ピアノ工房ピアピット ピアノ修理カワイBL82ローズ 仙台市K様

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仙台から入荷カワイBL82モデル震災にも耐えたピアノだ、転倒したピアノは山ほどあり、ここにきて修理だ
82モデル外装はローズウッド、当時はまだローズのような化粧板がふんだんにあった時代、それが今では
各国法の網がかけられてしまい入手困難化粧板、よって今ではローズ調・・・調がつく このように本物の化粧板であれば
たぶんですがピアノを買った当時の値段が化粧板の値段になりそうです  ギターで言えばハカランダ材といってマーチンでも1970年以前のマーチンで400万円
同じ機種新品が200万円ぐらいなのでいかに貴重希少天然材かわかるとお思います、

どぅもお〜〜です

ナベサンが34年間愛用しているドブ。すでに3回オーバーホールに出している

グランフィール機構何の変哲もない小さなパーツがつくがこれが長年藤井さんが研究に研究を重ねた
形状になる。どれだけの試行錯誤を重ねたかはナベサンも聞かされているので今更すごいと思う

カワイBL82音出し完了
弾けます見れます

おっと!!忘れていた左側面の傷直し〜〜〜

黒檀鍵盤に変更

アクション調整に時間をかける
一番かけたいところでもある、

この形状変化はグランフィールのハンマースピードをも変える、秘密はここにもあるのだ。

解るかわからないか、説明しますが
通常のジャックと呼ばれる部品がは鍵盤運動から運動が伝わりそのジャックで指をさしているところを蹴り上げる
通常のけりあがるところの角度はピンポン玉の表面のアールぐらいの丸い形状をしているがそこの形状をより小さくすることによりダイレクトに素早く運動が伝わる
・・・スタインウエイのローラーはあえてすごく小さい
ローラーの回転支点を変化させることでGPのような鋭い
反応が得られるというわけだ
当然今までのハンマー戻りスピードとははるかにすごいスピードでハンマーは打弦して戻るのでその対応もしている

何の変哲もないスプリングかと思いきや
まるで別次元の鍵盤を触るように変化

それがレピティション機能というわけだ

この部分も加工するグランフィール編。大きな特徴はタッチに出てくる。88キーすべて皮をとりアール加工処理して
また皮を張り直す

木製部品カワイ用フレンジ

上が樹脂下が木製

何度も音上げ

ピアノは直せば何度でも復活させることができる、そこがほかの電化製品と違うところだ、部品がない!とか古いとかで
あきらめてしまう考えは日本だけだ。消耗の島と呼ばれるとろにあり直しながら使うという観念は薄れてきている
部品等はヤマハ、カワイ標準ですべて作られているところもありパーツ供給はいくらでも手に入る
無ければ作ってもらう事さえ可能な世界だ 。標準的に組み込まれているパーツは大抵そろうので問題はない
ユーザーにとってうれしい限りの話だ

ピアノバランスパンチングクロスが完全にヘタリ交換

アクションが返ってくるのを心待ちにしている
現在鹿児島の藤井ピアノさんあのグランフィールを発明した人だ、自ら取り付けてくれるというので
すぐに発送〜〜ナベサンとは技術を共にする親友でもあり仲間でもある

カワイ用ピンブッシュ 抜いたら新品に打ち換え

ピアノペダル真鍮カワイはみがいた後塗装するがブツブツが取れなくなるために
ヤマハと同じ塗装なしで行きたいそうすればピカール1本あれば何回でもこの艶は自分で作れる

気が付いたのは弦を取り外すとき弦に何やらがこびりついている感じだった

アグラフの磨き

弦の取り外し

左側面傷・・・震災時の痕跡は消したいですね

またもや台風が12号が接近中か、おそるべし台風

kawai
BLシリーズに与えられている樹脂製のフレンジ、これっは寿命がある、壊れたりすることはないのだが
樹脂の特徴でもある縮む、これによりスティックをおこしてならなくなる、センターピンにも原因はあるのだろうと思うが
センターピン交換するより部品丸ごとウッドに変更樹脂部品は寿命が短いところがある
バケツと同じように長年使うとボロボロと形状破壊が進み割れる、
サーフボードも樹脂製なので紫外線でチジミ割れる、木製はその点100年は持つ
部品は木製に限るが環境云々と言われ始めた昨今木に変わる素材が出てきてはいる、機能面では木をしのいだりする部品もあるが、寿命は人の手で作り出した化学物は短いのが特徴なのだ

特殊スプリングの開発、耐久性しなりねじれ等すべてを試験的に使いチェックしていたようだ、15年ぐらいやっていたみたい。まさに発明ですね

ダンパーフェルトだけを張り替えようとしたが樹脂はよくないところありアッセンブリの交換とします

1本深い傷あり

ピアピットすっかりぼろくなってこれまたいい感じになる

象牙漂白

コーヒータイム

象牙漂白準備 とピンブッシュ打ち込み穴あけ

ゆるーい感じで建物がたつピアピット。

これから弦を緩め取り外していきます

このピアノの持つ特徴は、河合頂点商品でもありカワイの顔的な意味もあるのでふんだんにぜいたくな素材を持つ
象牙も一枚象牙でありアグラフももつアクチュエーター弦もつく、当然共鳴板のランクも最上級の物ガ差し込まれている
象牙ひとつとってももう新品は激高値 ですしローズにしても象牙にしても手に入らない素材と言っていいだろう
このピアノしいて言えば黒檀であればこれ以上の素材はない機種になる、現行モデルはベークライト
黒檀も今法の網がどんどんかけられつつあり伐採ができなくなってきている。数年後にはたぶん消滅しそうだ
よっていまピアピットでもできるだけ買いあさるようにしている、現時点で60台分ぐらいはあるがあと100はほしい。
当然値段の高騰は毎年上がる、泣けてきますよ。

共鳴板はカビ発生弦をとり外したら綺麗にしたい

82のピアノアクション動かない・・・これでは快適性はない、バット系の部品はウッドなのに
フレンジが樹脂なのだ、河合のアキレスけんのような箇所どのピアノもそうなのだが
樹脂おそらく湿気を吸わないということで採用されたのだろうけれども、難点は縮む・・・

やはり音色に輪郭が出たぞこのハンマー

ナベサンチョイスのハンマーヘッド調子よさげ

グランフィール!

鍵盤バフがけ

弦レスロー弦

弦圧の調整駒に掛る弦圧これにより鳴りは変わる

ピアノ修理最近これまた面白く
今年のOHはすでに終了〜〜いっぱいいっぱい
そうなんですパッと出来上がるわけではないのでこれまた時間が掛るところにあるので、ドンドンできるわけがない

他業者はどんどん取れと言っているみたいだが
流す先はそらもうなんでも流せと通達が来ているらしい
業者からの修理は受けていないなぜなら
流すところで利幅を得ているためにここ直したほうがいいんじゃないの?と聞くとやらなくていい!と帰ってくる、
酷いところは音が出ていればいい!みてくれさえ綺麗であればいい!と言われる、一時やったことがあるが懲りてやめた
出したほうはいったい今現状どうなっているのかもわからない
という方が正しい。私たちも受けたことあるが孫の孫請け
だったみたく、指示されたところだけ直した、あそこは直すなと言われたので手は付けなかったが、改善は不可能だろう
と見切った。・・・・ユーザーはそんなことも知らずきっと受け取るんだろうけど、ネットは何でもアリか!とときどき思う事しばしば。うちは浜松に送るので!というところは要注意、
浜松と言っただけでなぜか信用してしまうお客様も多く
実態は地方だの一番安く直すところをぐるぐる回っているのだ
自分の大切な楽器だったらまず出さないし
直す所に直接持っていくし時々顔も出す。

ギターがそうなのだ30年同じ人にリペアしてもらっている
快適だしご機嫌だ。

くろ。死んでませんよ生きてます寝ているだけです

怪しい雲が近づいているぞ

天気のいい日を狙って漂白します

鍵盤を入れて藤井さんのところから帰ってきたグランフィール、調整はまだだが
先ず張った弦の安定に音上げしないといけない

外装何やらヤニ??たばこかもしくはぶつだんのお線香かもしれないすごいやにがつく

ピアノを寝かして底板分解底板のビスは全てさび付きなん本か折れてしまったカビシミに覆われてしまっている

樹脂の特性は紫外線に弱いし年数が経つと縮んでくる、そのためにフレンジホールの穴が小さくなれば当然摩擦抵抗が増大して
しつけをたくさん与えた時のような症状になってしまう。カワイはそのために大量の乾燥剤を入れたりしたが、そこは改善されない
原因が湿気ではないからだ。出来ればフレンジをウッドに変更したい・・・たぶんしちゃうと思う。センターピンの交換作業
であれば丸ごと交換してしまったほうがいいかもしれない

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