フクヤマ&サンズ 修理オーバーホール 川崎市T様
マフラーのハンドレバー
こういう細工はワタシ的に好きです
結構めんどくさい加工なんです、手が込んでますね
象牙!かと思えばセルでした
弦〜ピンはすでに寿命を迎えております
細かい所に虫食いあり、直す側としたらこれまた面白い
遅くなりまして〜概要チェック、あちこち痛みもあり
オーバーホールで入荷。これから徐々に分解されていきます
なにが問題かと言えやはり外装でしょうか、カシュウの色焼けの状態をどこまで艶が出せるか
が一番の課題
先ずは掃除から〜〜〜〜〜
通気性をよくするのか底板にはこのように穴が
逆に湿気が上がるのでは・・・・・・・
ハンマーはこれは完全に変形しています
ダンパーも硬く硬化してしまってます
雑音の原因にもなります
これから徹底的に直していきます
新品時の音色が蘇るでしょう
こちらとしてもこのタイプの新品時の音色が楽しみです
甘くきらびやかな音なのか
甘く太目の音なのか
今現在では弦が死んでしまっているのでわかりません
故障しているアクション部
全てのセンターピンの交換作業、これ一番大変でやく250本取り替えます
ウイッペン後ろについているスプーンも磨き上げます、ここが錆びると大変
ウイッペンのセンターピンとジャックのセンターピン
2個×88=176本ここは動きの世界
しっかり動かないとタッチに大きく(かなり大きく)影響する
工具が折れた
ついでにスラッジ〜汚れまで掃除します
センターピン交換、赤いクロスをニードリングしてバリをしっかり取り除き新品のセンターピンを打ち込み
カットしていきます、きのなが〜〜〜〜〜〜〜〜い作業です。男の人には向いていません
この作業はA型の人に任せることに、ナベサンはダメです。とにかく目が見えない(ROUGUN)のためこの作業は
むいていません。・・・・・・・・・・みんな年取ったらどうすんだ
外装磨き、下前パネル
カシュウのためにどこまで艶が出るか、
カシュウはしみになるので
そこはある液体を混ぜる、全くしみがなくなる、
結構きれいになった、がやや傷が多いのが気になる
たなとフレームをおろした所
裏側にもカビ発生
譜面台は既にはげてしまってます
ほうほう、ここまで艶が出てくれるとうれしい、きずはあとでタッチで目立たなくすればかなりきれいになりそう
ペダル
磨くとこんなにきれいです
きれいになり始めました
傷の多さにはややめげてるが
艶が出るかでないでは大きく見た目にも違うために
がんばってやってみます
響板割れ修理
割れにそってティーパーに掘り込みます
割れ部分にウメキをしていきます
ウメキ用のスプも楔型にカンナで削り、ハンマーでなめしていきます
ボンドでウメキが膨れ上がることによりより密着度を高めます
どちら側に膨らませることが出来るかは
経験と感だけがものをいいます
このあと古い響板ニスを落とします
新品の響板塗装が施されていきます
フレーム塗装
フレームのわずかなさびを見落とすとそこからまた錆びる
ウメキした箇所をチェック
さらに裏側からウメキ
各セクションの弦圧を再度確認しながら
もう一度フレームと響板合わせ
実に面倒な作業だあげたりおろしたりと
何度も繰り返す
フレームボルトを締めます
ヒッチピンにフェルトをかまします
ピンブッシュ打ち込み&穴あけ
正確に穴あけをしていきます
こうすることによりピントルクが安定します
なぜか怪奇大作戦のDVDが
。弦はレスローを使用します
バッキリ割れた天秤の支え部分
新しい木を使い(ぶな)もう一度造りなおします
工作の時間です
出来上がり。完璧
このような錆びたビスは全て抜き
新しいビスに変更。
ウルトラQだ!当時我が家ではまだ白黒テレビだったために
色が付いているとは思わなかった。
やっと本体が完成しつつあり
昨日はHPが見れなくなりすみませんでした
サーバーを切り替えた時に操作ミスがあったようで
全然映らなくなり、またあちこち消えまくり
ナベサン徹夜で作業、本日は音楽教室の部屋で
寝ております
鍵盤のクリーニング
鍵盤際部分の汚れもきれいに取れました
黒鍵の側面磨き
コメさんのギター、一財産物!!稼いだお金全てギターにつぎ込む。
ダカラいまだに独身だ。
セルロイドの鍵盤を剥がしていきます
アクリル鍵盤交換
鍵盤交換をしていると思いきや
飛行機を造り始めた・・・・・・・
これは手作業、幾度か機でやったが
、最終的には手であわせていく
完成されたエアプレーン
第一整音
ダンパーフェルト交換
1個1個カットして平。二本留め、3本止め1本止め、この種類により
形状も異なり大きさも全て異なります
丁寧に接着していきます
ハンマーヘッドが付きました
気の長ーいさぎょうだべ
張り終えた弦は常時下がるために
何度も調律を繰り返します
4回目
遂に蘇ったフクヤマのピアノ
整調〜調律を何回も繰り返し完璧に治りました
外装は結構くたびれているが中身は新品
いったん張られた弦全てが使えるわけでなく巻き線数本の中に
必ず造りなおしが発生します
細かくチェックを繰り返し鳴りの悪い所をもう一度造りなおさせます。
素人レベルでは全く解らないが、コメさんはうるさ型
数本造りなおしさせていました
レバーも新品同様
このフクヤマ&サンズのロゴ、新品に造りなおしました