ディアパソン132 2本ペダル 姫路市N様 ピアノオーバーホール
お見積金額
弦ピン交換(レスロー)
ピンブッシュ交換155000円
外装親板はがれ修理接着28000円
側面塗装20000円
鍵盤蓋塗装20000円
アクション総交換122000円
象牙漂白30000円
ペダル修理12000円
磨き30000円
フェルトクロス交換3000円
アクション総合調整22000円
調律20000円
運送33000×2
528000円
以上税込納品時の調律調整含まれます
塗装準備 まるで塗膜劣化により艶すらよみがえらない
この面左側は日に当たっていたかもしれない
外装パネルはやはり年数の経過もあり細かいひび割れクラッキングが発生しているが
一般的にはアンティック感がありこれはこれでまたいいのだ
最近レリック仕様にしてくれと言うお客様がすこぶる多い
ピカピカではイヤダという事らしくわざわざクラッキングを入れてくれと頼まれるケースが
最近多い 値段は通常の塗装の倍はするので覚悟しなければならない
あえて傷を付けていく作業、そしてピカピカの半ピカにするなど
ボロくするのにきれいにする金額の倍かかる・・・・・実に不思議な昨今でもある
アクション各部位置を確認しながら作業はユルリとすすんでいく
全てのアクションを取り換える 部品は最高の物が与えられる
崩壊寸前の132天屋根等はすでに膠切れを起こし完全に取れてしまいました
親板側面もはがれかかっています、キャスターも折れかけています
中身アクションは動きません ・・・・・・・・じっくりと再生に向けてあちこちチェック
50年前の塗装に磨きをかける
ある程度の塗装の劣化は味とみたほうがいい
でも艶は何とかほしいところである
立っていられない状態なので早々に寝かし分解作業準備
ディアパソン132向かって左側側面
なんか左側が色やけと塗装膜劣化がえらく進んでいるのだ
磨いても艶が出ないのでこの面 塗膜劣化もひどいので塗装になります
内部はカビが発生
じっくりと作業すすむ132 これも大切なので急ぎ作業はいけない
じっくりとチェックを繰り返しながら分解準備 ピアノを寝かし底板分解
折れかかっているピアノのキャスター 怖すぎです
はがれかかっているところはもう一度はずして接着しなおす必要がありますね
そうじゃないと怖すぎ
あちこちのビスがさび付いて回らないんです
取り外すほうがくみ上げるより時間はかかります
じっくりとじっくりと分解修理していきます
なべさんは姫路によく行くが行くと必ず寄るところがあるらしい
雪彦温泉セッピコ温泉と言うらしく
素朴な立ち寄り湯でとても気に入っている・
地元の人しか知らない温泉かも
キャスターのビスが回らない
取り外した底板ペダル部分
キャスターの穴
弦の張力をゆっくり緩めていきます
ある程度緩んだら弦をカット取り外してチューニングピンを抜いていきます
エアドリルでゆっくりと抜いていきます
ピアノフレームを下ろすと共鳴板がむき出しになる
ピン板もむき出しになる
ここを見るためにはフレームを、降ろすしか手は無い
細かいところもチェックできるので直すほうとしても安心だ
調律師の業界でもいよいよ来年から国家資格導入ということに
今まで日本調律師協会という団体があり試験を受け入会するというほうしきにて数十年、その調律師協会の働きかけにより
やっと国家資格制度にまでこぎつけた、今までだれでも今日から私は調律師で通っていた、大変な勉強をし見事調律師協会の
資格をとっても一般的なところで認知度は低く、お客様が判断するところにまでいたらなかった。
いかがわしい調律師も、怪しい調律師も、調律師協会の調律師も同じ土壌にいたわけだ
ところが今度は実に大きく変化していくだろう、まあいうなれば調律師の仕分けと言う段階にきたわけだ
しっかりと線引きが出来る、当然調律師というなれば国家資格あるべきと言うことになる
地道に努力している人間にとっては諸手を上げて賛成だ
それとホール関係などは当然国家資格保持者以外は触らせないということにもなるし、学校関係も同じようになる
一生懸命勉強して日本ピアノ調律師協会の資格を取得しまいにちがんばっている調律師にとってはとてもうれしい
ユーザーもレベルの高い技術を得られると言うわけだ
今度こそユーザーにもこういう制度があることを強く伝えたい
塗装仕上ったフレームを本体に乗せます
写真は下と前後しますが、弦圧が少なくマイナスのところもあり弦圧調整してからフレーを入れています
きれいに仕上がった
フレームを本体に収めます
フレームベアリングも新品同様になりました
フレーム表面の塗装のひび割れが多く
表面の加工と下地の調整からフレーム塗装までしっかりと直したいと思いますね
ディアパソンフレーム塗装
弦圧調整
フレーム下位置にある枕を削ります
ペダル分解修理
新品のピンブッシュ打ち込み
穴あけ〜〜から張弦
弦はアノ名門レスロー弦を使います
アクションアッセンブリの交換
さすがにアクション部品も寿命がきています
新品のウイッペン右、
バット部分
天屋根がはがれてしまっている
接着剤がついていたところをきれいに落とし接着準備
天屋根がはがれるということはピアノの一生のうちそうはない
親板のはがれも同じだ
アクション修理 シャンク選定
ハンマー植え込みの準備だ
シャンクローラーにかけるするとかけたところだけが網目のようになる、そこにボンドが乗る
先端がやや削り込まれているのはボンドの密着をさらに高める用の溝というかボンドが流れ込むところだ
シャンクヘッドの加工
これらのハンマーシャンク加工をしっかりやっておかないと後々ハンマー接着はがれに通じてしまうのだ
ハンマーヘッドにシャンクを植え込む