ヤマハG3D ピアノオーバーホール
年式は古いグランドピアノヤマハG3D
現状態は以外にいいのだが、弦の寿命は既に来ている
データを出来るだけ細かくとる
弦の張力を均等にユックリ緩めていきます
次に与えられる弦はレスローだ
音伸びはぐんとアップ
飯本さんが棟梁、細かい細部にまでこだわる所は、男ではワカラナイところまで繊細な神経を
注ぎ込めるのも女性ならではのところではないでしょうか
力仕事は男衆でやります〜〜〜〜
ダンパーを外します
執念のフレームボルトはずし、さび付きまわらない
昨日は遠い所この印西市までお越しいただきありがとうございました
餃子!!!つきました〜〜〜〜超嬉しいです
一度も食べたことありません、テレビでは有名な餃子!
アクション分解作業
何とか全部のボルトが外れた〜〜〜
ダンパーのフェルトはずし
ワイアー磨き
ヤマハGP、フレームボルトのサビ
フレームをおろす準備
ボルトネジは必ず元の位置に戻すためにこのようにどこのビスかわかるようにとめておきます
昭和45年4月17日・・・
ピン板に刻印
フレームと本体をはずし響板をむき出しにしますふるいニスはすべて削除します
新品ハンマーテールの加工 側面のカットだ,正確にカット削り込むためにはこの治具は必要不可欠
ピアピットオリジナル
ウッドがシデ、アタック感のいいものをチョイス、
なべさんがニスを落とし始めたがあまりの
においで退散
フレームをおろしてかまちと響板の間にラックがまかれている
このラックわれにより雑音の原因となるのでこのラックはすべて削除します
シャンクのローラー作業
ヤマハG3D
このような色になるとニス自体がベトベトに
変化劣化する、当然音にはいいはずもない
ダンパー系フェルトはヤマハ純正が一番
こま付近の掃除
絶品の響板むき出し
響板は生きているところ
この塗り一つで音色は変わる
うまい宇都宮の餃子〜〜〜〜あっちゅうまにカンショク
加えつくり
数十年という寿命を与える
そのためには小手先だけでは
到底与えられるものではない
どんなに古くても直せば新品同様
自分が使っていたピアノだけに
出来上がったときの変わりようは
凄く実感できるはず、
そのところに直す醍醐味が詰まっている
オーバーホールする前のピアノを必ず触る、というのが大変必要ですね
感触感覚は一瞬にしてそのピアノの特性を知ることが出来ます
よく「使っていけばそのうちタッチは軽くなる」というピアノはほとんど無いに近い
よほど鍵盤〜フレンジが動きが悪いのを弾いて動かせ、といわれているようなもの
そういうピアノは最初から手を掛けていないので、弾いたところでよくなるはずもないんです
必ず手を掛けていかない限りよくはなりません、ちょっといじるにしても、ヒトヒネリが必要になります。
デモこんなことはヤル気なピアピツトプライベーターにとってはたわいもないことです
普通よりひとてま多く掛かってしまうこともあるけどそれだけ納得のいくように
ピアノが仕上がった時の達成感は格別なものがあります
ピアピットもなんでもスグ解るということではありません
悩んだり、失敗したりしてます。ものすごい数そういう経験をしています。
またこういうところにはマニアと呼ばれるくらいな人間が;;類は友を呼ぶ::ということばどおり
いろんな情報を入れながら確かめ、何度もチェックして仕上ていきます
そうしてオーバーホールを楽しんでいます
鍵盤がほとんどこういう貼り方、これでは上面ならしと正確な棚板からの鍵盤高さが
出せない・・・・・ばらばらでどうしてくれようか、とても参っている
鍵盤押さえ込み治具を使わないとこうなる、ただハレバいいというものではない
鍵盤ブッシングクロス交換
ナベサンは薪きり
これをしないと冬が越せないピアピット
海での写真
展示販売用カワイK35、カスタマイズ(販売用)
どうせ直すのなら、普通に直すのではなくカスタマイズしよう
自由な色で、高品質高性能ピアノを目ざす。
廃棄寸前の状態のいいK35をチョイス
けん盤ウッド部分の磨き終了でナンバリングうち
わたくし個人的な意見はフレームもブラックが良かった
はったけん盤を丁寧に削り込んでいきます
荒削り
とぎ
変色したアグラフ
塗装するので油分を洗い流し
キレイな状態にします
フレーム塗装
元の製造番号もデカールをつくり再現
jスタインウエイ純正ブロンズ金粉
前のG3Dのイメージは消え新しいピアノのイメージの変わった瞬間だ
さあみんなでフレームを入れます
飯本さんは朝から晩までけん盤削り〜〜
こちらのスタインウエイもいよいよ音だし、あのチューブを唯一つなげるのは
越川ジュニア、チョウエモンだけ、、
日本でも数少ないアンピコ〜デュアートまで何でも古典楽器を取り扱う
フレームが収まったヤマハG3D
アクションボルト蝋をつけ1本1本入れていく
ピンブッシュ打ち込み
製造番号
弦枕も新品、斜めにカットするところが味噌、しょうゆ
チューニングピンブッシュ、ピンのトルクで大きく関与してくるところだ
当然調律のピン味にも影響しはたまた、ピアノの寿命にも大きく
貢献してくれるところだ
ビューテフル
なにやらやたらと忙しいピアピット
わさわさしている、落ち着いてゆっくり作業しよう
そして楽しんで作業しようみんな〜〜
怪我が一番怖い
鍵盤あわせ削り込み
細かい傷等をチェックしてバフがけ
GPハンマー走りとり
これも根気の要る作業だ、時間と手間をかけたぶん反応として、レスポンスとして帰ってくる
同時打弦、音量を決める重要なポイントにつながる作業
GPの同時打弦の重要性はGPを極める難関のひとつ
同時打弦ここ言葉を投げかけたときにすぐ反応できる調律師はGPの高等科、またはマスターコースですでに勉強されている人間だ。そのぐらい重要なポイント
知らない人はここを知らずしてスルーしてしまう。
角度、走りねじれ等を修正して初めて同時打弦
があっているのか、間違っているのか初めてわかる。どきどきの瞬間だ、それが間違いのときは植え込み角度〜等が間違っているということなのでそれはそれは大変なところ
棚板筬あわせ作業、GPの整調には約20項目の
整調がある、これらどれかが抜けてもだめ、
整調はオーナーさんはぜひ項目だけでも知っておいたほうがいい
GP整調
1棚板筬あわせ(GP整調の基本はここにあり)
アクションの高さが決まるところでもありこれにより
ハンマー接弦角度が決められる
棚板と筬に隙間があるとタッチにしまりがなくなる,アクション運動にもロスを招き
たちに応じた発音を得ることが出来なくなる
2 ハンマー弦あわせ
ハンマーは筬に取りつけられているそのために筬によってハンマーの全体の位置が決まるところ だ、またペダルによりハンマーの移動があるためにとても精密な弦合わせが要求される
3 打弦点調査
低音、中音、は弦が長く張り込まれているために音量が豊富だ、したがって弦の短い
高音もそれに劣らぬ音量が要求される、高音部発音状態の良否がこの打原点によって決まるといっても過言ではない、
4 鍵盤調整
演奏者が指で直接触れるところでもありタッチ感に影響するためにムラのないように均一にしなければならない
5 アクション調査
からくり~部品の状態調査
6 働き調査
キーを10ミリ下げたときにアフタータッチが十分にあるかということ
アフタータッチというのはジャックがハンマーシャンクローラーをはじくスナップ量と思えばいい
量は主として鍵盤深さとストロークで決定される、また高さ、レットオフも量を持つところだ
質的なものは主としてドロップ~レバースプリング、バックストップ系の調整により変わってくる
アフタータッチが少ないと音量が少なく、物足りないつまりを感じる、
逆に多過ぎるとトレモロがどえらく大変になる、音は強く出る
7 ジャック位置調査
ジャックは鍵盤からの運動を最終的にハンマーに伝えるもの、GP特有の二重動作式アクション
の運動がより効果的に行われるかがこの調整具合で決まる
8 鍵盤上面調整
鍵盤高さは相互に高低があってはならない
9 ハンマーストローク調整
ハンマーストロークの寸法は音量とアフタータッチに関連するところ
10 ハンマーレットオフ調整
音量とタッチに影響する調整
11 鍵盤深さ調整
ここは正しい調整のきわみ、のところゆえに気は抜けない重要なポイント
12 ハンマードロップ調整
レバーの運動を制限するところ、このときのレバーのストップが早いか遅いかでローラーうをはじくジャックの運動状態がかわり音量とアフタータッチの感触にも関連してくる
13 ハンマーバックストップ~レバースプリング調整
14ダンパー総上げっダンパーレバーストップレール調整
ペダル調整ソフト〜総検査
GP整調の奥深さはとどまるところを知らない。
ちゃんちゃんちゃんとできるものではない、
UPと違いわずかな調整の不備でも音は正確に伝わらない所に深いところがある、
GPのヤマハ検定2級の凄腕を持つピアピット小沢さんでも
まだまだデッチの世界ですよ!といわれたらピアピットみんな全滅ですね。何十年触っていてもこれでいいという場所がないところにきわみの世界を感じるのだ
みんなまだまだひよこのところでしょう
ダンパーレバーについている
フェルト、かなり痛んでいるために
交換してしまいます、
均等な厚さを保てなくなっています
そうすることによりペダル踏み込み〜
または和音の開閉、が新品に交換されたことにより、均一になるために
非常に気持ちよくペダリング等が可能になります
正確にカットする
ダンパーフェルトの接着はあわせながら1個1個取り付けていくのがキホンどす
ピアノの修理は特にOHとなると下準備に時間がかかる、下準備なしに作業を進めたりすると、OH失敗作
ピアピットの修理ページで紹介しているピアノの様になりかねない、修理を急ぎすぎた結果は悲惨なもので、どうしようもこうしようもなくなって、ピアピットに頼み込まれたりというケースは意外に多い、
私たちでもどうにもこうにも、ここまで加工されてしまったものを元に戻すのはそりゃもう,どうしたらええモンじゃろか!と2日間ぐらい悩んだりもする、
下準備作業は退屈な作業だから誘惑に負けて工程を
省きたい衝動に駆られることもあるがここを逃したときに、まず自分に被害が及ぶわけなのだから、手はぬけないところだったりもする、
OH、まず現状をじっくり観察するのが初めての作業の下準備となる、頭の中でばらし組み上げ創造をするわけだ、妄想しなければ修理屋には向かない
ダンパー調整は究極の作業
ハンマー同時打弦確認チェックGPならではの作業で面倒な作業
GP第一整音 出来るだけ深い位置に打ち込む
深くない浅い針刺しは音つまりを作る
右腕ががくがくになるのだ
腹からやや方付近にかけて深く打ち込む
ハンマー整音、ここは実に奥深いところ、何十台何百台やっても
まだまだ未熟で勉強させてもらってます!という世界
この針刺し以前の問題が解決せずしてここにハリはさせない
走り〜ねじれ〜あたり等すべてのことが正確に頭にはいっていなければ
この作業は出来ないのだ、なんでもハリを刺せば音色は誰にでも変えることは出来る、いたって簡単の様に見えたりするが、一瞬でこのハンマーをだめにしてしまうこともありうる、そのようにしないためにも常にGPに対する心構えは常に常に持ちたい、後500台整音してもまだまだミジュクモンです
毎日勉強させてもらってます