クラヴィコード整作
ふらりときて木枠をおいてす〜〜っつと作業を始めた
最初ハトの巣箱でも作るのかと思っていた。またCDケースでも作るのか・・・・・
なにつくるの?と聞けばクラヴィコードだと。
ピアノの原点とも言うべきこのクラヴィコード、この手の楽器は弾きこなすクラヴィストとでも言うのか、ほとんど見たことがないのがピアノ畑から入った人間の世界だ、なんか新しい世界が入ってきたようでみんな興味シンシンなのだ
この楽器の起源は14世紀末ごろから作り始められた、楽器の名前はラテン語の鍵盤と弦から来ているとてもシンプルなネーミングだ
構造メカニズム的にもとてもシンプル
これから作ろうとしているのは17世紀初頭のもののレプリカ、
やはり楽器なので進化はするのですねトリプルフレット後にダブルフレットバージョンとなる
難しいこと話になってしまう・・・・なんか見ていると日本で言えば大正琴のようでそうでもない
チェンバロまで進化していないのでなんといっていいのかわからんのだ。
手のひらのところが共鳴板がのるところ・・・らしい
皆さん頭からピアノをはずしてください〜〜じゃないとピアノの原点の楽器ということで頭はピアノになってしまうんです〜〜〜まったく始めてみる楽器と見てくださいませ
私も書き込んでいてどのように説明をつければいいのかわからなくなっちまいました
チェンバロ等の演奏活動もやり調律師協会の役員もやり調律もやりクラヴィもつくりピアノの演奏もやりの島田さん!
にレクチャー受けながらじゃないとわからない
形がよくわからないのでこれから順を追ってみていこう
接着時間もてあましてか
GPの整調を始めるシマダさん
そう調律師でもあるのだ
精密緻密な設計図もきちんとあるこの世界
何でも箱物は最初の箱を丈夫に接着圧着することにより
音の伝わり方等が変わってくる。一度作れば50年は平気で持つような楽器ですからね
ピアノの鍵盤の色配列が逆なのも特徴
こちらのほうがが元祖といえば元祖なのだ
鍵盤は黒檀と象牙
何かと使いかってのいいフライヤー
駒、小さな駒に駒ピンを入れる穴を開けます
共鳴板に入れる天使の絵下描きサンプルをつくる
共鳴板に駒が取り付きました
セラックニスを響板に塗ります
乾いたら本番
目がくたびれる〜〜〜〜
せっせとなべさんが描く天使
黒い鍵盤は黒檀
白い鍵盤は象牙とウルトラ贅沢な仕様となる
さて今度はマリア様を描こうと・・・・・・マリア様なんて描いたこと無いよ〜〜〜〜
マリア姉さん完成
チューニングピンを埋め込むための穴あけ
さすがに鍵盤がはいるとやや説明も楽になる
鍵盤後ろ部分には垂直運動のガイドが付くのだ
外装パネルの塗装