レスターピアノ 共鳴板割れ修理  静岡県H様

ピアピット2号工房の奥の扉、デンジャラスな扉だ
ドアにどくろのマーク、開けるとその下には浄化槽が口をあけている
昼間は見えるが夜になると全くわからない、いまだに犠牲者は出ていないが、落ちたら情けないの一言だ。この浄化槽はすでに使われていない
雨水がたまり蚊の生息繁殖地と化している。
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50年前半世紀ぶりのOH音だしが楽しみだ

レスターピアノ まずは弾いてみた、ビビビビ〜〜と!!
何じゃろか?と覗き込んでみるとなんと共鳴板が10センチ間隔で割れまくる
雑音のひどさはそのためだ
当然垂直に共鳴板の振動を伝える響棒にも接着はがれが起きていてまるで響かないのだ

片浜海岸にあるTFサーフで作ってもらったボード
明日はサーフィンだ。低気圧が通り過ぎ素晴らしい波が来ているらしい 茨城鹿島灘周辺で入ります

とりあえずパネルをつけてみました

ちょうえもん君 お父さんはアンティックピアノ収集家でもあり技術者でもあり会社の会長さん
その息子、まあ言い換えればぼんぼんで育ってきたため社会の厳しさを知らない
ナベサンは小さい時から知っている、気取らないいいやつなんだけど社会性を持たせるために
ずっとピアピットで修業中、 音大サックス科を卒業〜ライブのバックバンドブラスで全国~海外を回ってきた
来月は矢沢(えいちゃん)のバックブラスで参加。それでも飯は食えない、好きなことやっるのもいいが
足元を固めなさい(お母様)とてもいいやつなのでナベサンが面倒見てる。
若いうちはなんでもやっておいたほうがええで。

ピアピットですでに毎日弦張りに没頭する渡辺君
ナベサンも渡辺 義春氏も渡辺 調律師の渡辺もいる
ピアピットは渡辺が多い、これがみんな親戚でもないので混同する

弦メーカー世界最高峰レスロー(ドイツ製)

チューニングピン

穴をティーパーに掘りこんだら今度は埋め木用のスプルスをティーパーにかんなで削り込む
この時本体穴より少し大きめの埋め木を作るここがポイントなのだ  今度はその埋め木をハンマーでたたいてつぶしていく
穴に合わせながらつぶす、  ボンドの湿り気によりたたかれたところが膨らんで密着圧着するように埋め木を作る

ここで割れの長さに合わせて埋め木スプルスをカット

傷口を開く作業、埋め木が入るために傷口割れ口をティーパーに削り込んでいく

ナベサンが外層を磨いてみた おお艶が出るし

すくれーぱーを差し込むとすぅ〜っと入る

弦〜ほとんどさび付いている状況 音色的にも針金のようにか細い

アクション整調作業 

レスターピアノ新品弦が伸びる 何度も調律が繰り返される
一般的に1年~2年で安定する

前パネルにゴツンとうち傷
目立たなくなるようにペイント、これを直すには全面塗装となるので
なんとか目立ちにくく

パネル奥丸、木目に沿って割れている 磨きのナベサンから言われていたところ修理

滝出現〜〜ななんかピアノ屋らしくないし
まあ暑さのせいかも

あまりの暑さにナベサン工房外に水を描く
これがまた意味わがんね。

ペダル窓クロスも新品に張り替えられました

夜の方が仕事がはかどるし涼しい

弦が張り終えたので棚板~足の装着

バス弦の張り込み開始

新しいピンブッシュ打ち込みそして穴あけ 

弦張り込み開始
弦はレスロー弦を使用

一度すべてのボルトを締め上げそして測定
変更基準を記載して
もう一度すべてのフレームボルトのねじを緩めて
調整、弦圧を出してまたすべてのボルトを締め上げる
という作業が続きます

フレームがはいったら弦圧の調整

あくしょん分解修理

ピアピットで塗装を頼んでいる会社に出来具合を見に行くために忙しい
黒いピアノがブリリアントホワイトに変身なんと4台も、ナベサン曰く白いのも最近ではええら〜〜

アクションボルトの磨きあげ

ナベサン月3回は静波浜松〜静波浜松と何度も往復 今週末も同じだ、

渇いてきたら余分な部分を削り込み

最近ピアノ修理のし過ぎで腱鞘炎の手術をしたトヤサン
今リハビリ中

何とかつなげ合わせた共鳴板、少し痛々しいが
しょうがないのよ〜〜ん  心臓手術は見落とすことのないように慎重に

接着用ボンドはたっぷり使うのがコツ、

ふいに来たトヤサン、職人の血が騒ぐ作業で参加〜〜

しかし割れとるのう、廊下を直しているみたいじゃの

その判断はベテランでしかわからない、感の世界なのだ
もともとこの共鳴板は弓なりにそらされおさめられているのだ
割れたところは密着sしなければ何の意味もない物に終わってしまう
正確な埋め木は元の共鳴板をきれいに鳴らす

そして響棒の修理が終わったらぴあの本体を寝かします

寝かして初めて解る親板(ピアの側面の板)のはがれ  これが剥がれるとこれ危ない!!ピアノがたっていられなくなるのだ
地震が来て衝撃ではがれるとピアノは前に倒れる、補強接着しなければ危険だ  隙間が・・・・・・・

ペダル部完成

変色したペダル

底板ときれいにクリーニング塗装してペダル部分から

共鳴板が現れました
床が割れたようになっています

やっフレームが下せました

ペダル分解修理

遂に蚊の季節に

ねこいりましぇんか

フレームボルトを緩めていきます

230本の弦を取り外していきます

バスげん弦取り外し

チューニングピン抜き

弦張力が緩んだところで今度は弦ピンの取り外し

弦の張力をゆっくり弱めていきます
共鳴板がかなり割れてしまっているので注意深く作業

、さび付いているが何とかビスは回る。底板をまず取り外す

さあ本体分解作業〜〜棚板〜足〜底板まで外す

鍵盤修理中

けん盤加工作業

ブッシングクロスは
レンナー製が一番
カシミヤレンナーを使います
国産のものより毛羽立ちが少なく
使いやすい

1本1本ブッシングを交換していきます

鍵盤ブッシング 使う方は5年に一度くらい取り替えますね
普通に弾いていたら20年ぐらい持ちます

何やらギターの改造が始まる
ポッド〜マイクまでカスタムするらしいが・・・・

鍵盤ブッシングクロスの交換
この交換によりスムーズな鍵盤運動と鍵盤の挙動を制御

子猫が生まれた。誰かいりましぇんか

鍵盤1枚亀裂あり これは張り替えなくてはいけません
確か余っていた鍵盤等あるんでそれで貼ります

けん盤バフがけ作業

鍵盤相当な傷多し

鍵盤 これが相当がたがたでブッシングの張り替えは必要ですね 
けん盤の動きはとても大切なところだ 弾きこめば当然鍵盤裏側にあるブッシングクロスは減ってくる
減りすぎたら張り替えるようにできているのだ。鍵盤の挙動を制御する部品だ

ピアノ下前パネルのクリーニング

艶もそぼろな下前パネル

けん盤蓋奥丸クリーニング

けん盤蓋一番傷がついているところ
ぷつぷつとうち傷までは取れないがきれいにひかる

おっし!!レスターの文字もひかる

何とか艶を再生 ナベサン7時から磨いていたそうだ  

外装のクリーニングを開始していきます  さてさてきれいになるか うち傷はすごいついている

レスターピアノ

風が抜ける共鳴板〜〜

このピアノ元は黒 ふる〜いディアパソンピアノ
スノーホワイトに塗装、なかなかかっこいいのだ

割れに沿ってじっくりと掘り下げていく

さあナベサンの登場 共鳴板の割れ修理開始

その前に響棒のはがれを修理〜〜

調弦時切れたワイアーが目に当たり失明したケースも多々ある
ので実に注意を払いたい、身の安全を確保する、

共鳴板まで辿つくのに大変な作業になる
フレームまでおろす作業になる
のでこれまたたいへんなのだ

弦ワイアーは時には凶器にもなる、外すときにけがをするケースが多い

ここ、おかしいんじゃないの
感電するぜ・・・・・・しびれるギター

レスターの外装曇ってしまってます どこまで艶が復活するかナベサンにかかってます

じっと外装を見るナベサン

けん盤蓋パネルをつなぐヒンジ等を取り外します

共鳴板が割れる・・・・環境の変化、または床暖房、衝撃 等いろいろ原因はあれど一番多いのは環境の変化による割れが
修理として一番多い、次は今はやりの床暖これは人間にはうれしい暖かさなのだが楽器はたまらん、
木材はカラカラになる、ということは木は痩せる〜ビスはゆるゆるになる、木が痩せれば割れが入る・・・という割れへのスパイラル
となってしまう。湿度よりもカラカラが一番きついのだ。実はナベサンのギターも共鳴板が割れているここ2年で割れた
いつか直さないと音程が安定しなくなるので、いつか直そうと2年たつ、

向こうが見える共鳴板

ピアノを弾いても寸断されているために
ひびかない

傷も何とか隠せるように努力したい

隙間が・・・・

割れていない通常な状態の共鳴板

響棒はがれ

チューニングピンに2か所?パンチングが差し込まれているということは
もしかしたらピン板に亀裂が入っている可能性高い

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恐ろしく割れる裏側共鳴板

こういう彫り物も作る、気が向くと作る

くっきりと線がわかるほど開いている

隣にあるのが割れていない共鳴板

ハンマー整形 ブライドル等の交換

ハンマー関係整形で使えるようになるかな、

外装は年数相応という感じだ

足の裏側にビス
このビスは棚板をつなぐビス

足はキャスター穴の奥にボルトがありそれを回さないと脚が取れない