ヤマハU100ピアピットカスタマイズ 、 出来上がり時440000円
スプリング系の交換作業
ジャックスプリングの交換
これもディアパソン125同様にヤマハの古いモデルだ、もともとこれも色は黒
この三つ窓タイプはすでに生産されてもいない、さらに三つ窓のところに細かい細工が施してある
これらも今のデザインにはないのだ、
足柄インターSAの饅頭これはうまい
付随する。クロスもだめ、フェルト等もそれは使えないので
全部交換
ナベサンのリフレッシュ、ギブソンギターを弾く
ブッシュの深さを測定 他細かいところのゲージ等をチェック
修理オーバーホール、ただ中身を調整するのではなく年数に応じて完璧に
交換する所は交換しておきたい
レスポンス的にも相当に跳ね上がる作業なのだ
ピン1本でレスポンスは急上昇する面白さがピアノには随所に込められているのだ
それをちまちまなところの作業なのだがこれは行く末の寿命まで握るところだ
というわけで、今度は外装もマットな感じになったので
それに合わせて上塗りの塗装をはがす作業、黒檀そのものの感触はとてもいい
こういうところ随所にすごい部材が表れるのも工業製品前の手工作りのところだ
オリジナルが黒檀もすごい
当時のピアノに対するお金の賭けようはウルトラぜいたく品
の証だろう
はがすほうが手間がかかるがオリジナル性を重視
鍵盤、黒い鍵盤を黒檀に変更しようと思い1個取り外したら
なんとオリジナルが黒檀鍵盤塗装がされてたので判別できなかった
ピンブッシュの穴あけが済んだらいよいよ弦張り込み作業
こういう裏方系のスプリング、このジャックスプリングが壊れただけで音が出なくなる
ピンブッシュトルクを保持する大切な重要なポジションにある
深さにあったピンブッシュを打ち込んでいきます
チューニングピン抜き
弦の張力をゆっくり緩めていきます
ある程度ゆるんだらチューニングピンに巻きつけていた弦コイルを外していきます
ハンマーは今度は柔らかい鳴りとしっかりした輪郭を作る
マホガニハンマーだ。特注製
このためにすでにハンマーは出来上がっていたのだ
弦はすべて捨ててしまいます
取り外しの弦。今度はドイツ製のレスロー弦が張りこまれるのだ
世界的にあまりにも有名な弦メーカー
鳴りと粘りと硬質性の高い弦だ
まさにミュージックワイアーというべき弦なのだ
現状は傷多い黒だったピアノは見違えるほど精悍なモデルと変身
形こそ変わってはいない、色モディファイを変えるだけでずいぶんと印象は変わる
今や廃棄の道をたどっていたこのモデル
こうなると実にかっこいい、共鳴板も割れもない、弦あつもチェック済みだ
完璧にいいピアノと変身するでしょう
部材の良さはこういうところに出ているのと
アクションの部材は最高に狂いもそりもなくいい
三つ窓にあるさりげない飾り細工
アクション1個1個にスプリングがついている部品
スプリングは交換しておいたほうがいい
下前パネルもしっかりデザインとして加工されている