ヤマハG5グランドピアノオーバーホール 

ピアピットHPへ

U7のおとなり〜運び込まれたG5モデル オーバーホールで入荷 170万台製造番号の機種だ 

弦圧調整

弦ピンを取り外したG5  フレームボルトがさび付いて回らない結構大変なのだ

hammerテール部分にスカッチを入れる

またまた来てくれました〜〜ゆずちゃんとこっちゃん、今日はけん盤を入れていただきます

けん盤の交換作業〜〜ブッシングクロスの張り替え

フレーム塗装〜〜高級感ある色に変身

ピアピット ナベサンが始めた工房だ
30年前になるがパソコンもなく何もないところから始まる、調律に行っていたお客様だけの修理工房だった
当時仕事はなく、好きなサーフィン ギターどんだけでも練習できたぐらい時間と暇だけはあったらしい
しばらくしてからこれからはコンピューターの時代、ドメインとかいうやつをとらないといけないとか言われ
ピアピットドットコム、をパソコンが普及する前から取った。・・・・・・・・20万ぐらいかかったような気がする
ドメインをとったはいいが、肝心のパソコンがない!!ことを数年たって思い出した。・・・・意味わからん
と言うことでパソコンを買いに行ったがさてなにをしたらいいのかわからず、最初に覚えたのは
絵を描くことだった、毎日ひたすらパソコンで絵を描いた、しばらくしてなんとやっとメールアドレスを作った
それが今のメールアドレスだ、何とも古いアドレスらしい。初期型アドレスと言われることしばしば
最近だいくつものメールアドレス作れるんだよと聞いたのは、がしかし今でも1個だけの何変わらないアドレスを使い続けている。 HPはここ数年初めて作った、その間ピアノの修理ギターイジリ オーディオ直し等仕事ではなくあくまで自分の物
好きなことばかりやっていた初期ナベサンとフクチャン。よく食えてたものだと今でも自ら不思議がるナベサン
私はのちの十数年後にはいったのだが。当時行き当たりばったりの会社だったそのうち治るのかと思いきや
今でもなんと行き当たりばったりの会社を貫き通しているのには驚くばかりで
人柄だけのかりそめなバランスを保ちながら30年も続いている会社に驚く始末。
売上は上がるが実入りがさっぱりで30年、ほんと笑える会社と言うか笑うしかない会社なのだ

それでも好きな仕事をし続ける皆の衆これは無敵なのだ
収入がなくても手はうごくせっせと働く、これ無敵・・・・・他企業がまねできない会社だ
不思議に社員が増える不思議と食べていっている、これぞ現代のミステリー・・・・と言うとかっこいいが
しょうがないじゃん・・これしかないんだから精神でも誰も文句は言わないやめもしないところがミステリー

今日はゆずちゃんとこっちゃんがお手伝いに来てくれました〜〜〜ありがとう

フレームのフォーミング 油分を汚れを徹底的に落とす フレーム塗装するからだ

昔の人の知恵もすごい これまた暖かい

表側の共鳴板のチェックとまわりラックニスの削除

外装は細かい傷が無数につくこれらもクリーニングっすることによりきれいにピカピカになりそうだ

ピアノ修理お見積金額

弦ピン(レスロー)交換250000円
フレーム塗装40000円共鳴板塗装40000円
ダンパー交換40000円
外装クリーニング80000円
けん盤木口交換16000円
hammerヘッドシャンク交換アベル社 175000円
アクション総合調整45000円
運送22000円+22000円=44000円
合計730000円税込
納品時の調整調律含まれます
本皮椅子付〜〜〜〜〜

最終段階ヒンジ取り付け屋根取り付け

けん盤バックにつくフェルトダンパーを持ち上げる所だわずかに凹みがある、こういうところもきれいに交換しておきたい

アリコートの磨き作業

弦枕の制作とチューニングピンブッシュ打ち込み

共鳴板の塗装〜〜デカールも新品

マスキング ここがフレームボルト折れ

ぴん板良好

フレームを持ち上げるぞ〜〜〜男衆は集まれ〜〜〜

完ぺきにOHを施してお届けしたい
このように50過ぎのおじさんたちがOHをする次のOHはみることも出来ないだろう
1度限りの最後の修理だ、気持ちは昂る

アクションを引き出してまず掃除からの作業になる

ピアノ修理に戻る

ピアノの再生に命を懸けるピアピット、完璧なものにしなくてはならないし,軌跡として後世に伝わる、高度技術を注ぎ込む

キャスターも1こづつ取り外して磨くみがいた後ウレタン塗装

アクション整調作業

G5ペダル完成

磨き作業今度はコメサンも参加〜〜〜

ハンマーストップレールフェルト交換

スプリング黒鉛塗布

ハンマーがつく新品だからと言うわけにはいかない
相手は木なのだ今度はハンマーの走り取り〜〜

G5弦の張りこみ作業 弦はレスロー弦、チューニングピンはディアマント

ベアリング等の磨き

フレームボルトは全て新品に

ここはみんなの力を借りてフレームを入れていく、200キロ近い重さがある

ダンパーレバーのスティックもっろもろの修理

黒檀鍵盤に変更

ピアノ修理 毎日飽きもせず続く修理、なぜなら同じ機種でもまるで違う状態、で持ち込まれてくるからだ、よく修理のベテランですねと言われたりするが、そうじゃないのです、全員がまだまだ半人前なのです、毎日ピアノから勉強させられているという感じですかね
あーでもないしこーでもないと言いながら一番いいところの妥協点を見つける、
ピアノの構造上の基準はあるのだが全てそれに当てはまるとは限らないのが面白いところ
だからゆえに失敗も人以上にしてるし、経験値のみ世界になるのだ
どんなに頑張っても人生50年?60年しか勉強ができないのだ。
相手は木の物、環境変化でやられてしまったり(これは今の床暖房という画期的な人間が生み出した暖かい床だ、その上にピアノ・・・・・そらカラカラになりパキパキに割れる
思いもよらない修理が毎日飛び込んで来るわけでそれに何とか対処対応ができているのか
を考えるわけでもございまして・・・・いつも勉強ですね、行き着くところはないわけなのでやる気も出てくる。そんな毎日が連続で1年間2年間とやってくる。まるで表にも出ない世界なわけで
うんちくすら出ないしm、目の前の作業に全力を尽くすのみというやつですね

黒鍵盤ベークラを黒檀に変更〜〜

フレームボルト穴の埋め木

フレームボルト折れを抜き取る作業だ この作業がえらい時間がかかる

昭和31年なべさんちで使っていた火鉢復活

駒これがいがいに目立つところでもあるので綺麗にしたい 

サンデイングしたらまた元通りにナンバリングを新しく打ち直す

茶色く変色した共鳴板

ピアノを裏返し共鳴板の状態をこと細かくチェックする、 古くなってべたつき始めているニスを落とす

G5E共鳴板とピン板 フレームが下りた状態です

ダンパーの取り外し

チューニングピン弦関係はほとんど寿命だ、これから取外し作業

コメサン、フクヤマピアノグランドのオーバーホールを無事終えてからすぐにこのG5のオーバーホールにとりかかる