精密な整調がとりおこなわれるここは実に大切なところ
運動連動すべてタッチ感触まで正確に作り上げるところだ

ピアノ調律師の世界も大きく変化

売るピアノはほとんど趣味の世界だ
みんなの意向が次々に盛り込まれるところがうれしい
儲け云々など2の次ですね


作りこむスタンスはもし自分のピアノを買うんだったら
こういうのがほしいよね、というところから始まるので
別に売れても売れなくてもOKというのが
ピアピットスタンス

作っているうちにはまり込んでいく面白さは
ノルマもない予算もないピアピットならではの自由な
所だ。ゆえに完璧なものとして出したいところなので
数など頭にない、目の前にあるピアノを作りこむ

ピアノ調弦張りこみ作業

チューニングピンを緩めていきます

ピアノはギターとかバイオリンと同じ弦楽器なのだが決定的に違うところが
弦寿命にある ギターの弦に比べて1本が数十倍も太いし直接触るということはないのでその分寿命は長い、40年位に一度という感じだ
ギターの場合は2週間で1回かな、ワンセット取り替えがツウだ
考えかたにもよるがギターの場合は指板も減りフレットも減る減れば交換なのである意味ピアノよりかかるケースもある。ピアノのように買い替えるということはなく
買い足すという感じだろうか、どんどんギターケースが山のようになる
まあ使い分ける楽器でもあるので数本あればOKなのだが

弦枕の交換 ディアパソンも直せばいい音しますね

ディアパソン132三つ窓ダークウォルナット  T様予約(手裏剣お兄ちゃん2忍者)

ディアパ132モデル 外装はそれなりに傷があるが弦ピンがまっつかに錆びついているわけでもない
磨けば使えそうな気がするくらいの状態で持ち込まれた、浜松のナベサンのピアノ関係の社長から譲ってもらった

チューニングピンを抜いたらピンブッシュを抜いていきます

残すは外装〜〜のみ手前棚板足等の傷を治してみたい

音は出せますので見に来てみてくださいませ

調律師の業界でもいよいよ国家資格導入ということに
今まで日本調律師協会という団体があり試験を受け入会するというほうしきにて数十年、その調律師協会の働きかけにより
やっと国家資格制度にまでこぎつけた、今までだれでも今日から私は調律師で通っていた、大変な勉強をし見事調律師協会の
資格をとっても一般的なところで認知度は低く、お客様が判断するところにまでいたらなかった。
いかがわしい調律師も、怪しい調律師も、調律師協会の調律師も同じ土壌にいたわけだ
ところが今度は実に大きく変化していくだろう、まあいうなれば調律師の仕分けと言う段階にきたわけだ
しっかりと線引きが出来る、当然調律師というなれば国家資格あるべきと言うことになる
地道に努力している人間にとっては諸手を上げて賛成だ
それとホール関係などは当然国家資格保持者以外は触らせないということにもなるし、学校関係も同じようになる
一生懸命勉強して日本ピアノ調律師協会の資格を取得しまいにちがんばっている調律師にとってはとてもうれしい
ユーザーもレベルの高い技術を得られると言うわけだ
今度こそユーザーにもこういう制度があることを強く伝えたい
3級2級1級  調律師協会合格レベルは2級以上となる、
建築系と似ているかも大学卒業で2級建築士 国家資格1級はさらに難しくなる
すでに3月半ば現在合否通知が届いている
ナベサンも2級合格やれやれ、もう1級もうけたくないといっている
実技はともかく学科が頭にはいらないらしい???まあ一応合格ということでピアピット受けた人間2級みな合格です

黒鍵盤ベークライトを黒檀に変更

フロントキーピン等の磨きこみ作業鍵盤運動に直結するところでもあり摩擦抵抗があるとスムーズな動きをしてくれなくなる
これはどのピアノも同じだ

売り物を作るときはほとんど趣味のふか〜〜〜い所で作業が始まる
ピアピット的には売れても売れなくてもOK 予算もなければノルマもないところなので自由にっピアノを修理手を入れるところが面白く
そこは技術者ならではの面白さがありここをあ〜〜しようこうしようとコスト面は全てフリーなので
自分のピアノを作る感覚がすべて注ぎ込まれるという感じでピアノつくりに没頭できるところが面白い

ダンパーヘッド新品交換

古いダンパーヘッド

ペダル関係の修理クリーニング

ヒッチピンうちおろし圧着

弦〜チューニングピンもメッキピン弦はレスロー弦(ドイツ製)を使用

しかしもう一度売り物として渡すわけだし ピアピット的にはオーバーホールして出したいところでもあるし時間もあるのでやってしまおう

いつかこの黒檀も幻の部材となるだろう 。今はすでに黒檀の粉末に樹脂を混ぜ合わせた黒鍵盤が出始めている 安定供給ができなくなっている部材黒檀

アクション整調作業と下律  鍵盤上面ナラシ作業

チューニングピンブッシュ打ち込み

40年位一度くらいの弦交換作業 

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弦を外したらチューニングピン抜きとり作業