アポロピアノオーバーホール 朝霞市S様

お見積金額
弦ピンブッシュ交換レスロー弦 170000円
共鳴板割れ修理17000円
ハンマー交換36000円
ダンパーフェルト交換28000円
外装クリーニング35000円
ブライドルテープ交換18000円
ハンマースティック修理15000円
ジャック〜ウィッペン修理20000円
アクション総合調整22000円
調律5回あげ下律15000円
運送16000円+16000円=32000円
税込納品時の調整調律含まれます
合計408000円

ペダル窓クロスも張り替えて底板組み上げて底板部分を完成させます

ペダル磨きぴかぴかになるアポロペダル

変色してしまったヒンジから傷に覆われてしまっている外装

錆びついたヒンジビス
これらもすべて新品に交換されます

ピンブッシュ穴あけとヒッチピンフェルト弦枕等の新品交換

アポロ350モデル結構古い機種だ
現時点で見た目は何ともないように見えるがピン板の状態〜共鳴板の割れの心配があるところだ
チューニングピンがゆるい・・・これは調律が保持できない状態にある原因は共鳴板の割れまたはピンホールぴん板
のわれゆるみが原因
アクション整調が始まるまさにここからが調律師としての神髄を問われるところだ
とても時間もかかるところだが最高のレスポンスを求めての世界
地味すぎて写真でどう伝えればいいかわからない、0,02ミリの薄い紙(パンチング)を出したり入れたりして補正していく、ピアノ鍵盤上面ナラシ深さ調整だ
ピアノの命と呼ばれるアフタータッチはすべてここから始まる
ピアノは整調しなくても音は出るため他悪い業者はここを端折る、外装だけ磨き上げて出荷
というパターンが多い、それは調律師を抱えている運送屋さんと調律師との間に隔たりがある
整調作業が始まると時間も大いにかかるためすぐにでも出荷したい業者はその時間をロスと感じ
ドンドン出荷してしまう、そのあとを追っかけて調律師が調律のみを執り行う
したがってきれいにクリーニングした外装に気を取られ調律はできているためそこには整調は?
というユーザーはいないのだ、というよりわからないグレーなところなのかもしれない、

クリーニング以上に大切なところだということを理解しておいてほしい
運動機能を正確に位置付ける指先に感じる反応性を高めることにより整調の出来上がったピアノは
確実に答えてくれるわけだ。

コンサートチューナーが一番時間をかけるところも整調作業だ弾手の表現力を最大限に
ピアノにレスポンスを与えなくてはならないということが求められるところだ

新品のアポロ350モデル レスロー弦の効能は最高だ
現在レスロー^以上のクオリティーの高い弦は世界中探してもない

本日よりナベサン実家に立ち寄るため戻る。親戚の見舞いに行かねばならん
地滑りはおっそろしい〜〜〜〜〜

さあフレームを元に戻すぞ〜〜〜〜〜せ〜〜の

弦圧を出す作業 フレーム下にある枕木の削り込みでフレームを下に動かすことにより駒が浮き上がるそこに弦が乗れば圧が出る

共鳴板修理

ピアノフレーム

突板のはがれもしっかり治す

整音作業

何度も下律

鍵盤からアフタタッチの基準を作り出す
とても重要なところだ

ダンパーロッドの磨き作業

にいちゃんたちがご来店 350のオーナー様兄弟
はてさて最終的にはどちらの物になるのか
最後まで続いたほうに軍配は上がるのだ

ちょっとした傷だが目立つために
あちこちで必ず聞かれるのだ  4歳初夏のことです

フレンジの補正 

ブロックが決まったらダンパーヘッドの取り付けだ

ダンパーブロック取り付け準備

ヒンジ磨きそのあとウレタン塗装が施されます

おやじバンド楽譜は拡大コピーが全員必要

写真は前後してしまったが鍵盤入れる前のバランスフロントキーピンの磨き作業

鍵盤バフがけ作業 けん盤表面につく爪傷等汚れも含めてきれいにする
バフでしか落とせない傷、 アクリルについた傷は手でこすったくらいでは落とせない

チューニングピン打ち込み定位置に揃える作業

底板部分が割れていたためにしっかりと再接着

アポロ外装磨き作業

アポロ350モデル これ意外とナベサン的には好きなピアノらしくピアピットにも黒い350が2台
昨日もくろい350を仕入れてきた売り物ですが

張弦開始 新品のチューニングピンサイズアップ 弦はレスロー(ドイツ製)最高級弦

なんとこの時ナベサンの実家(浜松)から電話が入り親戚の茶畑が崩れ落ちた!!と
TVでやっとるから見ろ!・・・・なんとなんと地滑りですべてが崩れ落ちてしまった
下のうちは妹の知り合いの家でもありびっくり、まさかあんなニュースになっているとは
土砂崩れのため川がせき止められて土石流の恐れが心配だ
えらいこっちゃ〜〜〜

チューニングピンブッシュの打ち込み

位置関係のチェック

駒割れも発見〜〜〜〜

ちょいと直すというわけにはいかない部分になる。弦をはずしてフレーム等をすべておろして初めてぴん板共鳴板のチェックができるのだ。そこまでたどり着くためにはパネルを分解するところから始まる

今日調律に行ったお客様のお子様に質問された
「おじさん、川の水は昔からあちこちで世界中にある川の水が海に流れ込んでいるのにしょっぱさはなぜ変わらないの?」
と質問されて困った・・・・・・・・・学のない私が言い放った答えは「大昔よりしょっぱくなくなってる・・・・・」言った自分のあほさ加減に
自分で言ってあきれた、子供は「そうかもね、そうだよきっと」と言って部屋に戻ったがなんと罪な答えを出したのか!と帰ってから悩んだ挙句 みんな聞いた、ナベサン「あと10年もすれば海で錦鯉が釣れるぞ間違いない」とナベサンに聞いたことがまずかった
義春氏「薄まれば水の心配はない」 稲葉君「そんなことになれば海の生き物は全滅じゃあないですか〜〜クジラもイカもタコも
全部淡水魚!??」 ・・・・・・などとみんな勝手に言うやつらでして・・・・・・・答えが出ていない27日現在

けん盤もしっかりクリーニングしたい 

鍵盤側面についた指垢等もサンディング

フレーム鉄骨を下すとピン板がむき出しになる割れはなさそうだ
やはりピンの緩み、割れているとさらに面倒なことになる

弦圧のチェック 中音部マイナス
低音部マイナス マイナスということは鳴らないということなのだ

230本の弦をとりはずすのは容易なことではないのだ 時間もかかるし何よりも途中で弦が切れたりすると目が危ない
12トンもの張力がかかるピアノ 

人海戦術

チューニングピン弦は捨ててしまいます

足キャスターを取り外して棚板取り外し準備

割れているようには感じない、全体的に緩いのだ

弦をゆっくり張力を落としていく
この時一気に落とすのは禁物だ

ピアノをねかして底板等の取り外し準備

外装等に割れもあるがそれより先に車で言えばエンジン部分つまり心臓部からの点検修理が優先なのだ

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キイチゴが満開になり実も付け始めた いよいよ初夏の始まりか

ヒンジ取り外し