カワイKG1 ピアノ修理オーバーホール 我孫子市S様
もともとは白のピアノ、長年にわたり喫茶店で活躍された証、、30年もの喫茶店にきてタバコをすいストレスを吐き出す
人間が吐き出したストレスをこのピアノが吸ってくれていたというわけで、一度ピアノ本体をオーバーホール、綺麗にしなきゃバチ当たるし
というわけで半分白いところが本来の色ではあるが
ヤニを塗装が吸い塗装膜もボロボロ、
この差すごい、
ピアノも捨てられる所で縁があり
もう一度蘇るのだ!
当時は実に高価なマランツの自動ピアノ装置が取り付けられている
しかし今となってはただの鉄くずになってしまったか・・・
それよりも本来持っているKG1の再生に
力を入れることに使用、
負担となるマランツをはずし、身を軽くした
GPに変身、せっかくだし色もご機嫌な色で
衣がえをしよう
はずしたダンパーにナンバリングを打っていきます
均等に弦の張力を緩めていきます
弦圧低音〜中音がゼロ
高音部1.5ぐらい。これでは鳴りませんね
響板割れ
鴨なべ、撒きストーブのうえでぐつぐつ
響板を埋めなければ何の意味も持たない。
古いニスを落としサンディング
目地が綺麗になるまでサンディングを繰り返します
これだけ落とすのにまるいち日、
これで一皮剥いただけ
これからさらに目地を整えながらサンディング
さてさてさて・・・・
古いブッシュを抜く
今日もせっせと塗装おとし
出てくるわ出てくるわボンド
ないないといいつつ買ってくるため後でごろごろ出てくる
これ経費の無駄使い
マランツの部品をはずし
鍵盤をはずし変色したバランスピンを磨いていきます
そろそろ着ろ決めの時期に来ましたね
大体の色は聞いてますゆえ。カスタマイズカラーで世界に一台だけのピアノにしましょう
ベース塗装開始
数十年ぶりに塗装が乗りました
生地とそうのあととぎが入ります
細部にわたりペーパーで
上塗りの下地を造ります
ここはかなり重要な所
丸一日ペーパーあて
いよいよ響板塗装に入ります
丁寧にGUNで拭きつけ
ここで新品のデカールを貼るります
カワイデカール
響板の裏側の塗装
カワイKG1 下塗り塗装
木目のないものを木目調にここはピアピット腕の見せ所
微妙な木目を必ずペインティングの腕で見せてくれそうですこの技は
フクチャンしかできない、企業秘密
フラッシュで焚くとこのように木目調がきれいに浮きでています
チョコレートサンバーストキャンドルブラスト
フレームもきれいに上がりました
ナンカここまで来ると最初のピアノとあまりにも変わるために
ちょっと戸惑う、豪華さが格段にUP
フレームボルトを締めていきます
レスローの弦が張られたカワイKG1
新品ブッシュ打ち込み
穴あけ、
遂にコンプレッサーが調子悪くベビコンのコンプレッサーを購入
今度は3馬力の強力な物を導入
実に丁寧な作業の繰り返し
最初で最後の芸術だから
アクション〜あとはダンパー等の張替えが残る所
カワイKG1の弦(コキサゲ)作業
だんだんピアノ修理を施すことにより新品時に戻りつつあり
きゃんどる1号の屋根塗装
ここまで来るとあの白いピアノではなく全く別のピアノになっていくが、ベースはきゃんどる1号なために
きゃんどる1号平成バージョンに変身!ってとこですな
整調開始
カワイKG1の数十年ぶりの整調
カワイKG1の譜面台塗装
カワイの金文字を埋め込みます
カワイKG1のダンパーを貼ります
天秤棒がカワイから取り寄せ装着
KG1ダンパー取り付け
カワイKG1の始まりはここからが原点なのです
「いらっしゃいませ〜ようこそきゃんどるへ」