ヤマハW106 外装塗装割れ修理 中野区S様
今回外装の割れ。と中身の見直しで入荷しました
塗装膜の割れを細かくチェック
正確に割れているのを表すためにマーキング
最近多い環境の一変でのひび割れ
住宅事情は快適性の大幅なUPにより湿度も寄らず、夏は涼しく、冬は暖かい
昔のように風が隙間を通してぴゅーぴゅー入り込むという家はまずなくなった
壁紙〜建て付けに関してまで環境に優しい居住空間まで人間の思うように
工夫されている、しかし、クラッシックな楽器、ピアノには特に床暖房は天敵だ
常にあぶられている状態に陥る、アクションはガタガタ、外装はびりびりという
症状があちこちで見られてくるようになった。
ピアノは湿気が必要だ、一般的には湿気が一番大敵とされるが
新しい住宅事情では逆の現象が起きる
しかしユーザーは全くわからない、というより湿気がなくなればピアノにもいい
と思い込むだろう、楽器は全て暴れない木材を選定して作られているが、環境の変化には
かなり弱い、特にピアノは繊細な楽器なため、動かしただけで調律が必要となる
ピアピットも毎年うなぎのぼりに外装の割れ修理は入ってくる。
今回も同様だ、特に厚塗りされているピアノはゆか暖房の上に置くとまず割れている
一瞬見落としそうなひびが徐々に多く入ってくる。
向かって左側面のひび
鍵盤蓋のひび
右側親板のひび
ペダル窓周辺のひび
3日4日状況を見たいとフクチャン
妻土台
外装もそうだが中身もチェックしなくてはならない、
椅子部分は足2本が剥がれています
1本は完全にハガレ、もう一本は亀裂
クランプで固定接着
下塗り始まる椅子足4本と割れが入っている猫足(本体)
妻土台部分の補修
割れ固定のためにクランプであっちゃく
その間に蝶番ヒンジ磨きそして再塗装
しみが深く付いているペダル部分
ユックリと丁寧な作業が進んでいる
外ばかり綺麗ではダメ、中身も綺麗に
見えないところほど燃える
シフトがあたる部分も新しいクッションクロスでふみごこちよし
椅子の足〜〜〜なんと全部4本塗装
そのほうが見栄えもいいのだ、
側面のひび割れを全て研ぎ落とし
下地を綺麗に整えます
下塗り作業、木の目生地を綺麗に整えたあとプライマーでさらに
クリアーが定着しやすいよう均等に吹き付けていく
下塗り開始
ハンマー整形
aアクションフレンジコードは既に交換されているのでハンマーの整形作業
時間をかけて硬化するクリアー、作業性は悪いんですがとても綺麗に仕上がるのだ
上にバンバン貼られているのが修理
~オーバーホールの依頼だ
毎日恐ろしいほどの問い合わせが来るが
重症系から優先となる
ギブソンの弦張り、
右足妻土台修理あとのやり直し。
このように完璧に仕上てくれるのだ、一切見分けは付かない
足あわせ部分からの割れ
横のウメキ用の丸い木を埋め込む
うっすら埋め込んだあとが解りますか、接着圧着では確実に弱くなるために
穴を開けなおしこの丸い木を埋め込みます
耐水ペーパーで研磨後にバフにて艶を出し始める
新品時にとおなじ状態に戻る
弦〜ピンのクリーニング
サビも綺麗に取れすっきり
細かい所はひたすら手磨きの世界
ショッカーがウルトラマンを捕まえた
怪しさ120%のピアピットの玄関、内部に入るとさらに怪しい、ナベサンいわく秘密基地らしい
もう片方の親いた部分の修理だ
ショッカーの基地
表面全て木部までそぎ落とします
ふくちゃん、また自転車を買う!
23万円なり、ありえね〜〜〜、エンジンも付いてない自転車だよ自転車!
ちなみにナベサンの自転車23000円10倍の金額だ、ありえんぞー
フクチャン、ピアピットNO1長者だ、
NO2はコメサン、NO3はイイモトさん
そしてNO6で猫のチョコ(柔らかい金のスプーンとか言うエサを食べてる)
NO7が社長とは名ばかりのナベサン
冷蔵庫の梅干をチューチューすっている毎日だ、飯本さんに2000円借りてるがいまだに返せない
ナベサンはお金がない分実に手先は器用だ
ピアピットもなべさんがぜーんぶ手造りだ、
オリジナルの色が再現されました
かなり終盤になってきました
もう一度整調と音色!!!あのカンカンした音はいけてないので丸みを帯びた音に変更、
整調が終わり調律、音色はやや丸めにソフトな音が加わり最高です
おおお〜〜できたよおおーーーー