた中で一番いいこん包だ
さあここからが地獄の始まり、当初なっていたスタインウエイ突然ならなくなる。嫌な予感が的中、響棒はがれが始まった
共鳴板を構成している接着剤が切れ始めると止まらない、響板も割れまで引き起こす、宇野さん絶句というより
ピアピット全員絶句!!ここまで来て・・・・・・絶望感に、がそこであきらめないピアピットど根性チーム、まるで賽の河原の積み石か
すぐさま弦の張力を緩めて弦を取り外す作業〜〜もう一度ピンを全部抜き〜フレームボルトを全部取り外し〜フレームを上げ〜
共鳴板から裏側の響裏側の響棒再接着割れ埋め〜補強 ニスをもう一度落としデカールも削り落として再塗装
泣くに泣けない作業に見舞われた。スタッフ全員の作業心臓が壊れ始めたところをもう一度完璧に直す。
納品後ではこれまた大変な一大事、納品前で現れてくれてよかった。心臓がよみがえり響棒も再接着、古いピアノから学ぶこと多し
まさかのことだらけ。たちまち甦るスタインウエイ〜〜〜〜〜いや〜〜〜〜びっくりしたなあもう
欠けていた場所もキレイに再生
一度塗られている塗装をはぎ取る〜すると石化化したような白い粉上の塊のようなものが出てくる
詰めでこするとぽろぽろと〜〜〜福田君困った〜いったいその粉状のしょうたいはなんだ?その上に載っている古い塗料は
下が粉の上に載っているためにぽろぽろと・・・・・崩れ落ちる
下塗り
削り込んでいくと
下からロゴ文字が浮き上がり始めた
鍵盤白膠寒冷紗張る前の下地整え作業
共鳴板はがし、むにょむにょしているとかしていくと
たぶん元の共鳴板塗料の上からそうとうに厚く塗られてしまっている
上が剥がれ次に下を剥がさなければならない。めんどくさい
下地生地まで出さない事には・・・・
ピアノフレーム洗浄すら辻油汚れをすべて取り除くのとアグラフの磨き
4年ぶりの象牙蔵出し〜〜
それもノージョイント
これはジョイント象牙
最初からこれは気に入らなかったナベサン
スタインウエイなのにジョイントはないだろ
と言っていた
屋根ヒンジ取り外しすでに黒ずんでしまっている
消えているマークロゴIONIZED?ではないかなと〜〜〜検索中調べ中
既に通常の太さのピンではなくサイズアップが図られている
もう一度ピンの太さ〜ディアマントのチューニングピンを発注
ハンマーは減りこんでいる〜^鍵盤も変色よごれてしまっている
外装も含めまずはお見積もりを算出しないと始まらない〜じっくり細部まで点検しておきたい
何度も手を加えられているので元の状態をつかみ出すのが大変。
ペダルボックスここも相当に傷んでいる 組み直し
やっぱり〜〜〜不思議だなあとずっと思いこんでいた
オリジナルの上から塗られていた塗りつぶされていた
この時点でようやく本来のスタインウエイの音に戻るたぶん新品当時はこういう音色だっただろう
その間の音はこれはちがうなという感はあったのでしばらく音色つくりにナベサンが奮闘
ブリリアントな音色になかなか戻らず苦労〜ここへきていいじゃねいいじゃねと連発していたので
ブリトーンがもどったな。古くても響くようになったと、それまではなかなかこれだろうという音色までも届かず
かなり四苦八苦、共鳴板の重ね塗りも取れたところでもありそこも大きく影響していたりハンマー打弦点が大きく変更されていたり
各所曲げられていたりつぶれていたり、様々な問題点をここにきてすべてクリア。
ここ数日で急激に激変し始めたスタインウエイ。王道のピアノは正確に直すとすごい
入荷当時ナベサンが疑問に言っていたことがある それはロゴだ、ナベサンは来た時から???????
おかしいなあ〜〜連発初めて見た、このロゴの小さいやつ。・・・・・と
BOXにくまれたこん包の中にさらにこん包を幾重にも重ねて傷がつかぬようにこれ最高ですね
元の塗り前の修理が荒すぎる〜〜完全に集成材まで腕木は出てしまっている
こちらはラックニスのあと。焼きラック埋めなのだがこれも荒すぎるボロボロになっている。
要はこの上から塗装しても下地がしっかりしていないとこれまたボロボロと浮き上がってくる