ピアノクリーニングヤマハUX1 板橋区C様

ピアピットHPへ

ヤマハUX1モデル、121センチのコンパクトモデルだが仕様は最高の物が与えられている
Uモデルと正面から見た感じでは前パネルのスリットの違いくらいでしか分からないが、車で言えばコンパクトな高級モデルと言えよう
中味外装裏側に至るまでUと比べるとことごとく違いが出る、当然新品価格は高いのは当然であろう
今中古として一番人気のUXシリーズ30年以上前から発売されていたが初期モデルも実に人気が高い

ナベサン30年愛用のギター何度も修理に出している
修理費は本体ギターを超えるかも

底板はがれあり ピアノを寝かして初めて分かる所でもある ピアノを立てた状態ではまるで修理が不可能なところでもある
この先こういう状況はないと思うのでこの作業にてシッカリ再接着補強を施してきたい

超ミステリーな会社ピアピット

アクション整調作業延々と続く、ここが一番大切なところなのだ
ピアノは整調なくして語れないというほど重要なポジションだ
一般的には知られていないがエンジンのレスポンスを最高にいい状態にするという感じの作業だ
ただ音が出ていればいいという話ではない

UXが立ち上がった鍵盤も装着ピカピカです

けん盤蓋ピカピカ渾身の磨き

ヤマハUXモデルの裏側の写真之がX支柱と呼ばれるものだ、最高の強度を持つピアノでもあり強度バランスも最高だ
という事は音色にも影響するところで鳴りはクリアーなタイト感たっぷりな音色になる。XモデルとUモデルの違いは大きい

ピアピット今も作り続けている〜〜大工仕事が得意な
ナベサン工房。怪しさ120%。

鍵盤側面につく指垢これは練習のたまものでございます

鍵盤バフがけ

ぺだる底板ぺだるもきれいに磨きクッションクロスも新品に交換

ピアピット ナベサンが始めた工房だ
30年前になるがパソコンもなく何もないところから始まる、調律に行っていたお客様だけの修理工房だった
当時仕事はなく、好きなサーフィン ギターどんだけでも練習できたぐらい時間と暇だけはあったらしい
しばらくしてからこれからはコンピューターの時代、ドメインとかいうやつをとらないといけないとか言われ
ピアピットドットコム、をパソコンが普及する前から取った。・・・・・・・・20万ぐらいかかったような気がする
ドメインをとったはいいが、肝心のパソコンがない!!ことを数年たって思い出した。・・・・意味わからん
と言うことでパソコンを買いに行ったがさてなにをしたらいいのかわからず、最初に覚えたのは
絵を描くことだった、毎日ひたすらパソコンで絵を描いた、しばらくしてなんとやっとメールアドレスを作った
それが今のメールアドレスだ、何とも古いアドレスらしい。初期型アドレスと言われることしばしば
最近だいくつものメールアドレス作れるんだよと聞いたのは、がしかし今でも1個だけの何変わらないアドレスを使い続けている。
 HPはここ数年初めて作った、その間ピアノの修理ギターイジリ オーディオ直し
好きなことばかりやっていた初期ナベサンとフクチャン。
他から見ればただのぷーたろーのおじさんが遊んでいるとしか見えなかったかもしれない。
景気が悪いだの、いいだのと言う言葉ははなはな頭にはなく、仕事がないときはサーフィンに夢中になり
毎日カップラーメンばかり食っていた、がこの二人自由を手に入れたかのように毎日にやにやしていたらしい
当時から確かに追求性は恐ろしく執念深い所もありサーフィンのボード形状によって厚さによってウンたらと言ってたし
…あんたはサーファーのリペアーか?と言われるほど研究していた、フクチャンはギターの塗装がウンたらと超絶的な技で塗装技術を自ら考案していたし実践していた、
たぶんだけど当時の収入は月に5万円〜8万円だったと言い放つ
よく食えてたものだと今でも自ら不思議がるナベサン
私はのちの十数年後にはいったのだが。当時行き当たりばったりの会社だったそのうち治るのかと思いきや
今でもなんと行き当たりばったりの会社を貫き動かしているのには驚くばかりで
人柄だけのかりそめなバランスを保ちながら30年も続いている会社に驚く始末。
売上は上がるが実入りがさっぱりで30年、ほんと笑える会社と言うか笑うしかない会社なのだ

それでも好きな仕事をし続ける皆の衆これは無敵なのだ
収入がなくても手はうごくせっせと働く、これ無敵・・・・・他企業がまねできない会社だ
不思議に社員が増える不思議と食べていっている、これぞ現代のミステリー・・・・と言うとかっこいいが
しょうがないじゃん・・これしかないんだから精神でも誰も文句は言わないやめもしないところがミステリー

バランスフロントキーピンの磨き作業ここもタッチ感触に大きく影響するところでもある
しっかり磨いておこう 

クリーニングに戻る

さびをとったら錆止めを塗る、昔はケミカル剤が少なかったのでバリストルオイル(銃の手入れ)に使うやつを使っていたが
今ではウルトラ進化したケミカル剤が出ているここは日本は最高だ

お見積金額
ピアノクリーニング65000円
フレンジコード交換20000円
ブライドルテープ交換18000円
けん盤木口交換15000円
鍵盤ホール調整6000円
アクション総合調整22000円
調律11000円
運送18000円+15000円=33000円
税込納品時の調整調律含まれます
(フィンガード付お手入れセット付き

アクション整調作業

ハナチャン

錆びも少しづつ忍び寄る 金属の劣化は音への影響は大きい

鍵盤際ぞり 指垢等もきれいにクリーニングします

パネル磨き口棒

ヒンジ取り付け磨き上げて錆止めウレタン塗装がほどこされます

キツキツの鍵盤ホール調整

ヒンジはまとめて磨き錆び止めウレタン塗装がほどこされます

けん盤木口カッティング貼り替え

外で埃等もきれいに吹き飛ばしバフがけ

出来上がった底板の取付

黒鍵盤も白鍵盤もよごれてしまっているこれを磨き上げるとこうなります

アクションい付随するコード系は皆取り替えますそうすることにより反応の早いいレスポンスがよみがえります

本体バフがけ

あくしょんのコード系の修理 このコードは向こうまた30年は切れない
木は持つのだけれど化学繊維はやはり寿命も短いですね、

けん盤木口カット 細部まで磨き上げる 埃は隅々まできれいに取り去りたい

ハンマー整形ファイリング
元のタイト感ある音色に戻す作業
このファイルの仕方で音色は変わる ベテランのナベサンの仕事だ

やはり30年以上も経つヤマハUX1
ロングセラーの定番のピアノだ、それなりに完成度は高いピアノだと思う、
弾きこんでいるが、さすがに年数が経つと単なる定期調律だけではすまなくなる
それなりに交換しなければならない所も出てきて当然だろう

先ずはフレンジコードの交換からだ
新品は白い綺麗な弾力のあるコードが取り付けられているが、年数の経過で変色し
切れ始めてしまう、コードに対してスプリングがかけられ30年も貼り続けてきている頑張り屋のコードだ、しかし劣化し切れ始めると
今度は演奏上に大きな影響が及んでくる
連打が出来ない、もともとハンマーの返りをすばやく戻す役割を与えられている

ピアノはどの部品ひとつかけても症状として
現れるので、早めの交換が必要だろう

弦ピン関係の磨きクリーニング 音のかなめでもある弦ピン関係