スタインウエイUP ビンテージ物 フレーム折れ修理 鳥取県K様
研ぎ出し〜〜〜う〜〜んかっこええ
塗りたて触るな埃厳禁
溶接棒はどれでもいいというわけでなくその硬質にあった溶接棒を正確にチョイスしないとすべて水の泡になるらしい
鳥取よりはるばるピアピットに入荷 チビスタです。 しかし残念なことにフレームにひび割れあり
おそらく数十年前のOHで入った感があり、外装も塗り直している 元は黒
ま〜〜〜〜〜長いこと待ったよう〜〜〜〜〜きたきたロゴ
グラスファイバーを巻いて温度をまんべんなく回るように 後はゆっくりと温度を下げる
溶接棒を入れていく溝を作る
フレームひび割れ
これからミネさんところへフレームを運ぶ、ピアピットから5分もかからないところだ
溶接の様子も載せたいですね
ねずみ溶接 ダックタイル溶接 軟膏鋳物 と大まかに3種に分かれるそうで
スタインウエイ系はダックタイルらしいですね
相当うまいことやらないと失敗する溶接方法らしく、ほかでは間違いなく断られるでしょうとのこと。
調律師でも溶接をやっている人がいるまったく無知でやるのでどうすることもできなくなるらしい。
・・・・・確かに鉄のプロが断るくらいの鋳物、知らない調律師が溶接棒持ってやるようなレベルではないらしく溶接の奥深さを語られた、私には難しくわからなかったが、峰さん鉄人と呼ばれるだけあり
工房倉庫にはレトロな車、バイクがたくさんある。機械等は全て本格的な億単位のものばかりだった
スタインウエイフレーム割れの修理です
ピリリと入るフレームひびわれ
フレンンジが鉄でできている これは面白い 取り外すのも楽だねじを緩めればスッと抜けるのがいいし
湿気で膨れることもない、すでにこの時代ありとあらゆるアイディアが盛り込まれている
やっと届いたスタインウエイのロゴ文字 輸入。ちゃんとパテントがあるデカール純正保証
アクションも考えられているところも面白い 日本のメーカーも参考にした
部分もあるだろうね
スタインウエイ棚板〜足部分鍵盤も装着
鳴るピアノですね
向こう50年は大丈夫な弦
ひたすら張る
フレームをピアノ本体へ入れていきます
左がピアノで一番大きいアメリカのフレーム 右がスタインウエイKのフレーム
下塗りサンディングシーラー金属用塗布
フレーム下地処理 しっかりと処理しないと塗装のノリがすこぶる悪くなる
ここからは感の世界 峰さんの世界
ここまでザクリと抉り取る。 ナベサンも興味深々でござる
へい!もすもす〜〜とひっきりなしに電話が絶えない
峰さん
こうすることにより割れがそこの穴で止まる
鋳物はなあ溶接300度とかで溶かすわけだ、そのあと温度が下がると縮んでくる。
その誤差の読みは経験でしかないらしい
色で浸透させると見えないところまでのひび割れが浮かび上がる
鉄クズではないぞ、宝物だ・・・・・峰さんいわく
鉄のわれひびには必需品と言っていいくらいプロアイテム
正確にどこまでひびが入り込んでいるのかを調べる
スプレー缶、
ビビビと入る割れ この割れはとまらない、確実に伸びるらしい
このピアノのオーナー様の近くにサーフィンのスポットが点在する
波は大きくはないが形がよければ最高なので
納品が楽しみなところもある(ナベサン曰く)
チューニングピンを抜き始める、するとさびてるさびてる
芯線も真っ赤にさび付いていますね
ゆっくり作業させていただきます 急ぎは絶対いいことがないのでね
フレームは工業団地なかに鋳鉄スペシャリストみねちゃんに頼むのだ
スタインウエイのロゴ部分だけが元の黒・・・・・・抜いてあるがこれかっこ悪し
トウモロコシシーズン到来
弦枕
ミュージックワイアー番手写真(保存版)
金属の収縮度も見越す技術は私たちではわからない
戻ってきたフレーム
ピアノを寝かして分解していく
この時点ですでに張力は緩められているので後は亀裂に注意しながら外していく
唇がないヨーロッパ昔ピアノの定番
巻けん盤
これぞバランスクロスかまぼこ、鍵盤接地面を極限まで落とし
鍵盤運動をよりスムーズになるような工夫
けん盤もオリジナルを残す くぎ打ち鍵盤巻鍵盤
調律 張り終えたげんはどんどん伸びる、何度も音上げが必要だ
フェルト編み込み
調弦開始スタインウエイK
フレーム番手うち ベアリングの研磨
フレームボルトをもとに位置に戻します
スタインウエイ純正金粉塗装
割れを止めるために割れエンドのところにドリルで穴をあける
溶接棒 相当いいものらしい
正確割れ確認
表面の塗装をはぎ落す
みねさんサニーレストア中
チューニングピン抜き取り作業 慎重に1本1本ぬいていきます
古いピアノを扱うときには国産外国製とも同じ神経を使う
こういうかわいいスタインウエイいいですね〜 もう手に入らないビンテージものだ
棚板〜足全て取り外していく こうなるとスタインウエイ???って感じですね