ブライドルテープのカッティングもしてくれた
ディアパソン132象牙総アグラフピアピットカスタムに変身させます
調律師の丸山さんが使っていたピアノ、縁あってピアピットに届いたディアパソン132モデルだ、最高級モデル、
今現在同じ仕様のモデルは1台だけある、それはヤマハSU7と言う機種になる、132は以外に出てくるがこの仕様モデルは実に出てこない希少なモデルと言えよう。親板が剥がれている突板からのはがれなのでこれ間単に直せるので問題はない
状態は最高の状態だ、丸山さん奥さんも調律師旦那さんも調律師(すでに他界)・・私たちの先輩にあたる人だ
その凝った譜面台だ、桜の花びらを上品に気品く入らないかと、試行錯誤を繰り返した結果
最高だぜ!のイメージぴったりの出来上がりを見せた、花びらの大きさからすべて想像通りになるまで
何回もやり直した
今現在整調はしていないが調律はしているというか
何回も調律する必要がある
最高の音色だ、調律だけしかやっていないのに
これぞディアパソンの音色が既に聞けるのはこれうれしい
中古とOHの違いはここにある!と言うくらいに比較できるのだ、最高の音色になりそうだしこれに整調を加えれば最強
新品ではまず味わえない豊かな優しい音色かるパワーがあり十分に共鳴板が響いてくれている
グラディションが施される
弦ピン関係の取り外し作業だ
弦が張りこまれているときの共鳴板の状態と取り外した時の状態はまるで違うのだ、ものすごい張力共鳴板は抑え込まれている
割れが入っていたとしても抑え込まれていたら割れているのかそうでないのかが分からないケースが多い、弦を取り外すと割れていた部分は浮き出てぽかんと開いてくる、その確認作業もOHするうえで重要なポイントだ
やはり心臓部ですからね
ピン板も良好
アクションの整調作業、じっくりと腰を据えての作業、手を加えれば加えるほどレスポンスはよくなる
象牙に黒檀
数枚の桜の花びらが実に存在感を醸し出す
之ナベサンとフクチャンの決定的な偶然とやり直し〜生まれた
賜物でございますね
ピアノカスタマの醍醐味でもありますね
ピアノに合う色調で足元がちゃくちゃくと完成し始める
棚板とそう
イメージはSAKURA、桜。 柔らかい色調と淡い感じと本体が黒なのでマッチした色に
コツを覚えるのが早いぞ〜〜手つきもしっかりしている
真剣にプレートスクリューを付けたまま取り外す
今日はこのピアノのオーナーになるであろう、と思われる年長さん(幼稚園)のお姉さんが手伝いに来てくれた
フレンジのプレートスクリューを緩めハンマーを取り出すという難度の高い工程を挑戦〜〜
フレームボルト締め
弦枕制作
やりましたね〜〜オレンジサンバースト
フレームも今までにない色に変更〜〜ベーゼンの金粉を使用〜さらにカスタムが加えられる
フレーム塗装準備
共鳴板のチェック良好
さあ皆の衆あつまれフレームを上げるぞ
あくまで個人的なものなので非売品でございます
レスポール58年仕様に、ヘッドの塗装もクラッキングをわざと入れたレリック仕様に
ヤレタ感じがないと不自然、艶もややない感じに薄く塗装してクラックを発生させる
本体の色、色まではついた焼けた感じがどうしてもほしい
息子さんが引き継ぐのかと思いきやヤマハにいるために現代のピアノしか興味がないらしい〜〜
ピンブッシュ打ち込み新品ブッシュこれがピアノの寿命のトルクを作り出す
チューニングピンを抜く作業ここも年数から判断できるピン味ピントルクが見えるというか感じるといったほうがいいだろう、ぬき始めた感触で全てが把握できるのも職人ならではの作業になる。抜く感触が悪いとこれピン板に疑問を感じなくてはならない、メーカーものではほとんどないが第3メーカーになるとぴん板までもがまるで違うつくりになってくる、新品時の判別は不可能だ
OHしてみて初めて分かるという結果が多い
ニスのやれもないいい状態だ、半世紀近く乾いた共鳴板これこそビンテージなのだ、みな枯れた音がほしいというが新品ではどうしても出せない音が潜むこのこの共鳴板、ナベサンのギブソンDOVEのアコギがいい例だった
新品で買った〜届いた〜〜ならね〜〜〜サッパリならね〜〜と散々ぼやいていた。それから20年今ようやく鳴り始めたDOVE、しかしフレットは減りこみギターのOHが近ぢか待っている、ナベサンのギターは大阪のリペアショップに持って行かれる、プロに頼む、自分でもできそうなのだが失敗は許されないフレット関係だ指板同様にシビアな所はプロに任せる
弦圧チェック
まるで一筋の割れもない、まあ念のために丸一日放置する
均一に緩めていく張力
底板分解〜〜
古いビスさび付いたビスは全て捨てて新しいビスが与えられる
じんわりと忍び寄る錆び、これら弦もすべて新しいレスロー弦に取り換えたい
調律メンテに関しては夫婦そろって調律師なために何も問題はないし置いてあった環境も抜群にいいところだったが、年数の劣化は隠せない
ピアノのふた内側部、サクラをイメージしたカラー、燃えるサクラなのだ
何がすごいかって、なんと譜面台、たかが譜面台と思うかもしれないが
今凝って何回もやり直ししている〜〜同じようにやればいいというわけではない
そこがピアピットスピリッツ
たばこのケースにスピーカーがついたギターアンプ!!確かに音が出る
ベークライトの黒けん盤を黒檀けん盤に変更だ 最高の鍵盤なのだ
しかし昨今どこの国でも黒檀伐採に関して法の網がかけられ始めている、希少な部品となること間違いない
チッピング
桜の木をイメージした色、考え抜いて大人っぽい色に
ピンク系も考えたがこれいまいち。でもこうして色を作るときは
なぜに面白いのか、見たこともないピアノの鍵盤蓋が目の前で見ることができる斬新新鮮さは他と比べられない
季節の柿。
チューニングピン抜き取り作業
総アグラフ1枚象牙を持つモデル、象牙も大体は年数が経つとかけたりひび割れが有ったりするが何もない丁寧に使われていた証拠だ