ギャラガー　・　ドッグワトソンモデル　（米ノ井氏所有）

１９９６年ごろ購入。前から興味があったギターだった。たまたま楽器店で見かけて、一週間通って試し弾きをして決めた。購入価格は約４０万円。マーチンＤ−２８系の音質だがマーチンより硬めのトーンが魅力。たしかにブルーグラスなんかで、リードをとるのには向いているギターだ。これはドッグワトソンモデルといって、裏板・側板ともマホガニーで出来ている。指板はエボニーで、ネックはマホガニー。ネックの厚みはかなり薄い。硬めのトーンはこのエボニーの影響か？
以前、日本製のギャラガーが出回った事があったが、もちろんこちらが本物。サウンドホール内の焼印が全然異なるのですぐ見分けがつく。にせものはギャラガーと大きく焼印してあるが、本物はごく小さな焼印が押してあるのみだ。
ちなみに下の写真は、ドッグワトソンとシリアルナンバーが焼印してあるネック部分のところ。

右は、ヘッド部分。ひとめでギャラガーとわかる個性的なデザイン。この左右非対称なヘッドがまた魅力のひとつ。
下はヘッド裏。ぺグはシャーラーがついている。ネック裏のボリュートもマーチンなんかとは少し異なる形をしている。

下は、ピックガード部分。ここもマーチンとは異なるデザインの形で、オリジナルを出している。ベッコウタイプのピックガードなので、表板が少し透けて見える。

ネック、ヒール部分のアップ。裏板の合わせ目は寄木細工のような模様が入れてある。この部分はシールなどでなく、実際に細かい木を組み込んでこのような模様を作っている。これらの模様はサウンドホールの周りやボディーの周囲入れられていて、上品はデザインをかもし出すのに一役買っている。