アトラスピアノワインレッド猫足 象牙 出来上がり時430000円予約済み
日本ピアノ3台メーカーといわれていたアトラスピアノ
総生産台数もヤマハカワイについで多かった、今ではなくなってしまったが、数多くのピアノを作り続け世間に愛されていたメーカーだ。ビクターピアノとか他社にブランドをつけ今で言うOEMも数多く生産していたメーカーでもありました
このモデルは直系モデル、メイドイン浜松のアトラスだ
フルサイズあり大型 中古状態もよくこれからオーバーホールをします
アトラスの木目はこれまたきれいな木目を出していた
デザインとも独特な雰囲気をかもしだすのだ
重厚感たっぷりのボディー
このマークは有名
調律師なら誰でも見たことがあるマーク
全弦はずしおえたらふるいピンブッシュを抜いて新しいブッシュを打ち込んで行きます
打ち込んだら次に入るチューニングピンにあわせて穴あけ
レスロー弦張り込み開始
ベテランは巻き口がきれいにそろうのだ
張弦いのちゃん、今まで相当量のピアノの張弦を担当
どれだけ張り込んだかはわからない、熟練の技術者だ
底板の分解作業ペダル関係も新品同様にしたいため
底板〜底板を取り付けているビス類も新品に交換
クロス~スキンにいたるまで古いものはすてて新しいものと交換
アトラス独自の猫足
プレッシャーバーからピンにいたるまできれいに磨き上げます
しっかり新しい弦を張り込めば向こう40年50年は持ちます
プレッシャーバーの締め込み作業
バランスキーピン等の磨き
象牙鍵盤のバフガケ
象牙に黒檀鍵盤最強最高鍵盤だ
アトラスピアノダンパーの交換作業
弦ピン交換に伴い古いダンパーではフェルトが硬化しすぎて新品弦の爆発的な振動を押さえ込めなくなってしまっています、やわらかくしなやかなフェルトが一番音の止まりを作ってくれます
弦の交換と同時にセットと考えたほうがいいんです
調律師の業界でもいよいよ来年から国家資格導入ということに
今まで日本調律師協会という団体があり試験を受け入会するというほうしきにて数十年、その調律師協会の働きかけにより
やっと国家資格制度にまでこぎつけた、今までだれでも今日から私は調律師で通っていた、大変な勉強をし見事調律師協会の
資格をとっても一般的なところで認知度は低く、お客様が判断するところにまでいたらなかった。
いかがわしい調律師も、怪しい調律師も、調律師協会の調律師も同じ土壌にいたわけだ
ところが今度は実に大きく変化していくだろう、まあいうなれば調律師の仕分けと言う段階にきたわけだ
しっかりと線引きが出来る、当然調律師というなれば国家資格あるべきと言うことになる
地道に努力している人間にとっては諸手を上げて賛成だ
それとホール関係などは当然国家資格保持者以外は触らせないということにもなるし、学校関係も同じようになる
一生懸命勉強して日本ピアノ調律師協会の資格を取得しまいにちがんばっている調律師にとってはとてもうれしい
ユーザーもレベルの高い技術を得られると言うわけだ
今度こそユーザーにもこういう制度があることを強く伝えたい
アトラスの音つくりはなべさん