ヤマハU3C
昭和35年製   ピン弦キョウバン〜オーバーホール     福岡県博多区 F様
ピアピット始まって依頼の遠いところからのお客様
実に45歳のピアノ 平成大修理開始
当然弦は既に死んでいますために全弦はりかえ
駒割れ発生、意外と多い駒割れ、ミドルエンドのところ
ピンはさび付き全て抜き去り取り去ります
響板もあめ色に変色、べたべたしています
弦溝もくっきり
ベース部取り外し完了
外装微妙にクラックが・・・・・・・・・磨いてみないと解らない
この年代のものは普通『もう古くて使えません」と日本だけそういう風に
言うのです。治った時は圧巻です、絶対になおります
義治先生ずっと弦はずし        ダンパーフェルトハンマーも硬化し止音不良に
こういうバランスレールもウッドを使ってもらいたいものです
この時代大工仕事の職人技がこのように見れます
直すほうも安心できます
修理に戻る
いよっ!大将痛風いい具合みたいだね〜にくいね成人病大臣!義治氏朝から登場。気合が感じられる
が、昼にご飯とカップラーメンの大盛り同時に食べるの辞めよう、それと汁を全部飲むな!
はずしたビスは全てなくさぬように保管する
だから〜マスクしろっていってるべ
その液体劇物だよ、
手袋もしたほうがいいっばさ
子供8人のお父さんなんだから、頑張るんだよ、定年退職は死ぬまでないんだからね
死ぬまで定年退職がないのも
いかがなものかと・・・・・・・・ぶつぶつ
ああああ子供8人も作らなきゃ良かったでもあと一人作れば
よっちゃん野球チームが出来るな、
いかがですか、厚塗りせずにこのようにつるつるにすることが可能です
響板塗装開始
フレームも金粉が塗られ、
セット待ち
ギターの響板のように薄く均一に塗る
これ極意
駒部分にニスが付かぬようにマスキングをほどこし
塗装していきます、
けん盤キャプスタンの頭の手入れ
駒割れ修理開始
まずぶな材を当て木にします、このフレームの穴にこれをウメキしてしまいます直すところは違いますが
位置決めが出来たら駒ピンを抜き
ドリルで穴をあけます
この木はあくまであて木
動かぬようにビスで固定します
駒割れの部分を穴を開け うめきを作ります
うめるまえにニカワを湯で時間かけてといときます
打ち込み
あてぎをはずし駒ピン穴あけて駒ピン打ち込み
よっちゃんのニカワ
物思いにふける義治氏
下の写真はなんと義治氏のお子様が夏休みの宿題が出来なく
今になり白状したために本日お父様が子供の作品を見るに見かねておとーさまが作る羽目に!
情けない連発、自分の子供がこんなに不器用だと思わなかった、としきり
「しかしこんなに釘出てたら危なくてしょうがない、学校にも持っていけない代物だ
これは棚ではなく凶器だよ」・・・・・・・・ぶつぶつ
1ヶ月以上もあるのに毎日ゲームはするのにナーンもしてないじゃないか!
お父さんはおこっているんだぞ〜
中2の作品だよ、
馬鹿息子だ
お父さんの夏休み宿題編
見るに見かねる編
駒割れ治る、完璧だ
しんぴんブッシュに穴を開け弦を張っていきます
駒われも直り、ここまできたら勢いで行きましょう
さ、今日も体脂肪落とさねば、
汗だくでやらさせていただきますよ
4時間後、体脂肪減るよりハーゲンダッツのアイスばくばくで、一気に糖分アップ
お久しぶりです、運動会の役員をやっているため
毎日学校に出向く、既に学校の生徒の名前はほぼ覚えている
なぜならすべての、学年に自分の子供の同級生がいるからだ。
先生より学校の内情が詳しいのだ、
8人の子供の父親、そうは簡単に死なしてくれないらしい
定年退職は死ぬまでないらしい、頑張ってるねよっちゃん
見よ、吉村作治先生に似てるでしょ、エジプトにはくわしくはない
一本一本手で磨くFRピン
棚板部塗装に入る
修理に戻る
義治氏 東北へ旅行 飲んで呑んで一人でホテルの酒呑みつくす、
おなかすいたな〜
んん!んまいっ!のんじゃうよ〜
大内宿
タカトウ蕎麦
このねぎで食べるのだ
冷たい蕎麦、これがまたうまい。
食べねば損する大内宿
フロントキーピン磨き終了
ピアピット生コン注入
鍵盤サンディング中
夜中まで作業が続く
右下!
年数を物語る埃です
ほとんどのピアノがこうです
よっちゃん家事件簿
8人の子供の4男が家出!
ベビースターラーメンで義治氏と対立!

義治氏がベビースターラーメンを4男に作り始めたときに、事件がおきた
いつものようにお湯を入れラーメンを入れたときに義治氏がどうやら
2つに割りお湯の中に入れたため、それを見ていた4男が何故2個に割るのだ
と激怒、腹に入れば同じだ!とラーメンの作り方で大喧嘩
「俺はこんな家はやだ」とタンカを切り、「おおおっ上等じゃねーか。とっとと出て行きやがれ」まるで江戸の下町のけんか、テレビでおなじみの・・・・・みたいなシーン、ラーメンの作り方で家出、それを見守る7人の子供達、
義治氏は「男なら帰ってくるな、」と激怒
4男も負けじと食いつく、寺内貫太郎一家のような状態だ、
さてさてどうなることやら
ピアノ足部分と棚板塗装終了これから研ぎがある
天秤もサンディング
足が全面部木目?また凝り始めたね〜、これ受けるけど
1本の足に2回~2回塗装を施すために超めんどっちいとフクタ氏
でも60年は色あせないらしい、下地処理はメーカーより気を使うから
万全だ、しかも福ちゃんものらないとこの仕様はやってくれない、義治氏赤字な仕事ばかり持ってくるが、やはり義治氏の人柄で皆快く作業してくれるからこれまた人得な人だ
いくらで取ってきた仕事かしらんが、絶対赤字の金額に決まってる、
前もその前もそうだから、江戸っ子気質で信用してくれればそれだけで嬉しいみたいだ
・・・・・・・・・子供が泣いてるぜーチッター儲けてねー
義治家、事件簿ぱーと2
4男は憮然としながらもお腹がすいたために家に戻るが、親父とは口もきかず・・・・・
とそのときまたまた事件が同時に起きた、お勝手場でなにやら2男が塩をグラグラゆで始めていたのだ、「なにしてるんだ?こんな時間に」と義治氏、「夏休みの宿題だよ、塩の結晶取るんだ」
ななななな〜んと、夏休みの宿題、!義治氏「今からグラグラやっても20分〜30分でそんな研究できるわけないじゃないかー何時だと思っているんだー、依然になつやすみのしゅくだいーーーーー?」義治氏、ついにぶちきれ、夜の10時なのに義春家ハイテンションだ、まるでゴールデンタイムのような怒り盛り上がり、これまた4男と違い中坊なため、くそ生意気、反抗期も重なり、紛れもなく
寺内貫太郎一家状態、他7人の子供は勝手に自分のお菓子を握り締め、ヤンヤヤンヤの野次馬
状態、これには義治氏オヤジの威厳を守るべく応戦、実に毎日熱い家族だ
話を聞くと朝から戦争状態だ、
痛風が痛いといっている場合ではない、
夏休み宿題事件簿、でした
9月23日 義治氏 幼稚園運動会、綱引きで燃える、
そのため作業はありません、
義治氏8男 しおん君
ハードロッカーになるのが夢だ、
パープルのメンバーになると今から夢はでかい、
とても良いことだ
4男が罪滅ぼしでお父様の仕事を
手伝いに来た、名前はハチ! えらいぞハチ!
懐かしい実写版、DVD悪魔君だ、
漫画ではおなじみだけど実写版はわれわれ昭和35年〜
生まれにはたまらない
ピン板の写真がなくなってしまった、いつの間にかねぎ蕎麦に・・・・・・・・・
紛れもなく12月24日クリスマスイブ製造です
ダンパーフェルト交換、実に細かいところまで交換だ
このようにやっている、
わが息子8人衆よ勉強しなさい
ゲームばかりするんじゃない!解ったかーハチ、シオン
解ったかーハチ,シオンお父さんはがんばってるんだぞ〜・・・・・・・・・・・・・超説得力無し
新品のフレンジ、が来たために交換作業
外装とそうはがし
ブライドルテープ交換開始
これも細かい作業だ、当時とまったく同じの部品があるのはピアノならではだ
ハンマー付け開始
シャンクはそのまま残し新品のハンマーを取り付けます
基準取りが大変です
何度も測定しながら決めていきます
外装フィニッシュ始まりました
事務所と塗装ブースは同じはつらく
今日は外で塗装
ロッドもぴかぴかに
これはまず覗き込んでも見えないところ
完璧に仕上げます
U3Cいよいよ組み上げです、塗装膜を傷つけぬように慎重に組み上げます
磨きこまれた棚板
足付け
すでに新品に張り替えられた弦
このピアノは元はクロ一色のピアノでした、リニューアルです
どうせならオンリーワンのピアノに、
ということでカスタマイズ、正面から見ると両端は木目がキラリ
のブラッドワインサンバースト、えらい豪華になります
このように木目が出るピアノはここ20年のピアノでは出ず、
モット古いピアノでないと綺麗な木目は出ません
さすがその年数のものは材も豪華に作られている
昔はそれがピアノとして当たり前の時代も日本にはあったのです
細かい鍵盤調整を始めた義治氏
裏側からスラッジをリーマペーパーでとり
内側からバランスホール調整
これから棚板をつけます
GPで言えば筬、慎重にしッかりと固定します
上記にダンパー取替え作業がはじまり一度は新品に張り替えたダンパーフェルトが取り付いたのですが
気に入らないらしく今度はすっかりブロックごと新品になる
さすがよっちゃん江戸っ子だね〜キップがいいねー、オー赤字だねー、
「亜多忙よ!伊達に子供8人なんざつくりゃーしねーよーおー」「いよっ!江戸一の職人だねぇー」
綺麗にハンマーがそろいました
黒鍵の横の黒い部分まで
塗りなおす手の入れよう
さすが義治、偉い
おと作りに余念がない義治氏 数週間やっとるに
2006 新年明けましておめでとうございます
昨年はこのページが更新されていないのに不安を抱いていたのでは
いやいやけしてサボっているわけでなく、細かい作業を続け、写真でとっても,どのように伝えればいいのか
解らずに、ぼやぼやしてました


というわけでそれそれ発信!
外装も塗装を落とすとこの年代のピアノの部材のよさを垣間見る
ことが出来ます
譜面台もこのとうり木目バリバリです、

音も義治氏確かにかなりの時間と日にちを費やし
実にファットな柔らかく澄んだ、音色に変更、
キンキンカンカンはどうもいけません、
レスローの弦の音伸びのよさにピッカリングされたハンマーから
打ちだされる音は40年物のキョウバン隅々まで響いています
でました!綺麗な木目
この木目を活かさない手はありません
ここのセンスは福ちゃんの腕に任せることにしよう
急ピッチであげてください、目前です。中身は完成
おおおおおかっちょええに
しょうゆサンバースト完成
この名前最高です
ソースサンバーストかしょうゆサンバーストまさに
作り上げたカラー
さすが福ちゃん写真よりごっつい綺麗なのよこれが
現物見たら凄いですね
おおおおおおおーでけたよ〜ヨッチャン!
部屋の明るさによって色が変わる
オンリーワンのピアノ完成
はじめた時は半そででした
この瞬間は感無量ですね

一生お使いできます、チューンドバイピアピット