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ピアノクリーニング  世田谷区Y様 アールウインザー(フローラピアノ)

アールウインザーピアノ入荷ワインレッド、外装は傷あれど大きな色やけはない、いい感じだ 磨けばぴかぴかになりそうだ
このピアノ意外と多い、フローラピアノが作り出していたモデル、30数年前によく売れた

コンパウンドを傷に合わせて使い分ける

磨き作業

バランスキーピンの磨き作業

チューニング白くくぐもっているが、大きなさびはないところがGOOD
磨くと新品時のような輝きが取り戻せそうだ

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けん盤下はゴキブリの糞、と埃にまみれてしまっている

580円のTシャツを買ってきて自分で印刷。ナベサンは何でもやるな。

お見積金額
ピアノクリーニング65000円
ブライドルテープ交換18000円
鍵盤ホール調整7000円
ハンマースティック修理12000円
ダンパーレバークロス交換15000円
スプーンみがき3000円
アクション総合調整22000円
調律15000円
運送15000円+15000円=30000円
税込納品時の調整調律含まれます
フィンガード、お手入れセット付き
ご集金は納品日調律終了時ご集金となります

本日のBGM、カウントベイシー

本日は快晴〜〜が風強し

弱音マフラーの張り替え

チェンバロキット届く

ピアノクリーニング修理、これがこのように各地からどんと届く
各県環境置き場所もさまざま状態からピアピットへ入荷してくる
新品当時から数十年と歴史を刻み込んで入荷、1台とも同じ状態はなく
之がやっていて面白い、南から運ばれてくるピアノは大きく分ければ湿気満載で入ってくるし、北からのピアノは真逆の過乾燥にて運び込まれてくる
ピアノにとっては過酷な道なのだが、子供たちに愛されてやがて受験だの進路が違う方面へと移り変わり、ピアノは段々家の片隅にぽつんと置かれている
と言うところから、それから十年?20年?・・・さあここにきてピアノ復活期に入る
そこで私たちはそのお手伝いとして陰ながら登場〜〜〜
その歴史を感じながら作業できるのも実に楽しい
見て之が面白いのは誰が使っていたかはわからない。。私たちは、でも見た瞬間
男女の区別はつくのと一人で使用していたものなのか二人なのかも判別がつく
一日何十分ぐらい使っていたかも大体見当がつくわけで
ピアノがしっかり歴史を刻み込んでいてくれるのは実に作業する方に取ったらありがたい

ピアノが瞬間よみがえるとき、これはクリーニングを施して整調作業をして調律を始めた時だ、持ち込んできたときよりも音量がぐんと上がる瞬間、、、おおお生き返ったぞ
と毎回思う瞬間はデジタルものでは感じ取ることができない
大きく息を吐くように音量が上がる、この時はやってよかったなああああ
とうれしく思うところだ、まさに生き物、ピアノは生きていると言いますがまさにその瞬間を感じ取れる幸せな仕事だと思っています、。。。。実に地味ですが



打ち傷ありタッチペイントしておこう

非常用らんぷ、大正時代の物

夜のピアピット〜〜

ヒンジはみがいた後錆止めウレタン塗装が施される

下律開始

ピカピカによみがえるけん盤蓋

磨きこまれた鍵盤本体に戻す

埃等がたまった底板

ピアノを寝かして底板分解作業 底板のびすはは全て錆びついてしまっている

レバークロスの交換作業

穴が開いてます

取り外されたダンパーレバー部品

レバーを外さない限り見えないところだスプーン、頭がさび付いている

アールウインザー系ダンパーレバークロスの穴あきがとにかく多い
ここに穴が開くと連打ができなくなりついには音が出なくなってしまう
スプーンと言う部品の頭が錆び鍵盤を押すたびに削りこまれる
スプーンの頭のさびを取り除くのとレバークロスの交換が必要だ

ハンマー整形ふぁいりんぐ

黒鍵盤側面鍵盤ブラックで再塗装

昔は100社を超えるピアノメーカーが混在していた日本、それが今ではヤマハカワイ2社、ほとんどが中国ベトナム製のピアノが主流になる

ナベサンが描くマーク
こういうの器用です

けん盤蓋組み上げヒンジビスも新品に交換

けん盤蓋細かい傷と汚れに覆われています磨き準備

この頭をとにかく綺麗に磨くことが大切、錆びつくとたちまちタッチレスポンスに大きく影響する所にあり

ピアノクリーニング、一度メンテナンス!!こういう機会はめったにないところにあり
徹底的に作業をしなくてはならない、安いところで手抜き関係がまかり通る、これでは職人気質に傷がつく所でもある、作業を公開することによりユーザーがどこをどのようにして治すのか
どのように磨くのか、調律師がどこまで手を加えていくのか
こういうところはグレイなところでもあるのでしっかりと見せていく必要がある
安かろう悪かろうではピアノにお金をかける意味すらなくなってしまうので
職人魂が伝わればうれし良い限りです

錆等も取れてピカピカになる

アクション分解修理開始

チューニングピン磨きクリーニング

ピアピット ナベサンが始めた工房だ
30年前になるがパソコンもなく何もないところから始まる、調律に行っていたお客様だけの修理工房だった
当時仕事はなく、好きなサーフィン ギターどんだけでも練習できたぐらい時間と暇だけはあったらしい
しばらくしてからこれからはコンピューターの時代、ドメインとかいうやつをとらないといけないとか言われ
ピアピットドットコム、をパソコンが普及する前から取った。・・・・・・・・20万ぐらいかかったような気がする
ドメインをとったはいいが、肝心のパソコンがない!!ことを数年たって思い出した。・・・・意味わからん
と言うことでパソコンを買いに行ったがさてなにをしたらいいのかわからず、最初に覚えたのは
絵を描くことだった、毎日ひたすらパソコンで絵を描いた、しばらくしてなんとやっとメールアドレスを作った
それが今のメールアドレスだ、何とも古いアドレスらしい。初期型アドレスと言われることしばしば
最近だいくつものメールアドレス作れるんだよと聞いたのは、がしかし今でも1個だけの何変わらないアドレスを使い続けている。 HPはここ数年初めて作った、その間ピアノの修理ギターイジリ オーディオ直し
好きなことばかりやっていた初期ナベサンとフクチャン。よく食えてたものだと今でも自ら不思議がるナベサン
私はのちの十数年後にはいったのだが。当時行き当たりばったりの会社だったそのうち治るのかと思いきや
今でもなんと行き当たりばったりの会社を貫き通しているのには驚くばかりで
人柄だけのかりそめなバランスを保ちながら30年も続いている会社に驚く始末。
売上は上がるが実入りがさっぱりで30年、ほんと笑える会社と言うか笑うしかない会社なのだ

それでも好きな仕事をし続ける皆の衆これは無敵なのだ
収入がなくても手はうごくせっせと働く、これ無敵・・・・・他企業がまねできない会社だ
不思議に社員が増える不思議と食べていっている、これぞ現代のミステリー・・・・と言うとかっこいいが
しょうがないじゃん・・これしかないんだから精神でも誰も文句は言わないやめもしないところがミステリー

当時意外と使っていた感あり、練習していた後が残る

レンナーフェルト、(ドイツ製のフェルト)
名門だ

鍵盤カビ発生、黒鍵盤白鍵盤はバフがけによってピカピカになる、ここは拭いたくらいでは綺麗にならない

ぶらいどるテープ等の交換