ヤマハNO2
ヤマハ大昔のピアノだ、年毎に見なくなってきているのも事実だ、
この時代ピアノが買えるということも凄いこと、ゆえに、そうは持っている人もいない、関東大震災、戦争〜と、またいできたピアノ
現存するものも数限りなく少ないだろう。たとえあっても軽快に使えている、というピアノはほとんど無い
日本でも「よしピアノを作るぞ」と決めた時代のピアノだ
ヨーロッパのピアノを分解し真似して、試行錯誤を繰り返したピアノだ
部材はいいものを使う、そこからいいものが出来る、木材に関しては当時何でもいいものがあったようだ
まさに当時の結集されたピアノは今でもファンを魅了するつくりは、欲しいピアノの一台に必ず入るピアノだ
入荷当時音は出ていた、しかしナベサンは何か違うな〜とずっと言い続けていた
あちこち寸法を取っていたみたいだ
何よりなべさんがおかしい、と思ったところはチューニングピンだった
アクションはかろうじて動いているが、センターピンはさび付き
動かない所多し
このチューニングピンと響板の割れ
弦は一度交換されている、サイズが大きいピンがやはり与えられていたのと
弦のはりかたにばらつきがあるのを、おかしい〜〜〜とにらんでいたのだ
弦の脇から響板に何かを流し込んだ跡が・・・
これは面倒な作業になりそうだ
恐らく割れは2度目の弦を張る時に確認していたはず
接着剤で埋めようとしてしまった、これはNG
割れにそってべたっとz接着剤が・・・
それでも割れは止まらない
なべさんがユックリチューニングピンを抜きはjじめる、
チューニングピンサイズがとても大きい
果たしてピン板は持ちこたえているのか・・・
慎重に弦を取外しはじめた
ピン味をかみ締めながらチェック、2種類のピンを使うこと間違いなさそうだ
このブラケットうけはスタインウエイUPそのもの
修理は続く
恐らくフレームはおろしてなさそうだ、
20トンの張力を外したNO2、
2〜3日で必ず響板割れが発生する
外されたプレッシャーバー
この形状もスタインウエイそっくりだ
ドカンとわれててどっぷりボンドを流し込まれた響板
助響板も割れている
鍵盤ブッシングクロスは虫喰いと磨耗によりダメ
当然といえば当然
80年ぐらい経ってますからね^〜
問題はこのフレームがスムーズに取れるか、だ
鍵盤チェックとサンディング
気をつけないとこの年代年数を経過してきているものはどれも
接着剤があちこち切れている
次のチューニングピンはこれ上のサイズとなる
今のヤマハはピンブッシュが打たれているのに対し
この当時のピアノはスタインウエイをまねしてかブッシュは無し
ヤマハ鍵盤ブッシング交換
古いブッシングを剥がしていきます、今度のブッシングはレンナー(ドイツ製)カシミヤが入ります
国産のクロスは毛羽立ってダメなんですね、
レンナー製のブッシングクロス
このブッシングは信頼度絶大だ
象牙の研磨
漂白前の象牙の調整
確実に年数により黄ばみややハガレそうな鍵盤
特に年数が経過しているために通常使っている過酸化水素水の比率を薄くして漂白開始
恐らく何日か分けて漂白することになりそうだ
パラリンと剥がれてくるのは間違いなさそうだ
今はくっついているのだが・・・・
鍵盤上面部の汚れ等を落とした後
ナンバリング打ち
アクションが乗るブラケットにネジは
ボキボキに折れた
響板の恐らく響棒ハガレをとめたネジ、この直しはちょっといただけない
響板がこれだけわれていれば、通常は調律してもすぐ狂ってしまうんです
ボンドを流し込むのは完全にいけない、割れている所に流し込んであるだけで
ボンド接着効果はゼロ
ピアノ本体を寝かし棚板〜フレームまで細部にわたりチェック、それが終わったらフレームをおろす準備だ
2回目のOHでチューニングピンホールに
ズルピンを防ぐ木片が打ち込まれているが
この直し方も一過性に過ぎない、その時は止まるがスグに元に戻ってしまう、ここまで外したなら
フレームをあげて響板を直さないとどんな新品の弦を張ったとしても、音響効果は改善されない
響板が割れ込めば弦圧も下がるため
ピアノ足(しし足)を持つヤマハNO2、その足を取るためには
キャスターの中に埋め込まれているビス1個その妻土台に1個のビスを取らなければはずすことは出来ない
ここで中のビスが折れると、これまた
大変な作業に変わってしまう
慎重に折らぬように抜き取ることが大切
キャスターを外す
その外したキャスターの奥にネジが付いているのだ。
鍵盤が乗っている棚を取外します
途中で折れる底板のビス
棚板はずし
フレームが見え始めたヤマハNO2
各部のビスはさび付きまわらない、なべさんがインパクトでねじ山を壊さぬように回していく
OHはくみあげより、分解の方が
10倍も時間が掛かるのだ
ピアピットの新人大山さん、始めてみる解体にどぎまぎ
これからピアピットの星になることだろう、
毎日猛勉強中
、ナベサンに「ねじ山を壊すな」
とどなられながら、頑張る
大山さん21歳
今年調律学校でたての新人ちゃん
ピアピットで普段は優しい飯本さんも仕事となると厳しい、でもお姉さんのように大山さんの面倒をよく見てくれる、そうです、人が人を育てます
腕木がなぜか隙間ができたまま取り付けられている
ピアノ親板両方に亀裂が
ばらしてみてはじめて解る色々なこと
フレームがおろされたヤマハNO2
前回の直しの際にチューニングピンがかなりのサイズが打ち込まれていた、おなじサイズは無理なのでさらにオーバーサイズがはめ込まれるに当たり
なべさんが考え中。ピン板が耐えうるのか調べ上げなくてはならないのだ
親板に入ったいや〜なひび割れ
約80年前、庶民の楽器というよりも文部省の楽器というべきか、ヨーロッパの文化を取り入れるべく、ふんだんにコストをかけて製造されたピアノという楽器
しかし時は80年人間と同じなわけで交換する部分が出てきて当然このNO2は
確かに一度OHを受けているが、残念ながら響板割れ等フレームを上げずに
手直ししてしまった結果大変なことになる、代3期目修理、
ということは音は出るが瀕死状態で運び込まれてきた、
単なる部品の交換では済まなくなっている、それなりに周辺を調査した上で
作業に取り掛かるという復元スタイルをとることに始まる
先ずは弦を外して~の作業、オリジナルよりはるかに太いチューニングピンが
打ち込まれてしまっていた、ということは3期目ではさらに太いチューニングピンを打ち込むか、ピン板丸ごと交換してしまうかだ、太いチューニングピンを打ち込んだときに、果たしてピン板が持つかが問題なのだ。ピン板を交換すると
直ることは直るのだが98000円も別に掛かってしまうわけで、出来れば交換なしの完全なる修理を目指したいものだ。ピンホールはまだ致命傷は負ってはいないが、とにかく安心して以後使えなければ話にならないのだ、そのためには
ネンミツな調査が必要となってくる、
外したピンはもう使えない、はずした、弦はもう使えない
リフレッシュもかねて交換するのもいいことだ、
響板は5割の確率で年数に応じ増えてくる5割(30〜40年)50年物になると8割とほとんどが弦を下ろすと割れが浮き上がるのだ、調律が狂いやすくなり、音が止まらないなどとトラブルを引き起こす
同時にアクション各部に取り付いているスプリング系はほとんど全滅に近いだろう
サアこれからシュバイツァースタインピアノ同様かなり面白いことになりそうだ。
モンキーレンチ等を使い折らぬように回していく、手で持ったドライバーでは回せない
響板のトラブルは調律時に影響が出やすい
この当時のフレームは今現在のフレームよりかなり重量的に軽く出来ている
よって鳴りはいいと思われる、
コメサンが
大人買いしたチョコボール、食べもしないのに
当たりだけを狙う!回りからバカ買いと呼ばれている。「食べてもいいけど当たりが出たら取っておいて」だとさ
これはピアピット元気の源
「串カツ」様です。
常備品
今回NO2に使うレンナー製(ドイツ)のカシミヤクロス、キメ細やかさはNO1だ高いが
何十年も使えるのだ。
ナベサンお気に入りのモーリスギター
毎日暇があると弾きまくる、将来の夢はプロサーファー・・・・・・・・ピアノ屋じゃないんか?
ぴあぴっと待望の新人さん大山さん
今年調律学校を卒業、まじめな性格と小さいのにヤル気がでかい、所をナベサンにかわれた、毎日死ぬ気で覚えろ、と猛勉強中だ
必ず来年調律師協会の試験に合格させる
コメサン、飯本さんみんなに可愛がられているのだ、ここ一年で鍛え上げられるだろう
同期生でNO1になれ
NO2のオーナーさま宜しくお見知りおきを
新品当時そんなに高いギターではないのに実に綺麗な音がする
ギターには飛び切りうるさいなべさんが、気に入ったギターだ
値段ではないらしい、
実はこのギター大阪のお客様から頂いたものだ。
ヤマハNO2の鍵盤のバフガケ
漂白された象牙をさらに磨き上げていきます
やはりハガレ始めた象牙もあり修理も含めて作業していきます
ピアノアクションいよいよ取り掛かります
ハンマーをはずしフレンジを分解していきます
小さな部品で構成されているピアノのアクション、この1個でも不具合があると音が出ない
重要なポジションにあるバットフレンジ
フレンジは交換してしまおうか、とは思ったのだが、やはりオリジナルを動かす、ことが目的、面倒な作業だがこのフレンジを88個直して使う方法に変更
ものすげー手間だが面白い、総取替えは早くて手間が少ないが、それでは面白くもない
気の遠くなるような作業が延々と続く
ブライドルテープの交換
風化し始めたクロス類
アクションもピアノの心臓部と考えて良い
正確な直しが全てを決める
ピアノセンターピン、まさにここが命、ほんの小さなピンだが、ピアノタッチ感触
全てを背負っている重要なピンだ。音が出ない〜タッチが・・・・という言葉全てここが
かかわってくる、地味な部品だが、ピアノ部品で1番重要な所だ
センターピンの交換の際必ずニードリングをフレンンジのピンホールに施してあげるのが
大切、ただピンを交換するのとニードリングを加えたフレンジホールでは動きが
全く異なる、確実に滑らかさが蘇るのがニードリングだ、
ここでピアノを寝かします、響板割れの修理
このようにボンドを流し込んであるだけの修理
ニスの上ではボンドは定着しません
恐らく響棒も剥がれている可能性があるのでチェックしながらの作業
割れ溝に沿ってティーパーに広げていきます
すぐ剥がれるボンド
ウメキ用のスプルースをカットしてウメキとして使うべく加工していきます
この年数を経過してきているピアノはほとんどメーカー関係なく割れが生じている
スタインウエイだろうが何でもそうだ、木材は生きていて常に伸縮を繰り返す
割れていても修理が可能なのは、やはりアコスティック楽器の利点でもある
響バンといえば楽器の心臓部に当たる所、金属のエネルギーを響板を使い音として増幅
し空気振動を利用して人の耳に届く
メカニズム的には複雑だが、楽器として捕らえると以外に楽しいものだ
修復復元を施され、もう一度パワーを与えられたピアノは大きく演奏者の要求に応えることが出来る
もともと響板自体枯れているいい状態だ、ビンテージサウンドボードだ、
ギターにしろバイオリンにしろこの枯れた音色は誰でも欲しがる音だ、
バイオリンは200年以上もなり続け数十億円という値段が付けられている
ギターもエレキギターに関しては1954〜1958年のギブソン、フェンダーのやや程度のいいもの
になると2000万~3000万というようなとんでもない値段が付く
なぜかピアノにはまだそこまで波が押し寄せてきてはいないが、既にオールドビンテージと呼ばれる
ピアノが値段がグングンつりあがってきている、このNO2も同様の域に着始めているのは確かだ
少し前までは廃棄処分していたピアノが一転し始めたというわけだ
割れている所はしっかりウメキを施して
一枚の板の響板として元の通りに造りなおします
表をウメキ裏側からウメキをします
ある程度のみで落としたらカンナがけ
スプリングがもうスプリングの役目を果たさない、ただの針金になってしまっている
スプリングコードをつなぐ(留める)クロスも炭素化!!全然ダメ
予想外の修理には慣れているが面倒さ200倍
早々に新しいスプリングを作る、材質はリンドウ線だ、とめているクロスも新品にしなくてはならない
折れてないがスプリングとして使えない
こういうピアノを直していると予想外の出来事修理がわいてくるものだ
基本にしっかり戻る、のが大切なのだ
一番やってはいけないのがヤッツケ仕事、これは後々大きなトラブルを呼ぶ
響板~響棒が割れていたり剥がれていたりするにもかかわらず
新品の弦を張ってしまった・・・・・・・・もうどうしようもない
以外に多いほかでのヤッツケ修理の尻拭いを頼まれるケース年毎に多くなるのは
ほんとかんべんして欲しい、弦の上からは響板には手を差し込むことは出来ない、
ベースを徹底的に直す、そうすればまた50年はOK,
ピアピット鰻の寝床おく、
工房の中身、この怪しい雰囲気がいい
ここは工房その隣にさらに工房その左奥はフクチャンの塗装ブース
本当はフレンジ丸ごと交換しようと思ったが
使えるものは直して使う、出来るだけオリジナルにこだわりたい
少しの割れでもここで見落とすと大変なことになる
なべさんが今度はドアをつぶし、2時間で作ったドア
大丈夫か?3500円(材料代)
この建物全てナベサンの手作り、若干雨が漏る
またまた怪しくなった玄関扉、ピアノ屋からはるかに遠ざかる玄関だ
今日も亀裂を見つけてはウメキ作業が続きます
ピアノフレーム、ヒッチピンのサビも綺麗に落とします
裏側からのウメキ
フレーム再塗装
下地処理が一番大切
金属用サーフェーサーを塗ります上塗りの定着を強固に
するために下塗り剤として使います。
響板下塗り
文字も字体も完全復刻
日本楽器の字体もそのまま復元
NO2,と日本楽器の自体はこの後付けていきます
フレームの隅々まで綺麗に
チューニングピン
ホールの掃除
これかなりピン味が変わる
上の写真でスプリングが効かない。とあった
修理、バットスプリングをスプリングコードでとめていきます
このコードは編みこみのコード
雑音防止の役目も果たすのです
響板目地止めを施しいよいよ本塗りか??
ナベサンは玄関を直す
1こ1こ家庭内内職の世界
このまっすぐに伸びたスプリングを
組みあがった時にまた1個1個曲げて
調整して行く
雑種と言う昔からの血統を持つ、猫
チョコと言います
駒割れハガレの修理
ここが剥がれると音が響板に伝わらない
野良猫また増える・・・・
した穴を開ける、そしてタイトボンドを流し込む、ビスで留める
スプリングも新品に交換
いよいよフレームが乗ります
この頃のフレームは薄く、かりそめのバランスで作られている、
恐らくフレームの鳴りも考えられているんだろう
実に丁寧によく出来たフレームだ
ボルトを締めこんでは弦圧を測定する
げんあつが無いために、またもう一度
周りのビスを外す
何度も何度も外したり締めこんだ井の作業が続く、ここ一番重要なポイント、
ここを調整なくて、弦は張ることは出来ないのだ、ピアノ修理の一番大切な弦圧、
3回目の修理のためにチューニングピンは通常のサイズが合わず、特注サイズとなる
ヘビーデューティーなピンが用意される。
ペダル底板修理、分解作業からの修理となります
弦はレスロー(ドイツ製)最高の弦だ、
物作り、修理、OH、などは誰かに見てもらうことで、やりがいが生まれてくる
ここはいろんなOBが顔を出し、所先輩方がぶらりと遊びに来る
いろんな先輩からさまざまな意見を伺える絶好の機会になる人と人との交流の場になる。ピアピットのルールを自分達の手で作り上げることも、お互い実はその人間を
尊重しているから、である、私たちは
ピアノ修理に伴い先輩方の意見、今まで勉強してきた本、実技もとても重要な
所だが、何より自分達をスキルアップさせる、アイディア、発想、想像が非常に重要な鍵になっているからです。
家で言えば床下の補強だ。こういうところをしっかりと直すことにより
また50年の寿命が与えられるのです。うわづらだけの修理は、後に大きなトラブルを
呼ぶ。年数が経てば接着材は完全に劣化する、古民家を直すことと同じだ
実は姫路城の復元に際しあの天守閣まで届く柱を7年も探し続けた、という話。木曽で見つかり
切り出す際に真っ二つに折れた、あきらめかけていた時にそれを継ぎ、元どうりに強度
もさらにあがり、真っ二つ大木を継ぎその大木が姫路城を支えている、という話を聞いて
びっくりした。柱をつなぐ技術というのは今の技術ではなく昔ながらの組みこみ方式だというのもさらに驚かされた、接着剤は使わず柱の重さを利用し
さらに丈夫に1本の柱になるという組み込み、それを継いだのは大きな企業ではなく、いち大工さんだった
私はそういう昔の施工方法に驚かされるばかりで、大工さんをリスペクトしている
この仕事していなかったら宮大工になっていたかもしれない。
神社仏閣を建立すること、恐らくすばらしい造りになっているに違いない、
手を抜けないでしょうね、神様の家ですから。バチが当たるのが怖いからね
消えかかってきている番手の太さよりナンバリングに打ちかえる
番手ナンバリング
この番手基準を刻印すれば何十年先に切れても
番手でスグにでもおなじ弦を張ることが出来るのだ
コメサン哀愁のフォークを歌う
棚が付きアクション基準ハンマーを付けてセット
ダンパーワイアーもこのとおりさび付いてしまい
ダンパーはブロックごとの交換となります
ダンパーブロック
ダンパーがつき始めました
ジャックスプリング交換、このようにスプリング系もスプリングの形は残しているものの全くスプリングの役目は果たさず・・・
全交換
ジャックスプリングの受け穴が今のスプリングの径と若干違う、そのためにウイッペン本体側の
スプリングを受ける径を5・5に穴を拡大すべくジグを使い穴あけ作業
88回同じ作業の繰り返しだ
膠をとく、昔からの最強の接着剤だ
ハンマーシャンク植え込み
新品のジャックスプリング、これで軽快なアクションの動きとタッチは
計算上、約束されたようなもの。
このスプリング1個動かなければ音が出ないというところ
アクションをリズミカルに動かす重要な部品
新品のピアノとカスタマイズされOHを施したピノの違い、新品ピアノ今年のモデルを造り、限られた時間とコストダウンされた予算の中で人事を尽くし作り上げ限られた条件を糧に売りさばく、本社の在庫を減らすそして企業として大きな利益を生みだす。
OHのピアノは時間にとにかく制限を受けずに、非常に高い妥協点でつくりあげられ、オーナーの情熱が冷めない限りブラッシュアップされ続けるピアノのことをいうのだと思います、
時々フルコンサートピアノのノウハウによって作り上げられたピアノこそが最上級であるかのような話を聞きますが、レベルの違いこそあれフルコンはある意味未知の妥協の中で作る続けられる部品だと思います、(これからのピアノ)
カスタムピアノOHは時間と予算とかいった制限をあまり受けずユックリと拘りに従って作り上げられそこに出来上がったピアノやパーツは
妥協を微塵も感じさせずその拘りにおいて最高の輝きと機能を発揮取り戻すと言うことで作品といったらいいかもしれませんね
そうなってくると新品フルコンと性能を数値で比較したりしたくなるものでUPとGPは違うものなのだ、と言うことは解ってはいるものの
比べればおのずとフルコンGPの方が全ての数値において飛びぬけてくる、だからフルコンGPが妥協なき物と評価されるのも無理はないが、歴史的に見ればフルコンは年数的産まれても新しいGPの種類だ、まあGPと比べてもしょうがないが
NO2の魅力はソットそこにあるだけでいい、眺めていたいとさえ思わせるほどデザイン的にも美しいと僕は感じますね
ナベサンも20年近くジープをのり続けている。ぼろいが絶対手放せない魅力があるらしい
昨今のハイブリットの湧き出る人気と裏腹にリッター4キロと言う時代に逆境するような車を、楽しく治しなおし乗り回している
息子のように可愛いらしい、エアコンはきかない、乗り心地劣悪、燃費は悪く、雨がもり水がたまる車だ
でも愚痴を一度もいったことがない、バカ可愛がりようには首を傾げるが、ナベサンと共通するものをもっているらしい
SLのような存在にそのうちなるだろうね、
持田香織さん新曲「タオ」
女の子物語主題歌(深津絵里さん主演)
のPVにこのピアノ映ってますよ〜〜〜〜
なんとピアピットがああああでましたん
さあ整調しよう、と思ったらキャプスタンが回らない
なんとサビでねじ山が木に食いつきまわらない
ここの調整が出来ないのは最悪だ、ということでキャプスタン修理
このタイプの部品はすでに存在してなく
パーツを1個1個改造して同じように作るのだ
NO2
ヤマハピアノ、レトロな楽器にハイテクの世界のものがつく
当時想像すらされてなかったはず、技術の進歩はすごいとつくづく感じる
大正ヤマハ鍵盤が88キーないのだ。送られてくる鍵盤センサーは88キー用
そこで両端にある拍子木を加工し(トンネル)をつくりそこに余計な鍵盤センサーをもぐりこませる
拍子木にもぐりこませた鍵盤センサー
消音ユニット取り付け
鍵盤の下につく鍵盤センサー
ピアノはこのピアノ前よりUPは完成していた、UPはすでに完成した楽器だったわけで
外から今の消音ユニット鍵盤センサーをもち込み鍵盤にあわせて収めれば正確にセンサーの上に鍵盤が来るのだ、ということはすでにこのピアノ時点で今のピアノが出来上がっているということ
他の電化製品ではこんなことは絶対にありえない
整調の規格寸法も当時からほとんど変わらない
ただ変わってきたことがある、それはユニバーサルピッチ(A−440HZ)から
現代は442に変更になってきている、もっと昔は435とかだった
あと300年したら444とかになるのかな
ペダルセンサー取り付け
鍵盤センサー調整
ストッパー取り付け
大正ヤマハにサイレント!!!なんとも不思議な感じがする、このまま大正時代へタイムスリップさせたら
「それをなぜにつけなくてはいけないのだ?」と質問攻めに会いそうだ、日本の高度成長〜人口増加まで説明しなくてはならない