ピアノ修理オーバーホール 印西市I様ヤマハG5

ゆっくりと弦の張力を緩める

ヤマハG5 50年前のピアノ、OH作業にて入荷 弦はさび付き音色は芯細く弦の寿命も伴い、これを機にまた新品復活させます
アクションを取り出して弦の張力を均等に緩めていきます
共鳴板は変色してベトベト。これでは綺麗な音色は完全に失われてしまいます
心臓ともいえる共鳴板もキレイに再塗装して修理します

5モデルの共鳴板をフルに鳴らす弦ハンマー
どれもオリジナルを抜き去る部品構成
その証はこの音色にある
パワーがよみがえりよりクリアーな音色と
重低音を甦らせました

ピアノ調律師も国家資格となり調律技能士になる
日本全国調律師すべて試験受け直し

11月24日関東地方五十数年ぶりの初雪!!

フレームをおろすみんなで下す、G5となるとさすがに重量がある

ナベサンスケール練習中

ピアノ調律師もピアノ調律技能士ということになる、試験を受け基準に満たしたものが技能士の資格を与えあたえられる。いままで調律師の定義すらなかったこの世界、この制度が導入されることにより
ユーザーも安心して頼める制度だ、すでに5年以上たつ制度なのでこの世界でご飯を食べさせてもらっている調律師は必ず受け2級もしくは1級を取る、3級は調律学校出たての人が受けるのが一般的
それでは全員受かるのか??ここが合格率がめちゃくちゃ低い低すぎる〜
全ての級において実に低い合格率、これは文科省もびっくりという
3級受からないという事は正直音階ができてもいないということに等しい、100点をとる制度ではなく
たった70%の精度で良いところなのでそれ以下ということはお話にならないところがあらわになる
今までこういう制度もなくユーザーは10000円以上のお金を払ってきた・・・・・精度がひどくても良くてもだ
そういうところに調律師協会の呼びかけにより一線を引くことができた。
ユーザーも技能士に頼むという選択は間違っていない
この制度は大きくこの業界を変えてきている
我々調律師にとっても技能を判断してくれたという意味でも国家資格のもと調律をさせていただいている
責任感は大きい。必ず頼むときは国家資格取得者に頼まない手はないのだ
この制度を知っておけば名刺をもらっただけで判断できる。

鍵盤割れ。交換接着

NO,G5とは思えないきれいさ最高

弦枕等も新品に作り直し

穴開け

他の業者はほとんどここまでやらない、弦は交換するが共鳴いたはそのまま。一番汚いのが気になるところだ
そのまま弦を張りこんだら2度と共鳴板には手付けることができなくなる
フレームを下すのも3人では不可能なくらい重し、だから他では手先でできる作業オンリーというところが多い
弦を張ってしまっていて共鳴板をきれいにしてくれというお客様が最近多いがそれは不可能、というかもしやるとするなら
その弦をもう一度捨てる覚悟であればできます、と答える

久々に良く取れない、実に時間が掛る、ここまで木の目地まで見ることができるのは最高だ
今やこういう柾目のきれいな材料はたぶん手にできないだろう。

これからG5のオーバーホール 古いピアノなために急ぎの行程は厳禁だ
何があるかわからないので、作業中の対処は確実にしておきたい
まさに今心臓部を触ろうとしている
音が伝わり増幅させるスプルスだ。楽器では命。
慎重に削り込むナベサンじっくり目地をみながらの作業

ふるいにすがなかなか取れない、一応とれたがすべてきれいにしたい
何度も削り込む、なかなか取れない

フレーム洗浄準備

共鳴板ニスおとしこれが相当に臭い、薬品で落とすのでマスクは必要だ

ピアノフレームも錆びはじめて
汚れとともに綺麗な感じはないので
フレームも塗装
弦関係はレスロー弦メッキピンと確実にオリジナルを超えた
仕様にしていきます
ハンマーシャンク取り付け

新品ピンブッシュ打ち込み

ピアノフレームヤマハの色よりも落ち着く荘厳な感じでかっこいい
色味調整の素晴らしさは他ではまねのできないカラーバリエーション

OH、確実に正確に綺麗に修理
ピアノ共鳴板の仕上げも絶品なピアピット
1個1個パーツの仕上がりフレームの色味 共鳴板の塗装のきれいさ
どれをとってもオリジナルを超えます

ダンパーも取り外して弦を緩めていきます

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とにかく研ぐ!綺麗にする。この作業は音への影響は大きい

キジ目むき出し。この感触がとてもいいピアノ原点に戻った木材の状態

ハンマーもフェルトは硬く硬化してしまって減りこんできています
ハンマーフェルトが減りこめば当然シャンクローラーも同様に消耗するわけで
これらも含めてOH作業開始いたします

共鳴板は埃にまみれてしまっている