カワイUS50  出来上がり時360000円
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カワイUS50、外譜面台132センチ大型モデル
もう一度弦~ピン等全て交換することにより20年以上の前のピアノが新品以上の輝きを持ってよみがえります
プレッシャーバーの高さを測定、弦交換字に元に戻すときに必要な数値だ
よく中古でそのまま売られているUS50
確かに使えることは使えるが既に30年近く経過している、当然弦金属の劣化は誰にもとめることは出来ず、音質の劣化は確実だ、しかしそれが素人でも見分けることが出来る人はいない
でも新品弦を張りこまれたピアノとそうでないピアノを並べて比べれば誰にでも判別することが出来る
古いチューニングピンブッシュを抜きます。
外装もクリーニングで磨きこまれて新品同様でお渡しできます
抜き取ったピンブッシュ チューニングピンをがっしりとつかむ木だ
この部分も弦を張りこむ工程の中でとても重要なポイントでもある
弦~ピンを交換するならこのブッシュもセットと考えたほうがいい
後の交換はとても大変、というより不可能
新品ピンブッシュ打ち込み
ピンブッシュ穴あけ作業
穴あけ前のピンブッシュ
フレームに取り付く弦枕関係も新品に交換したい、これも後交換は不可能
弦はドイツ製のレスロー弦が張りこまれる
最高級の弦だ
古い物が好きな人の場合「ああだこうだ」と言いがかりを付け新しい物を毛嫌いする
しかし古い物新しい物にもいいところはたくさんあるのだ。
その良いトコ取りをすれば、古くて新しいベストな逸品が生まれる中古でもそのまま売るというのは問題外の話
綺麗になっているだけではなく中身にどこまで手を加えてあるかが決定打というわけだ。
よく中身は調整してあります、この言葉こそ確たるものがない部分を指していっていると思っておいたほうがいい
見てくださいこの怪しい雰囲気
バス弦も新品に交換
張り終えてほやほや〜〜
取り外す前にチェックしてメモしたデータにもとづき正確にプレッシャーバーのネジ締めを行います
弦の密着コキアゲコキサゲ作業
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よみがえるUS50、レスローの弦が光る
ダンパーヘッドブロックの交換
ペダル分解修理
全てのペダル機能を新品時に戻します
下律を開始する飯本さん
バランスキーピンとフロントキーピンの磨き
ピアノはGPでもUPでも共通してこのピンが持たされている、役割は同じ鍵盤の上下運動を制御しスムーズな運動を提供するというところだ。
このピンがいったんさび付き始めるとたちまちタッチに影響が出るのもGPUP共共通している
磨く、すなわち摩擦抵抗を極限まで減らす。
という作業なのだ。
今までいろんな磨き方法を、作ったり工具を買ってきて磨いたりしたが、やはり手作業にはかなわないところもあり、今でもウルトラ手作業の域を超えるような
工具は、または治具は出てきてない。
ペダルもキレイニクリーニング
ダンパーヘッドの交換作業
ダンパーの交換作業UPを直していてまたは修理人として一番面倒なところというか腰がやられる作業と相当な集中力を消費する作業
慣れていても簡単に出来るという物ではなく毎回ふ〜〜〜〜とため息をついてしまう作業内容の所なのだ、しかしこの部分特に重要な要素を持っているので
正確な取り付けが出来て初めて成功する。わずかなずれは補正でも直せないところなのだ、
アクションの調整、わずかな動きの悪さも見逃さない
それは後に支障として出てくる、センターピン交換はしっかりやっておきたい
鍵盤上面ナラシ
ピアノの整調は全てここから始まる
鍵盤上面はマッタイラが基本
整調にとても時間をかける。かければかけるほど研ぎ澄まされたレスポンスは格段にあがる、鍵盤反応の最たるところまで持っていく、
正確な整調は弾いた瞬間わかるくらい、これはピアノに精通している人は触った瞬間わかる
しかし素人は音が出ればOKなのかな、と思うくらいで調べる知る由もないところだ、よく中古ピアノフェア、とかで出ているピアノのほとんどはざっとほどしか整調は与えられていない。
重要かつピアノにとって大切なところでもある
弦が新品なので伸びる、何度も調律しないといけない
中古ピアノ、リニューアルピアノ、再調整ピアノ、言葉だけでは到底判断が付かない世界
何をどのように直してあるのかが大きな基準となるがこれもやはりみても解らない、ここらのグレーゾーンが売る側にとっては
何よりもおいしいところだ、(調整してあります」!まだまだ使えます!その根拠はどこにもないに近いところもある
初めて買うお客様は結果どうなるかというと20万円のピアノと28万円の同じピアノ、高いほうに転がるのが人間の心理
値段で判断するしかない、という言葉もあちこちで聞く、買った挙句故障しても(中古だから仕方ないのか」とあきらめてしまうケースも多い。楽しいピアノライフが一転してしまう瞬間、が私たちピアノに携わっている人間にとってとても残念なこと。
ピアピットでは中古と言わせない完成度それ以上の内容を持たすことにより中古という言葉を払拭したい
そのピアノにより価値を与えるこ修理オーバーホールを施すにより楽しいピアノライフが生まれる

一生使えるピアノを作り出す、この人数にて1台上げるのにこの日数がかかる、それは私たちのこれからのユーザーへのリスペクト、買ってよかった!その言葉だけで救われる毎日を送り続けている
次のピアノのやる気、スキルアップにもつながるのだ。
量販店もあれば工房発もあるどちらを選ぶも自由な世の中だ。
調律師の業界でもいよいよ来年から国家資格導入ということに
今まで日本調律師協会という団体があり試験を受け入会するというほうしきにて数十年、その調律師協会の働きかけにより
やっと国家資格制度にまでこぎつけた、今までだれでも今日から私は調律師で通っていた、大変な勉強をし見事調律師協会の
資格をとっても一般的なところで認知度は低く、お客様が判断するところにまでいたらなかった。
いかがわしい調律師も、怪しい調律師も、調律師協会の調律師も同じ土壌にいたわけだ
ところが今度は実に大きく変化していくだろう、まあいうなれば調律師の仕分けと言う段階にきたわけだ
しっかりと線引きが出来る、当然調律師というなれば国家資格あるべきと言うことになる
地道に努力している人間にとっては諸手を上げて賛成だ
それとホール関係などは当然国家資格保持者以外は触らせないということにもなるし、学校関係も同じようになる
一生懸命勉強して日本ピアノ調律師協会の資格を取得しまいにちがんばっている調律師にとってはとてもうれしい
ユーザーもレベルの高い技術を得られると言うわけだ
今度こそユーザーにもこういう制度があることを強く伝えたい