ディアパソン132BW ダークウォルナット角窓タイプオオハシデザイン  予約済み 本体390000円
人気の132BW 現状状態良好、ピンも弦もきれいなのだ
しかし年数がたってしまっているので、弦〜ピン交換によりもう一度光り輝く音に戻します
ピアピットは修理調律メインでやっています、合間を見ながら販売用のピアノを作り上げています
自由に手を加えることができるので、技術者のスキルアップを図るにはもってこいの素材となります
思ったとおりいくらでも手を加えよ!という命令が出ます
それを任される技術者は新品時の状態を頭に描きそれ以上の内容にて返したいと思う。好きなように手を加え続けることが自分を高める原動力となるので
みな楽しみながら販売用は特に作っています
中古で売ってしまえばいいというのは捨てて納得いくまで
132を最高のコンディションにもっていきます
数は出来なんですが、OHの醍醐味は出来上がったとき、
きれいさはもちろんなのだが、音質〜タッチまで納得いくまで突き詰めることが
できるので、楽しい
そこには期限があってないようなものなのだ、徹底的に仕上げる
それこそ132の持ついいところを100%引き出すことが仕事ですね
弦の張力をゆっくり緩めていきます
数十年ぶりに弦の圧力が取れた132、今度は駒にかかる弦圧のチェックだ
数十トンの張力がフレームと駒にかかっている、弦圧に押し込まれて駒圧が変化する
これはどんなピアノにも当てはまることなのだ
鉄の弦に対して木。確実にゆっくり沈む駒。もう一度弦圧を図りなおし、ないところは弦圧を出さないとピアノは
なってくれないのだ、
弦をはずしおえたらチューニングピン抜き
抜き取ったピンは再利用できません
ピンを抜き取ったら今度はピンブッシュ抜き
展示に戻る
ディアパソンピアノレスロー弦の張りこみ作業
弦圧の調整作業わずかに落ち込んでいる、ここはしっかり直しておかなければならない。中古の怖いところはこういう調整が弦を張り込んである状態では不可能、ということだ
弦圧がない、マイナス状態でピアノを買った意味すらなくなってしまうことなのだ。
レスロー&デーゲン巻き線到着
伊藤さんがチェック
まあいいだろう
フレームボルトの締め上げ作業
まだまだ半分にも満たないが
合間を見つけてなべさんが作る工房
まるでピアノ屋を無視したつくりになってきている
高額なイメージと手軽に弾けるイメージが入り乱れるこの世界。確かにお金をかければ
きれいなものが出来る可能性は高いけれど、今のご時世。それならば他に使うお金に回ってしまい結局好きなものが買えないという堂々巡りにいたってしまう
それは人のライフスタイルがそれぞれあるわけだから否定する気はさらさらないけれど
「お金がかかるから・・・」と言う理由だけで好きなものをあきらめてしまうのはもったいないことだと思う。
そのひとつとしてピアピットでは中古で販売するのではなく。入荷したらきれいだろうが、汚かろうが、弦ピン等すべて捨ててしまう。
きれいに仕上げ新品パーツも多数投入してこの値段が安いか!!
値段だけ見れば390000円、現在の中古と比べると一概に高いとは言えないはずだ
これだけ魅力的な132が新品時同様で手に入る。
それはピアピットは売って儲けようなどとは一切縁のないところにあるわけで、
常日頃から修理〜クリーニング等を手がけているが、その集大成を販売用で思う存分好きなだけ手をかけることが出来る、これはみんなのスキルアップにも大きく影響するのだ

一人で完成品を作る、これだけ手をかけても本人に入るお金は4〜5万円
でもそこは職人、面白さが凝縮し濃厚なピアノが出来上がるのは間違いない
だから予約予約と入荷するごとに決まってしまうが、メインお客様あら預かっているピアノの修理なので、その合間合間で作業させてもらっている、

他業者では不可能な作業だと思う、利益も上がらないのに手はどんどん動く
これ考え方を変えれば無敵かもしれない、ピアノが好きなのでやっているだけ・・・
とみんなかる^〜〜く言い放つ、だから好きなようにやらしてくれ、となるのだ。

ピアピットは不思議な会社ですね〜〜〜〜〜〜〜
ここでまったく関係ない裏技紹介しよう
車のフロントガラスに付いた油膜のとり方
ウーロン茶でばっちり落とすことが出来ます。だまされたと思って試してみてはいかがですか、。もうひとつはモノクロの新聞紙を水にぬらしてふき取る、と落ちる
カー用品コーナーで買うより激安のアイテムだ、
なべさんどこでもらってくるのか?
2号工房ここまでたった一人で作り上げるなべさんは
まさに大工だ調律師辞めても食っていけそうだ
ペダル窓クロスは確実に交換しておきたいところだ
納品後の交換は不可能なのだ
鍵盤バフガケ
鍵盤が本体に入る前の作業
バランスキーピンフロントキーピン磨き
鍵盤の摩擦抵抗を出来るだけ少なくしなくてはならない
新品ハンマー特注品 第一整音終了
この古いダンパーも交換されます
ダンパー部品
黒檀鍵盤に変更
ダンパーの交換はなべさん
これが大変面倒な作業、取り付けは面倒なことはないのだが
その後の調整は相当大変なところだ中古業者は触らない、触りたくない
セクションなことは間違いない、複雑に絡み合う弦の振動を正確にとめなくてはならないところだ。この作業は何度やっても正直いやなところだ
弦だけ交換すればよいというものではないところに職人のわざと根気見せなくてはならない。 他業者からここだけ頼まれたりすることもよくあるが
出来るだけ売るものだけに専念したいというのがほんねだ〜〜〜わん
バスダンパー取付作業
すべての132にいえる部品の劣化、
フレンジ、この部分は絶対に交換しておきたいところだ。元の部品は樹脂製のフレンジが付いているが、これがすぐに動かなくなる、センターピンを交換で直ったりするのだが樹脂自体が年数経過で縮んでくるそのためからくりすりあわせ部分が接触して
スティック状態に陥ってしまうのだ。動いていれば弾いていてもわからないところかも知れないが、間違いなくアキレス腱に近いところだ、今まで入荷してくるもの全部スティック状態、1個1個修理して出したりはしたが、やはり同じ症状に陥ることしばしば
というわけで、これらフレンジすべてを新品に交換したほうがその後のメンテもいらなくなるので、こうかんしてしまいます。
上がウッドの新品部品
下が樹脂で出来ている132からはずした部品
この部分1個動かなくなるとピアノはたちまち音が出なくなるのだ
調子の悪いところだけをさらって交換していると、交換しなかったところから必ず出てくるのだ
そのときだけ動いていてもだめ、ずっと末永く使えるようにするにはこの部分の交換は絶対必要不可欠だ
中にはCLP、ファルカスといったケミカル剤で動かしている業者も多いが
これも半年で元の動かない状態に陥ります、
いろいろ手間のかかる132だが手間をかけた分だけよくなるので
出来上がった完成品は最高ですね
何度も何度も調律を繰り返します