ピアノクリーニングヤマハU1D 埼玉県M様  

ピアピットHPへ

ヤマハU1Dモデル 昭和35年製 ナベサンが昭和36年生まれだから同級生だ。さすがに半世紀たつピアノだ
古い、一概に古いと言い切れない良さがDモデルにはあるのだ、なんとクリーニング修理でほぼ完ぺきなレスポンスをとりもどせるのだ

チューニングピンが何とかひかったぞ〜〜後は錆止めをしっかり塗れば錆びない
既に日本のケミカル剤は世界一だ、時代文化の進歩の証

黄ばんで変色した木口を落としていく

お見積金額
ピアノクリーニング65000円
ぶらいどるテープ交換18000円
けん盤木口交換15000円
ハンマースティック12000円
ジャックスティック10000円
鍵盤ホール調整8000円
アクション総合調整22000円
調律11000円
運送15000+15000円=30000円
税込納品時の調整調律含まれます
フィンガード付

1回目の音上げ

ヒンジはまとめて磨いた後ウレタンさび止め塗装が施されます

ペダル窓クロスも新品に交換されます

底板部分すべてサンディングを施してカビシミ等をきれいに取り去る

ペダル分解磨きクリーニング

ぺだる部取り外し

ピアノ本体を寝かして底板の取り外し底板の合板が剥がれているがここは
運送の時とかに引っかけたりするところでもあり1枚なくてもOKたいがい剥がれてしまっている

黒鍵盤際の再塗装

U1D

ピアピット ナベサンが始めた工房だ
30年前になるがパソコンもなく何もないところから始まる、調律に行っていたお客様だけの修理工房だった
当時仕事はなく、好きなサーフィン ギターどんだけでも練習できたぐらい時間と暇だけはあったらしい
しばらくしてからこれからはコンピューターの時代、ドメインとかいうやつをとらないといけないとか言われ
ピアピットドットコム、をパソコンが普及する前から取った。・・・・・・・・20万ぐらいかかったような気がする
ドメインをとったはいいが、肝心のパソコンがない!!ことを数年たって思い出した。・・・・意味わからん
と言うことでパソコンを買いに行ったがさてなにをしたらいいのかわからず、最初に覚えたのは
絵を描くことだった、毎日ひたすらパソコンで絵を描いた、しばらくしてなんとやっとメールアドレスを作った
それが今のメールアドレスだ、何とも古いアドレスらしい。初期型アドレスと言われることしばしば
最近だいくつものメールアドレス作れるんだよと聞いたのは、がしかし今でも1個だけの何変わらないアドレスを使い続けている。 HPはここ数年初めて作った、その間ピアノの修理ギターイジリ オーディオ直し
好きなことばかりやっていた初期ナベサンとフクチャン。よく食えてたものだと今でも自ら不思議がるナベサン
私はのちの十数年後にはいったのだが。当時行き当たりばったりの会社だったそのうち治るのかと思いきや
今でもなんと行き当たりばったりの会社を貫き通しているのには驚くばかりで
人柄だけのかりそめなバランスを保ちながら30年も続いている会社に驚く始末。
売上は上がるが実入りがさっぱりで30年、ほんと笑える会社と言うか笑うしかない会社なのだ

それでも好きな仕事をし続ける皆の衆これは無敵なのだ
収入がなくても手はうごくせっせと働く、これ無敵・・・・・他企業がまねできない会社だ
不思議に社員が増える不思議と食べていっている、これぞ現代のミステリー・・・・と言うとかっこいいが
しょうがないじゃん・・これしかないんだから精神でも誰も文句は言わないやめもしないところがミステリー

ファイリングは音色も決める所でもあるゆえに絶対ベテランでなくてはならない
素人の剥き方とベテランの剥き方で一発で音色が変わるところにあり

ハンマー整形ファイリング作業だ ハンマートップには弦溝がついているこれをきれいに均等にファイリングすることにより
ハンマーフェルト表面張力が均一になり元のタイト感ある音色がよみがえります

今まで何十台もこのDモデルを直してきた、オーバーホールはうち2台のみほとんどがオーバーホールせずして完璧に直る

全部が全部と言うわけではないが完成度と共鳴板の愛称が良いように感じるのだ
治すとほんとパワーがよみがえるというかいい音色に戻る

アクション分解作業

こんなパネルをカスタムにしたりする、かっこいいじゃんね

アクションブライドルテープの交換

けん盤木口落とし作業

まっかっかでないチューニングピン これはいいぞ、奇跡かも 磨けば綺麗になりそうだ

それらも含めて再生していこう 弦ピン関係も錆びが忍び寄っている まずはチューニングピン関係の錆び取から始めよう

ただDであればそのまま使えるというはなしではない、当然直すところは直さないと使える代物ではないくらい50年の歳月の取り方は
人間と同じで、あちこちガタがくる部品は劣化が進んでいkるこれは当然どんなピアノでもありうることだ

鍵盤バフがけ

外装バフがけ準備