ヤマハC7グランドピアノオーバーホール 杉並区I様
ヤマハC7入荷しましたホコリに覆われてしまっている状態です
製造番号は420万台
程度はあまりよくありませんが
しっかり細部まで見ておきたいところです
ゆっくり弦の張力を緩めていきます
猫のおしっこでやられてしまっている箇所あり
ダンパーレバーのスクリューを緩めていきます
低音部猫のおしっこしたまでたれる
弦取り外し準備作業
とりはずしたC7のバス弦
修理に戻る
チューニングピンをある程度緩めたら今度は一気に抜いていきます
ピアピットの西の空の夕焼け
おーいみんなてつだってくれ〜〜〜
ヤマハC7の鉄骨フレーム、2タイプ3タイプとは違い想像以上の重さになる
数十年ぶりに鉄骨が上げられるC7
フレームの洗浄
油分スラッジ汚れをすべて取り去ります
汚れを落としたら水洗い
そのままにするとさび付くのでエアブローの強烈なやつで水分等を吹き飛ばします
フレーム塗装
ベーゼンドルファーのような色にカスタマイズ
一気に重みと高級感が増す
フレームC1でも2でも3でも共通の金
これはイケテナイ色が安っぽい
カスタムならではの色を作り
フレーム色として塗装
ピン板関係はまさに世界のヤマハ相当きれいなつくり込みがされているのと
ピン板の部材はいいものを使っている
真上からのショットフレームはかっこいい
アグラフの磨きこみアグラフは弦が張り込まれている状態では磨くことが出来ない
こういうときこそ磨いてすべりをよくする
ベアリング系の磨き削り込み
弦枕も新品に交換されます
ピンブッシュの深さをはかり
ます
穴あけ作業
弦枕のサンディングフェルトの厚さを調節
微妙なところなのだがテンションにかかってくる問題で当然音伸びにも影響する
張弦開始 弦はドイツ製のレスローを使います
音色響きは世界中のミュージシャンから絶賛、いわゆるお墨付きの弦
チューニングピンはビーネ
C7クラスとなるとフレームバランスも美しく
絶品の光景です
バス弦張り込み作業
現在ハンマーとシャンク鍵盤
特注マチでございます
ダンパーフェルトをすべて取り外します
出来上がってきた鍵盤浜松から到着
鍵盤バランスキーピンとフロントキーピンの磨き
ここは鍵盤運動するに当たり相当に重要なところだ、摩擦抵抗を少しでも落とせば鍵盤はすばやく正確に運動する、キレイでぴかぴかがベストなのだが、しょっちゅう磨き続けるわけには行かないところだ、一度磨き倒せば15年いけます
C7ペダル分解作業
ペダル窓クロス等もすべて新品に張り替えられた
キーピン磨きこみ終了
ハンマーヘッド加工作業
側面のテールをこのように加工します
膠湯銭でときます〜〜
テール側面をややティーパーに削ります
鍵盤出来上がり
シャンク取付とハンマーヘッド植え込み
あまったシャンク後部きりおとし
30年前のヤマハSG1000
サスティーンを作り出すためにボディーは
相当分厚いギター
今は廃盤ですが
C7の修理に当たるトヤサン
ヤマハの工場で働き銀座店の調律師で長年
勤務、今は悠々自適の毎日を過ごす人
ダンパーフェルトはあらかじめカットしておきます
GPのダンパーフェルトは弦に合わせながら
接着していきます
iイタイ2号工房の入り口
先日は遠路はるばるお越しくださいましてありがとうございます
ご機嫌なC7でお届けいたしますので今しばらくお待ちくださいませ
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キャスター、磨き