スタインウエイディプロデューシングピアノ タイプA     ふいごはそんもろもろ〜〜クリーニング〜パイプホース割れ
人間で言えば肺の部分破けていれば音が出ません
心臓のような形をしてる
こちらは血管のようなもの
チューブ1個に亀裂があればそこから空気は抜け
音は出ません
状態の悪い所をくまなくチェックしはずし 分解しまくる
この袋も針の穴ほどの破れを見つける
クリーニングやめ!オーバーホールに切り替え〜
純正のスタインウエイの部品発注〜値段一気に跳ね上がる〜〜〜〜〜
スタインウエイA、このタイプではあルが既に昔一度オーバーホールを施してあるために
チューニングピンサイズでイキズマリそのイチ、7.35のチューニングピンが打ち込まれており
只今特注で作るか、もしくはピンホールの修理で行くのか迷っている
弦はメイプルを使おうか、レスローにしようか思案中
そもそも1924年製規格純正のAの巻き線を取り寄せてもこのディユアートのピアノは寸法が
3種類ぐらいあるのでやはり現物を送って作ってもらうしかないということ
ハンマーもAのハンマーを取り寄せ穴あけはこちらで行わないと合わない
全て現物あわせの世界にあるのもこの時代のものだからこそです

時間とヒマもあるのでトコトン手を加えることが出来るのもオモシロいのだ

ラチェットの頭を持っていった人早く返してください。
内側化粧板を傷をつけないように慎重に
先ずは響板割れ修理からですよん
ほとんど心肺停止状態
おおっみえねえーし
ここからがいやな作業なのよ
古い響板ニスを落としていきます、終わる頃には吐き気と頭痛を伴います
ナベサンがこれを始めるとピアピットの人たちは近づかない
響板の塗り替え作業
丁寧に何度も目地を見ながら研磨するのだ
スタインウエイだろうがヤマハだろうがなんも変わることない
同じ作業、
スタインウエイというとバカ高になるのもちとおかしい話
ヤマハもカワイもまったく同じ作業手順を踏むわけなんだけどな
これくらいで鼻の穴真っ黒でくしゃみが止まらんので
今日はやめ!
スタインウエイフレーム塗装準備
フレームに書き込まれた文字デカール等全て消えてしまうので
フレームを塗る前は全て書き込みチェック
特に、弦の太さを示す、番手がフレームに刻印されているので、必ず書き留めておく必要がある
スタインウエイの金粉(純正)
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スタインウエイのフレームのデコレ
さすがナベサン絵が美味いだけある
スタインウエイ外装はがし
一番嫌な仕事です
マスクしてても全身ほこりだらけになります
外装がひび割れを起こしているために
部分部分の補修
、いたるところがひび割れ
腕木部分はツキイタ交換
この当時のスタインウエイは16層の木材で腕木が作られています
丈夫なわけだ
ツキイタ用のアテギを製作、これがないと腕木の修理が出来ない
このピアノが終わればお役目ごめん〜〜他のピアノには使えない
スタインウエイ響板塗装
スタインウエイ響板用デカール
特大だ。値段も特大だ、
クランプにてかっちり固定
爺さんは今日は世田谷でストリートオルガン回しだ
謎のオランダ人と一緒だ。回しすぎると心臓が止まるぞ〜
スタインウエイ化粧板ハガレ修理
この年代のものはどれもあちこちハガレているもの、化粧板が浮いているもの
凄く多い。
スタインウエイ響板デカール貼り。みよこのデカさ、う〜ん派手すぎる。
このデカールこれまた1枚でウン万もする、失敗は許されない
オーライ、オーライ〜〜〜〜下げて下げて!!
ちょっとあげて=====気持ち下げて、そのままそのままじんわり
下げて
じっちゃんはいった〜〜〜よ
今度はこういうところのツキイタハガレ直し
とにかくやること沢山で時間がない!
ピアノ修理はスタインウエイだろうとヤマハだろうと、無名メーカーだろうと
とても面白くもうまくいかずつらくもあり、何と言っても時間!
あれもこれも同時に進むのでこのピアノはこうした方がいいかな〜
とかもう少しこうしたほうがいいと思ってもとりあえず他もすすめないと
間に合わない、とかでないがしろになってしまうところとか、そうなると
とりあえず感がすげー出てきて、結局妥協とに戦いになってしまいます
しかし蓋を開けるとその妥協した所はキッチリ、結果もしくはトラブル
でかえてくるんですよね〜

20年前に直したぴあのもそうだったな〜と思い出し自分の学習能力のなさ低さ
弱さを認識させられた、でも気づくだけでもいいか!って勝手に自分に都合よく
解釈し、反省し続け今に至るわけで
、これからは時間もあまり気にせず妥協なしで行こうと決め実行中です



というわけでここまでなんとかきたDUOART、来年の技術に対する更なる
スキルアップをめざしがんばっとるわけですが、
この年末迫り、気分はクリスマスに、正月か、
弦は島田さんに任せたと・・・・・・
私はチト、低気圧の通過がスタインウエイより気になるところで
毎日天気図を見るのが日課になってしまった。
新しいファイバーフレックスのボードのこともあるんだが。
綺麗な波の夢ばっかり見ている、


明日は、明日こそはツキイタをはります!
うめきはナベサンの仕事
来年は外装専門でやるらしい
本人も化粧板に大変興味を持っている
目が遠視になり(老眼)みえねーし
今週遠視のめがね買ってくるわ
スタインウエイフレームボルトの締め込み作業
枕製作
フレームが乗ったところで弦圧調整
細かいセクションまで弦圧を測定
弦圧が決まったところでピン板下部分にジャッキをかけます
これは新品のチューニングピンを打ち込むときに
ピン板を保護しなくてはいけません。
ジャッキを設置前にレバー系レールごと外します
修理に戻る
スタインウエイ弦張り開始
スタインウエイ純正シャンク〜ハンマー交換   しかし部品が高い高い、高すぎ・・・・・だと思う
スタインウエイ芯線はり終了
サアここまで着ましたが〜〜フレームにひび割れ
もう一度全弦を捨てる!!!
またまた1〜の作業に戻ります
フレーム溶接のため。
なんと!ぜ〜〜〜ン部やり直し
触る所、触る所ぼろぼろなのよ、
サポートSPも全部交換しないと不安ですね。
作業盛りだくさん
ここへ来てまた振り出しに戻ったような感じだ
アグラフの穴のひび割れ、スタインウエイならずもかなり致命的なところ有り、
しかしもう一度造りかえる、という意味ではここをないがしろに出来ない所、しっかり溶接するために
溶接業界のプロ東亜工業さん、の服部社長も快く引き受けてくれたのは、ピアノを修理している人間にとってこれほど
心強いものはない、
スタインウエイのピアノ、アグラフを外すとワッシャーが1枚も差し込まれていない
100年近く前どれほどのせいどの穴あけをしていたかがわかる、今回スタインウエイのフレーム溶接を担当してくれる
東亜工業さんのM氏、レーシングエンジン等のすり合わせ溶接、をしてきた人だ、ピアノのことはわからずとも
このフレームの完成度の高さを一瞬にして見抜いた、
今回全てをM氏にお任せすることが出来て、とてもホッとしている
この穴の開いている部分を抉り取り再生するという、丈夫な方法が一番ベストだ
今までの私たちの認識では、折れたり割れたりしたら溶接すればいい
割れひびが埋まればいい、と思っていた認識は完全に間違っていることを
M氏からの説明で始めて解ったことだ、ひび割れを埋めることと強度を保つ
ということは同じと考えていたわけで、人が乗るクレーン、〜特殊なゴンドラ
命を乗せるものを造りつづけている人には最強の強度を作り出すことが命を守る
こと、ピアノのフレームも命、埋めて溶接でOK、ということはありえない
話を聞いているうちに私は完全にリスペクトしていた
スタインウエイのフレーム溶接が上がってきた
単に溶接すればよし、というわけでなく元通りの強度を持ち合わしていなければならない
完璧に仕上てくれ、頼み込んであった、フレームも音を伝え響く、というのがスタインウエイのフレームだからこそ
生半可な溶接はしたくはなかった、切りネジもとても正確に開けてくれた、ワッシャーがいらない精度だ
穴もスタインウエイ純正のタップを正確に切ってもらった、するすると入っていくアグラフ、最後にきつくなりマワシで回すと
正確に弦に対して垂直な位置でしまるのだ。東亜工業さんにまさに脱帽だ、
元の状態を完全に復元されたスタインウエイA
スタインウエイの塗装割れ修理
この当時のスタインウエイはフレーム下塗りを漆が使われていることが多く、金粉を剥がすと真っ黒な漆が出てくる
今回は金属用の下地塗料を使うことにした。
この後悲劇に気づくのだ
スタインウエイ木目の塗装はフクチャンの天下
完璧に色あわせされるところに技術の高さがある
それを頼って全国から塗装依頼が全く絶えない忙しさだ
ここまできて、悲劇が訪れるのだ
サアまた1からの作業だ、再度フレーム塗装をするスタインウエイ、
まるで焼け跡から引っ張り出されてきたような状態にもどり、下塗り塗装から始めます
この当時1924年製スタインウエイはフレーム下地が
漆で処理されている
オリジナルのざらついた感のあるフレーム、よりもう一ランク上の綺麗さを
目指して緻密な作業が施される。実に細かいへこみ等全てつるつるのフレーム
を目指す、音の伝達を限りなく伝えるために(成功するかしないかはワカランが)
まああ細かすぎるほどの手の入れようだ
研いでつるつるにする、そしてまたチェックミクロン単位まで綺麗なフレームを造りたいらしい
とてもええことだ
スタインウエイ純正金粉
アグラフふさぎにはこのビスが有効だ
以外に使える市販ビス
1924年製スタインウエイデュアート
フレームが入りました弦張りが再度
はじまります
フレーム、すれすれの精度で収められている
どちらかに傾いただけで入らないのだ。
サア、2回目のスタインウエイ弦張りです
ダンパーガイドホルダーの修理
スタインウエイデュアートの鍵盤部分のパイプ
ハンマー交換シャンク交換直前
スタインウエイ純正シャンクとハンマー
純正ハンマーA型、しかしおなじAでも低音の数が足らない
1個どころではなく5本足らない
特注であと5個作ってもらった、これも大変だ、
ディュアートスタインウエイ、ロール機械部分の取り付け
スタインウエイの整調
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