ヤマハU2  オーバーホール   市川市真間O様
ピアノ足妻土台部分
剥がれてきています
ヤマハU2です
オーバーホールで入荷
外装の傷も凄く。その前にカビに覆われています
外装の写真撮る前にパネルばらされていたので
また後ほど紹介します
ピントルクを調べながらチューニングピンを抜いていきます
変色したバランスキーピン
弦はレスロー(ドイツ製)を使います
こういう古いピアノも新品同様に生まれ変わる様を
ご覧下さいませ
弦を外したあとフレーム鉄骨もおろします
さび付いて緑青が出ています
こういうビスを外すのも一苦労
ピアノフレーム下部分のビスこのように深くビスボルトが刺さっています
ピアノ本体バラシ
底板のビスもさび付き途中で折れそうです
鍵盤が乗っていた棚板もピアノ本体から外していきます
フレームがおろされたピアノ響板をむき出しにします
細かい響板チェック、ニスは既に変色しべとべとになっていて良い状態ではありません
まだ続く
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ヤマハU2フレーム塗装
ペダル分解
ピアノ響板ニスッをキレイに落とします
ペダルも外し分解修理いたします
ピアノのフレームブッシュも新品に交換されます
塗装されたフレームをU2に乗せていきます
新品に生まれ変わったヤマハU2B
40年以上前のピアノとは思えない仕上がりです
弦はドイツのレスロー弦とデーゲンのコンビネーション
フレームを入れますそのあと弦圧調整
U2Bの巻き線張り
40年以上経ったヤマハも新品弦が与えられると
もう一度新品
取外した足を付けていきます
磨きこまれた本体
新品のレスロー弦(ドイツ製)とメッキピンが張られたヤマハU2B
鍵盤木口落とし
バランスキーピンとフロントキーピンの磨き
ピアノ本体に棚板を装着
1本1本手磨きの結晶
ヤマハU2弦割り作業
どんなに古くても直せば新品同様
自分が使っていたピアノだけに
出来上がったときの変わりようは
凄く実感できるはず、
そのところに直す醍醐味が詰まっている
ダンパーの取り外し作業
1個1個のダンパーを裁断して取り付けに備えます
各セクション分けたダンパー

接着していきます
ピアノは88キーですが
その低音から高音までを止めるダンパー形状はセクションによって異なります
低音1本張りは打弦時の弦の振動が大きく
これらをとめるためには掴むようなフェルトで
多々幅広でがっつり掴まないととまりません
また、高音部では柔らかいフェルトがフッと抑えると言う実に細かく割り振られている所に
ピアノの精密な部分をうかがうことが出来ます
積極的に快適を取り入れることによりより
レスポンス〜耐久性が一気に上がります、手を掛ければさらに愛着度は上がります
ダンパーアッセブリーの取り付け
ハンマーも取り付きました
エキスパートが手を組んで行うピアノのレストア作業はまさに神業の領域

オリジナル状態に完璧に戻すというユーザー様の意向とさらにレスポンスの向上の意図を盛り込んだトヤサンの
技術は周りの若い技術者にも相当な勉強にもなるでしょう
見て、聞いて、やってみる、そして必ず失敗してみる、これが確たる技術を身につける極意だ
オーバーホールする前のピアノを必ず触る、というのが大変必要ですね
感触感覚は一瞬にしてそのピアノの特性を知ることが出来ます
よく「使っていけばそのうちタッチは軽くなる」というピアノはほとんど無いに近い
よほど鍵盤〜フレンジが動きが悪いのを弾いて動かせ、といわれているようなもの
そういうピアノは最初から手を掛けていないので、弾いたところでよくなるはずもないんです
必ず手を掛けていかない限りよくはなりません、ちょっといじるにしても、ヒトヒネリが必要になります。

デモこんなことはヤル気なピアピツトプライベーターにとってはたわいもないことです
普通よりひとてま多く掛かってしまうこともあるけどそれだけ納得のいくように
ピアノが仕上がった時の達成感は格別なものがあります

ピアピットもなんでもスグ解るということではありません
悩んだり、失敗したりしてます。ものすごい数そういう経験をしています。
またこういうところにはマニアと呼ばれるくらいな人間が;;類は友を呼ぶ::ということばどおり
いろんな情報を入れながら確かめ、何度もチェックして仕上ていきます
そうしてオーバーホールを楽しんでいます
ヤマハU2のブライドルテープの交換、
今現在は赤いチップのところがボロボロ、ついでにぜ〜ンぶ交換します
そのうち切れるなら今交換しておけば安心して使うことが出来ます
一度はダンパーフェルトを交換したもののわずかの音の止まり方が気に入らない
もう一度部品を全部低音部だけ取り外し、新品のアッセンブリを取り付けた
部品は色々凡用でパーツが沢山あるのでこれらも安心して取り付けることが出来る
椅子再塗装完了
新品当時に戻っているヤマハU2
11月12,13,14、とピアピットお休みになります
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