ピアノ修理確かに慣れているとはいえ1台1台まったく違うのだ
全てU7は同じとみることはできない
つくった時は同じかもしれないがそれがいくつもの年数を経てくる当然環境も使用状況も異なるものだ、その時開けてみないとわからないというところから修理は始まるし慣れているとはいえ「ええっ!!そうなのおお」みたいな感じはざらに経験するところ
これがまた面白いと言えば面白い、まじで頭を抱えること多々ありと言うやつですね

見積もりにいくはいくが寝かしてみるわけにもいかないしばらしてみるわけにもいかず
結局持ち込んできてばらすと・・・・えええ!!!と言うパターン
託されているのでそら何とかせないかんぞ、と言う気持ちだけでことは進んでいくケース。こちらも毎日勉強させられている感じだ、
パーフェクトなどと言う言葉はない、最高の状態にすることが精いっぱい
こういうのってやはりやめられない
一時やめようかなと思ったりしたりしていたピアピットなぜならお金にもならないし
会社を存続するうえではあまりにも実入りが少ないし時間もかかる。。ということだったが、これせねば誰がするのだ!!となんとお客様から喝を入れられたことがきっかけだ、同業者ではなくユーザー様の叱咤激励により今日まで来ている
誠にうれしい話でもあるし大変な仕事でもある

ダンパー系のオーバーホール

U7象牙漂白中〜〜〜

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なかみももちろん綺麗に直したいが外装のくたびれた感はやはりよくないこれらも含めてOH

ヤマハU7Bピアノオーバーホール市原市H様

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ヤマハU7ピアノ。U7と言っても3種類ぐらいあるのだ色味は同じなのだが年代によって外装パネルのデザイン
鍵盤等の仕様がいろいろと異なる 最終モデルになると袴もないという何ともU7と言うだけで気持ちがないじゃんと思わんばかりのU7
初期型はこれ実にいいのだふるいがつくりは最高

バランスキーピン関係の磨きこみ

ナベサダ〜〜まさに今はまった!

ナベサンが・・・・・・・壁を描くが・・・・・・なにこれ!!

張りこまれる弦はレスロー弦(ドイツ製)だここの効能は大きい
世界的にトップクオリティーの弦メーカーだ

OHの際よく間違える穴あけ作業だ、工場では6,9ミリのチューニングピンに対して6,7で穴をあける、これ学校で教わるのだ
しかし一般的に正確に6,7でドリルで開けることは到底不可能と言うか大きな穴あけ機械が必要なのと
手で穴を開ける場合必ず多少なりともぶれることを読んで6,5で穴あけするのだ
6,7で手で穴あけは6,9ぐらいの穴が開くのだ

ハンマーストップレールの取り付け

消音ユニット、デジタル進化の革命的な次元にはいつも驚かされるのだ
消音ユニットも多種多彩が出てきた・・・・・が。しかしだピアノを弾く人の目的は夜でも快適に弾くことができる、と言う目的が一番の目的なのだ
今やウルトラ多機能を出してもそれを求めるのかと言うとほとんどがそうでない、
実際高い機種を買ったお客様に聞いてみると(ほとんど使わない」が一番多い、生音で弾ければOKなのだが夜はそうはいかないところで
やはり消音してひきたい、と言うのが一番多いのだ 確かにエレクトーンシンセサイザーを利用している人にはアイテムとして面白いのかもしれない、 まず9割の人がこのマジックスターを利用している、極最小限の機能でOKなのわけだ、ピアノ音色は高いモデルと何も変わらない
もっとわかりやすく言うとつかわれないであろう機能を高いモデルから取り外していったモデルがこのモデルとなったと思えばOKなのだ

お見積金額
ピアノ外装塗装直し80000円
ハンマー交換37000円
チューニングピン弦交換(ブッシュ含む)レスロー弦。157000
ブライドルテープ交換18000円
フレンジコード交換20000円
象牙漂白28000円
センターピン交換20000円(バットジャック含む)
鍵盤ホール調整8000円
ダンパーフェルト交換40000円
アクション総合調整22000円
黒檀鍵盤30000円

サイレント取り付け105000円
運送16000円+16000円=32000円
合計597000円(税込)納品時の調整調律含まれます


アクションの整調作業

張りこまれた弦は伸びる何度も調律

象牙接着はがれあり再接着

けん盤下にあるバランスキーピンフロントキーピン関係重要なポイントだ

外装リフレッシュ〜

ハンマーヘッド植え込み作業 このハンマーは特注〜U7と相性ばっちりなのだ

ピアノ張弦 弦交換の効能は実に大きい
まるで違う音量サスティーンが入った感じになる
楽器が小さくなればなるほど弦の交換効能の違いがはっきりする、ギターなど特にそうだ、弦金属劣化にて調弦ができなくなるのがギター関係だ
たしかにギターなどは3か月一度と言うサイクルで交換される
しかしピアノは指で触るところでもないのとギターの弦から比べればとんでもなく太い為に劣化するまで数十年という
サイクルとなる、最高峰の弦を与えることによって
最高の響きは確保されるのだ

それを知らず教科書通りにやるとたちまちゆるくなってしまう、まあサイズアップしたチューニングピンをもう一度7,25ミリを仕入れて張り直すか、ピンブッシュをもう一度抜いて6,5であけるか!まあどちらにしても面倒な作業になること請け合いだ
そうなる前のところは経験しかないところにある。このケースでどうしたらいいのか?と同業からしょっちゅう電話が来る
必ず言うのは向こう40年持たせるのであればやり直ししかないというだけだ

チューニングピンブッシュの打ち込み
ピントルクを保持するところの部品
チューニングピンサイズ6.9ミリから7.10に変更だ
これでシッカリとピントルクが保たれるたぶん40年〜OKだ

新品の弦が張りこまれるU7その振動を抑え込むフェルトも柔らかい物に交換しないと音は止まらないのだ
フェルトも新品に交換

チューニングピン抜き  今度は古いピンブッシュを抜いていきます

アクション組み上げ仕様もかなりいいのだ 今回くたびれてしまっているところも含めてしっかりと直していきたい

ピアノ消音ユニット取り付け作業

各セクション大きさも違うし形も違うダンパーフェルト

全ての弦を緩めたら今度は弦の取り外し

ヤマハU7新品ハンマーヘッド しかし穴の大きさが元のハンマーと違うので
もう一度同じものをこのシャンク用に作り直す、このハンマーヘッドはもう一台のU7に使うことに。

ハンマーヘッドの取り外し

外装劣化したニス系の削除 1枚1枚サンダーで落としていく

段々数が激減しているU7確かに中古で火がついているのは間違いない。いいピアノですからね当然でしょうか

U7,103のみが同じチーク材でできている塗装はオープンポア塗装キジ目を生かした塗装になっている

U7オーバーホール ピアピットではU7のみで数十台今までにOHを施している。直すにあたって意外にやりやすいピアノなのだ
それは軸部分というか本質的なところの部分がどうこうなっているということがきわめて少ない完成度の高いピアノだからだ

ペダル部分の袴と呼ばれるところもこの色はナベサンが嫌いな色だ
ナベサン曰く汚い色らしい  足元なのにもっと気を使うべきだ
とナベサンはいう

ついに4月から消費税8%かあ。 ピアピットも4月から値上げに踏み切らなければならない〜〜
特に石油製品まあ塗料とかアセトン、顔料などはのきなみすでに昨年からねあがっている。特にアセトン系は倍近くの値上がり〜
なんとかその時大量に買い込んだアセトンもだんだん底を突き始めている、まあしょうがないか、みな値上げの連鎖のような感じは
イヤダな〜〜と思いつつも値上げ無いわけにはいかなくなってきている、弱小企業の弱さもありびくびくですよ
5%でいいじゃあないか〜〜景気が良くなればみな使うからバンバン5%払ってもらえばいいのでは?とまるで知識のない自分が言うのも
何なんだけど・・・・・国のお達しには逆らえないので・・・・・・

フレーム〜弦圧の測定 ピアノはOHするとなるとそれまでにやることが多々あるのだ