一通りパネル磨きが終了  後は中身の調整ですね〜〜

クロイツェルK4 ピアノクリーニング修理 京都D様

クロスが削れ粉状になる

クロイツェルピアノ入荷しました 当初お電話でやり取りしているときには相当すごい状態になっちゃっているのかな・・・・・と心配
ピアピットに到着、見た目はGOOD中身覗き込んだだけでこんなもんだし。弾いた瞬間なんだこれ!!!って感じで
すぐにパネルを外し中身を調べることに。

ナベサンのジープは除雪作業車に変身

けん盤蓋関係の磨き 深い傷もある程度取れきれいに復活 やたら深い擦り傷も光の加減で少し映る程度
きれいにクリーニングしたいところですね。ヒンジはひどい たぶんヒンジつけたままピカールか何かで拭いたらしく
ヒンジビスの+の中にピカールがびっしり入り込んでいる、そこから錆びるのだ

外装パネル磨き 傷が多いけん盤蓋表面 コンパウンドの目を変えながら磨きこんでいく、これはナベサンの仕事だ。

ハンマー整形ファイリング
深い針刺しが必要以上にとりおこなわれているところはやや痛い
スタインウエイの硬化剤出動させようか。と思っている
クロイツェルのハンマーヘッド

クロイツェル元の音色に一度戻してあります
中音部やや弦圧が足りないところあり、足りないというより弦圧がゼロに近い感じだ
マイナスになるとピアノは鳴らない  環境が変わると弦圧が出たりもすることがあるために
今はいい  弦圧は弦が張りこまれている状態では調整はほとんど不可能に近いのだ
次の15年後ぐらいに弦交換等すればOK、

お見積金額
ピアノクリーニング65000円
ブライドルテープ交換18000円
ダンパーレバークロス交換25000円
レバースプーン修理3000円
ハンマースティック修理12000円
アクション総合調整22000円(音色変更含む)
調律15000円
運送30000円×2=60000円
税込納品後の調整調律含む

ぼろい車だが20年乗っている。捨てられない愛着があるらしい

音色の変更も伴い大洲目の段階です
音色も華やかに戻る、これはナベサンが作り出した音色
もともと張りのない音色だったところを整音
ガンガン鳴るように作り直し

鍵盤ブッシングはがれあり

この作業今回のハイライトというか一番のメインポイント アクション整調の取り直しと
音色変更〜調整レスポンスまで突き詰め作業
まずは各部のビスネジの緩みのチェック〜〜

ペダルも新品時に戻りました

ペダル底板ペダル窓クロスも新品に交換ペダルも磨きシフト系の調整もスムーズにとりおこなえるように

鍵盤表面につく傷を削除 また側面にも指垢等の汚れが付着しているので
これらもきれいに削除します

パネルけん盤蓋奥丸部分の磨き

プレッシャーバーもピカピカになりました

ひかり始めたチューニングピン関係

曇ってしまっているクロイツェルK4の弦ピン
くすみを取り除きたい、
綺麗な中身は気持ちよし
音色にも反映するところでもあり錆止めも同時に塗られます

針刺しが深くザクリと入ってしまっているために剥きだすと早くむけてしまうので慎重にファイルする

スプーン レバーとセンターレールの間に位置する

レバークロス穴あき この箇所は覗き込んでもわからないし見えないところだ
アクションを外して裏側からウイッペンにつく白い粉がで大体判別できる
ここに穴が開くと連打していると途中でおとがすこ〜〜〜んと抜けてしまったりひどいと音が出なくなる
調律師でもこの故障は見分けが難しいところなのだ
けん盤症状に現れたりするので鍵盤い原因が・・・・結果鍵盤を殺してしまう・・・・でも治らない
原因が違うために治りませんし鍵盤殺してしまったのは痛い…ということになったりする
この事例はとても多い、特になれてない人はついけん盤に目が行ってしまうのだ。要注意しなければいけないところだ

ピアノパネル系の傷は年数う相応かな

まずはスプーンみがき せっせと磨くぴかぴかに

さび付いたスプーンの頭
これでは確実にレバーを食ってしまう
この頭はつるつるぴかぴかでなくてはならない

レバークロスダンパーを外して初めて穴が確認できる。この穴を作りだすのはスプーンと呼ばれるウイッペン
につく部品だ、そのスプーンの頭がさびると鍵盤を押すと必ず連動しスプーンがレバーを押し上げる
そこがガリガリ侵食されてしまうのだ

はんまーの弦溝も深くついていたためにファイリングで何とかいけそうだが相当深いので
次回は交換となることを覚えておいてほしい。

チューニングピン関係の変色あれど致命的な感じはない、ワイアー系の腐食系は少ないのであの劣悪な音はここではない

調査中確実に原因が判明  まずピアニシッモがえらいだしずらい  それとところどころ音色がカキ〜〜〜〜ンと言ってくれない
曇ってしまっている〜^それと弾いていて途中でスコンと音抜けするのだ〜〜おおっこれはレバー系の不具合だわ
アクション整調が全くできてないというか、これでは小さな音すら出せない状態だ。まずここが一番の原因でもある

ひどい色やけもないので磨けばきれいになりそうだ

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ピアノ本体を寝かして底板を取り外す作業  

ブライドルテープ交換

これナベサンの趣味、ナベサンがいつもお世話になっているテイクオフという4駈の専門の店の
ステッカーを作る。いかついスカル系のデザインだ。趣味なのでただでやっている
危うくピアピットもスカル系のマークになるところだったのは言うまでもない。

・・・・・・こんなピアピットだったら子供たちが近寄らんわ

レバークロスをはがします

何やらまたナベサン、建築作業中