NAOJIM  
松山ピアノ          山梨県山中湖村
これまた珍しいピアノが入荷しました
恐らくNAOJI が創業者の名前で最後のMが松山ピアノのMと勝手に解釈してみました
年数は相等経っています
今ピアノの面白い所は、前パネル3分割されている真ん中のパネルが奥へ引っ込んでおりその上内側からライトが付くようになっています
響板には大きな亀裂が3本入っています
裏側響棒も剥がれています。
虫食いによりフェルト系は全滅です
ボロボロの状態です
鍵盤ブッシングも完全に食われてしまっています
アクションフェルト〜死んでしまっています
ブライドルテープもボロボロ
早々に分解
オーバーホール開始
弦~ピン角度その他の色々な所をチェック、全てデータを造ります
外した足と底板、 底板は2つに真っ二つに割れてしまっています
まだまだ続く修理に戻る
これからフレームオロシの作業に入ります
百円ショップで買ったバケツに皮のはぎれ250円
を紐で巻き太鼓完成!!!!
いたるところ接着はがれでぼろぼろと取れる
はずした弦
親板も接着はがれかけています
フレームを外します
割れている響板
ピン板にもひびが・・・・・・・
フレームをおろして始めて解る故障箇所
古いブッシュを抜いていきます
フレームクリーニング
響板割れが駒下まで走っているので
駒を外します
響棒はがれ、修理
ピン板修理
駒割れ
響板割れ修理、ウメキ用の板(スプルース)
とにかくここは心臓部気が抜けない所です
こういうことはナベサンの器用さ発揮
オーバーホールはかなりハマルのだ
オカネの換算すれば大赤字の世界だが出来上がりのピアノは
それを打ち消す満足感がわいてくる
NAOJIMのピアノ響板
古いニスを落とします
響板生地目をさらに整えます
さらに
割れ修理完了 松山ピアノ
松山ピアノ響板再生修理
鍵盤サンディング
やまねこ
弦の番手がもともとないためにフレーム強度と他のピアノを参考にワイアーの番手を測定
これがまたものすごく面倒な作業ですが
強度バランステンションにより大きく
響きの所で変わってくるために
番手測定は大変なんです
ナオジム用特注ハンマー第一整音ピッカリング
ブライドルテープ交換作業
基準を残しハンマーバラシ
平ダンパー交換
ブライドルカット
ペダル窓完成
磨いたプレッシャーバー
デーゲンバス弦張り
ダンパーフェルトの交換
棚についているクロスパンチング鍵盤下に深さ高さを調整するものです
これら全て新品に交換しないと使えません
虫食いにあったクロスパンチング
底板部分真っ二つに割れていたのも修理完了
補強され丈夫になったナオジムのピアノ
ナベサン〜〜〜〜途中で投げないように!
鍵盤見てみ!やりのこさないように
ブライドルテープ交換
鍵盤ブッシングクロスも交換します
レンナー(ドイツ製)のカシミヤブッシングが一番できがいいんです
高いですがそれなりにいいものですね
パネル窓からの電器は15Wの電器それ以上の明かりをつけ続けるのはピアノが乾燥してガタガタになりそうです
ですので、熱を極力持たない蛍光灯を採用
バットフェルトが虫に食われています
これ1個が取れると弾いた時にカタカタ凄い音がします
折れたバットスプリングの交換
このスプリングを交換するのも大変な作業です
低音部ダンパーフェルトの交換
新品に交換された
バットスプリング
アッセンブリごと交換するほうが早いんですが
オリジナルに出来るだけこだわりたいために壊れている所を修復していきます
電器装着
ピアノ修理。どんなに古くても直りますね
ない部品は作ればよし
電器が付いたナオジムのピアノ
新品に貼りかえられたブッシングを調整しながら入れていきます
明日になるとまた膨らみもう一度調整します
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