アトラスA55  ピアノ修理&クリーニングもろもろオーバーホール鴻巣市I様
アトラスピアノA55です
当時の高級モデルです、外装のパネルと猫足というかオリジナルな足が特徴です
外装は汚れつやも半分なくなってきていますが、色やけはかなり少なくピアノクリーニングを施せばドキレイになるでしょう
ペダルも変色しています、鍵穴周辺と蓋上面にはまだらなしみがあります
鍵盤のほこり
分解作業開始
バランスキーピンは完全にさび
腐食しています


特に湿気が多かったのか
メッキピンがほとんど真っ赤にさび付いています
大きく響板われが生じています
ピアノクリーニングと修理ではすまない状態に・・・・・
響板われ、スクレーパーがスコッと入るくらいに割れています
ピアノ本体を寝かしピアノ外装パーツのはずしにかかります
これは響板の割れ補修でいったんフレームまでおろします
このピン弦はすべて捨て
新しいレスローの弦が張り込まれます
元の弦状態状況を調べ弦のはずす準備
はずした足を包む
チューニングピントルクも調べ次に打ち込むチューニングピンサイズを決める
弦は発注、
弦をすべてはずした後は今度はフレームをあげる準備
フレームボルトをはずして
みんなで持ち上げます
フレームをおろしたらピン板の状態をチェックします
割れが生じていれば直さねばならないが、良好だ
割れもなさそうだ
新品のパワーのある弦を止めるのは古いフェルトでは留めきらないのだ
しっかり新品のフェルトに交換します
修理に戻る
フレーム塗装
さびたベアリング
下地調整を施してから塗装していきます
ピアノ響板割れ修理
アトラスピアノ響板われ
した穴を大きく開け、ティーパーに掘り込んでいきます
スプルースをうめき用にカットします
これも埋め方ひとつにドラマがあります
ただ埋めればいいというものではなく、深いところに技術があるわけで
下写真、は廃棄ピアノで何か作ろうとしているところ
本当は直そうととっておいたピアノ
フレームに大きくひびを見つけたために廃棄の道へ
ピアノ断面図模型を作るらしい
ベアリングの磨き
このベアリングがさびていると弦にも
さびが移りこみ切れやすくなる
フレーム塗装、スタインウエイ純正金粉で塗装
されたアトラスピアノ
塗装された響板
デカールも新品に
下地を作り研ぎ出しアトラスのでカールを貼る準備
下塗りした響板をさらに研ぎだす
響かせる心臓部分だ、丁寧な作業が要求される
このフレームの色は絶品なのでぜひとも納品されたら見てください
さらにクリアー塗装
この古くなったニスを落とすのが
大変な作業だ、心臓を磨きだす作業
つるつるにするのがナベサンの仕事
細かい部分は当然手作業となる
生地目を確認しながらの作業
うめき作業をする小沢さん
確実に深く圧着させなければウメキの意味がない
ボンドの水分を利用して木材を膨らませて圧着させる
小沢さんこの後シンナーを吸いすぎて
ひどい頭痛でダウン〜〜

液体のうちは有毒極まりないらしい、が、慣れるとなんともない!・・・・マスクをしよう、防毒マスクが必要だ
固まればなんともない
こちらは売り物用カワイK35、廃棄寸前のところをピアピットに拾われたピアノ
何でも捨てるのは良くない、いいものなのに・・・・・
ということでカスタマイズが始まる。
湖をイメージした深いグリーン
の響板を持つピアノに変身
真っ黒になる研磨作業
頭の毛根にまでバフの粉がしみる
どなたか買ってくださる方募集中〜〜
弦圧も調整を施しいよいよ弦張り開始のアトラスピアノ
デカールも完全に復活だ
フレームねじもきれいに磨き上げます
弦は
レスローの弦が張り込まれていきます
ピントルク十分
ブッシュ穴あけ作業
1本1本丁寧に張り込んでいきます
バス弦はり
弦を押さえ込むプレッシャーバーの磨き
ペダル分解作業
底板をはずしペダルを分解します
はずされた変色したペダル
ペダルを組むパーツをすべてはずし
カビしみなどで汚れているところをサンディング
磨かれたアトラスのペダル
このペダル形状はアトラス独特の形
全弦張り込み終了〜ここからが大変な作業だ弦密着〜コキアゲ、コキサゲ作業
新品の弦はいつ見てもきれいだ
そして気もしいい
トヤジイからのアドバイス
おぬし、筋がないな!

それをいっちゃあおしめーよ
私は筋がないの?
ああ残念だ!
ダンパーフェルトの貼りかえ作業始まりました
アトラスピアノ
ダンパーフェルト交換
修理作業
ダンパーより
ダンパーフェルトをとりかえりことにより整調もすべてゼロからのやり直し
当然承知の上の作業だ。音のとまりはやはり古いフェルトでは心持たない
新品のやわらかいフェルトでびしっと止音
鍵盤サンディング作業
鍵盤を収め、アクションをいれ音出し開始
鍵盤調整(バランスホール)をしながら鍵盤を入れていきます
ハンマー弦あわせも終わり、細かい精密な整調が始まりました
ピアピットピアノ発表会打ち上げ
アトラスピアノ音だし始める、つやのある音によみがえる、音伸びは抜群だ
さらに音色はやわらかく良いじゃあないですか
弱音マフラーの交換作業
前面メインの前パネル、ここは顔です磨きがいあり
アトラスピアノ外装パネルの磨きとばらし
NEWS
なんと本日消音ユニットマジックスター
より、取り付け工賃込み10万円ユニット発売されました


ま。。。。。宣伝まで