ホルゲルピアノ修理クリーニング 船橋市K様
鍵盤ブッシングは確実に交換
虫さえ食わなければ100年は持つ
でもほとんどがどのピアノもムシクイに追われ
交換に至るケースが多い
修理関係でこの部品は弾けば当然減りこむところだが
5年10年で減りこむのは毎日7時間確実に弾きこんでいる人だ。または虫食い、このどちらかでしか
この部分の交換はないが
意外と修理で交換が多い
レバークロスに空いた穴
バットスプリングの全交換
ホルゲルピアノ、戦時中戦時中もしくは戦前物かもしれない。戦後のホルゲルは何度も修理しているが、実際物自体が違う気がする
戦後復興景気の中もしかしたら量産体制に入ったホルゲル、なんでか質の悪い物が多く修理も多いし手間もかかるのが戦後のホルゲル
と勝手に思い込んでいた。たぶん相当なボロイ状態で運ばれてくるだろうと誰もがそうおもっていた、
もう一つ発見、それはピアノを寝かして初めて気が付いた、なんとこの足〜棚板木目、実は描いてあるのだエイジング
おそらく気が付かなかったかもしれないもともとの木目はあるが描きこんでいる、塗装技師のフクチャンがすぐに見破った
私はもちろんこの木目が当然かと思っていた、よく見ると確かに・・・・・
鍵盤ブッシングクロスの交換
レバークロスに穴をあける張本人スプーンと呼ばれる部品
この頭が錆びるとたちまちクロスに穴が開く
筬この部分は完全に密着してなくてはならない
浮きが見えるので調整補正
ブライドルテープの交換
アクション分解作業〜^ここがかなめなところだ
かなり具合が悪い年数から言えば当然と言えば当然なのだが
スプリング系はかなりへたって来ている 交換です
ハンマーファイリング
光始めるチューニングピン弦
まだまだですがね
その中ピアノを寝かして作業しているときに、なんと親板側面に封筒が貼り付けられているのを発見
恐る恐る取り出してみると〜^昭和二十年〜〜〜御父様からの覚書が
それを読み上げる酒井君〜〜おおおみられているようだ気が引き締まるわ。きっと何かのご縁を頂いた様な気分に全員なる
御父様か御母様か自分のこのまま再生するぞと言ったのは間違ってなかった感をじんわり感じる
元の甘い音色に戻したいし出来るだけ元の部品を動かしたい
OHは簡単な話だが手間とそれなりの金額もかかるわけだが、この歴史は何とかつなぎとめたいという気持ちの方が強くなった
弦は真っ赤にさび付いているが弾くとなかなか感じのいい音色だ。ホルゲルとは思えないキレイな音色だ
当然こちらはOHと思い込んでいたためにびっくりした。・・・むむむこれならクリーニング修理で行けそうだぞと踏んだのもこの時だった
象牙の漂白作業鍵盤を取り出して漂白3日目