ピアノクリーニング 那須M様 カワイK35

ピアピットHPへ

バランスキーピン磨き作業

さあ待ってましたK35モデル 50年ぐらいたつピアノだ、虫食いとネズミに食い荒らされている
想像はしていたが想像通りだ さあ治すしかないぞ〜〜   案外こういうのって修理人を燃え上がらせるぜ

K35、オーバーホールと言う手もあるが、直ればそれが一番よし
むげにオーバーホールしなくても完璧に直るということをピアピットは証明するのだ
金額も安く完全に直ればOK、ユーザーはそれを望んでいるのだ正直
それに応えるべくの作業はこの写真にすべてありだ

ピアノ本体裏側もスッキリぴかぴかです

外装は完全に艶が無くなってしまっています
みがいて艶をとり戻したいと思います

調律師の業界でもいよいよ国家資格導入ということに
今まで日本調律師協会という団体があり試験を受け入会するというほうしきにて数十年、その調律師協会の働きかけにより
やっと国家資格制度にまでこぎつけた、今までだれでも今日から私は調律師で通っていた、大変な勉強をし見事調律師協会の
資格をとっても一般的なところで認知度は低く、お客様が判断するところにまでいたらなかった。
いかがわしい調律師も、怪しい調律師も、調律師協会の調律師も同じ土壌にいたわけだ
ところが今度は実に大きく変化していくだろう、まあいうなれば調律師の仕分けと言う段階にきたわけだ
しっかりと線引きが出来る、当然調律師というなれば国家資格あるべきと言うことになる。
現在すべての調律師は大抵試験を受けていることだ、そのことを知らないということはまずない。
受かる受からないは別として、責任を定義するために必ず受けていることだろう
地道に努力している人間にとっては諸手を上げて賛成だ
それとホール関係などは当然国家資格保持者以外は触らせないということにもなるし、学校関係も同じようになる
一生懸命勉強して日本ピアノ調律師協会の資格を取得しまいにちがんばっている調律師にとってはとてもうれしい
ユーザーもレベルの高い技術を得られると言うわけだ
今度こそユーザーにもこういう制度があることを強く伝えたい
3級2級1級  調律師協会合格レベルは2級以上となる、
建築系と似ているかも大学卒業で2級建築士 国家資格1級はさらに難しくなる
すでに3月半ば現在合否通知が届いている
ナベサンも2級合格やれやれ、もう1級もうけたくないといっている
実技はともかく学科が頭にはいらないらしい???まあ一応合格ということでピアピット受けた人間2級みな合格です

ハンマー表面の張力を均一に戻します

ピアノ本体を表に出して寝かしてさらにクリーニングとチェック分解

ピアピット ナベサンが始めた工房だ
30年前になるがパソコンもなく何もないところから始まる、調律に行っていたお客様だけの修理工房だった
当時仕事はなく、好きなサーフィン ギターどんだけでも練習できたぐらい時間と暇だけはあったらしい
しばらくしてからこれからはコンピューターの時代、ドメインとかいうやつをとらないといけないとか言われ
ピアピットドットコム、をパソコンが普及する前から取った。・・・・・・・・20万ぐらいかかったような気がする
ドメインをとったはいいが、肝心のパソコンがない!!ことを数年たって思い出した。・・・・意味わからん
と言うことでパソコンを買いに行ったがさてなにをしたらいいのかわからず、最初に覚えたのは
絵を描くことだった、毎日ひたすらパソコンで絵を描いた、しばらくしてなんとやっとメールアドレスを作った
それが今のメールアドレスだ、何とも古いアドレスらしい。初期型アドレスと言われることしばしば
最近だいくつものメールアドレス作れるんだよと聞いたのは、がしかし今でも1個だけの何変わらないアドレスを使い続けている。 HPはここ数年初めて作った、その間ピアノの修理ギターイジリ オーディオ直し
好きなことばかりやっていた初期ナベサンとフクチャン。よく食えてたものだと今でも自ら不思議がるナベサン
私はのちの十数年後にはいったのだが。当時行き当たりばったりの会社だったそのうち治るのかと思いきや
今でもなんと行き当たりばったりの会社を貫き通しているのには驚くばかりで
人柄だけのかりそめなバランスを保ちながら30年も続いている会社に驚く始末。
売上は上がるが実入りがさっぱりで30年、ほんと笑える会社と言うか笑うしかない会社なのだ

それでも好きな仕事をし続ける皆の衆これは無敵なのだ
収入がなくても手はうごくせっせと働く、これ無敵・・・・・他企業がまねできない会社だ
不思議に社員が増える不思議と食べていっている、これぞ現代のミステリー・・・・と言うとかっこいいが
しょうがないじゃん・・これしかないんだから精神でも誰も文句は言わないやめもしないところがミステリー

外装は汚れでまみれてしまっています

鍵盤フロント部ブッシングクロス交換

弦関係のクリーニング
もう一度きれいな音色に戻すべく
音のかなめでもある弦をきれいに錆を取り去ります

細かいところまで丁寧に錆びを取り除いていきます

ピアノパネルクリーニング作業

鍵盤クリーニング細かいところまでチェック
ここは指が触れるところだ誰が触ってもいいようにきれいにしておきたい

鼠の巣発見

木口側面の加工

ダンパーればクロスの貼り替え作業

ピアノ調律師も国家資格になる 

ヒンジは磨いて塗装が施されます

みがき前のチューニングピンと弦

アクション調整 正確に作動状況を1個1個確認しながら調整を繰り返していきます

外装艶がよみがえってきました〜〜〜いい感じです

ピアノはうごかなくなる音が出なくなるといった症状の大半はこのセンターピンがらみの故障が多く
GPでもUPでも同じセンターピンが使用されているのだ
動かなくなったら交換してあげる、と言う観念を常に持っていれば買い替えなくて済む
消耗品取り替え部品NO1なのだ

取り外したアクションウィッペン部のフレンジにつくセンターピンを1本1本交換していく
これ実に手間のかかる作業でもある

黄ばんでしまっている鍵盤

鍵盤運動に関してどうしてもなくてはならない大切な部品

虫に食い尽くされているブッシングクロスこれからすべて削除

アクション分解修理 肝のところでもある
アクション運動してくれない部品のからくりの修理だ

ぺだる再塗装されて完成〜〜〜

ピアピット女衆の力は絶大だ、難なくこなす能力を皆持つ
職人気質が強い為になかなかお嫁の行き先がない・・・・・・のでは

アクション部品見えないところまで分解してもムシクイと
クロスの劣化を見つけ出すことができる
最初から想像はしていた、

ぺだる磨き

ぺだる底板はカビと汚れ等でダメ もう一度きれいにしてからクロス等も新品にはりかえます

ペダル取り外し分解作業

ピアノ底板の取り外し作業さび付いて回らない

部品を外さないと見えないところまで虫食い

ヒンジ塗装

けん盤木口交換

ハンマーストップレールは虫食い〜〜

ビスは真っ赤にさび付いている

けん盤下はカビ発生

アクション分解作業

ダンパーフェルトも被害

恐るべきネズミ

けん盤下は完全にネズミーランドと化している

鍵盤下のクロスパンチングもかじられてしまっている

こういう風に全国共通の巣の作り方だ

まず鍵盤を上げてみる

鼠〜^鍵盤下に巣をつくっている

ハンマーパンク修理

ぺだるは完全に変色錆ついてしまっています

弦関係ぴかぴかになりんす

鍵盤はがれ修理 この当時の鍵盤はほとんど接着が剥がれる

ブライドルテープの交換とダンパーフェルトの取り外し

とにかく綺麗に掃除掃除〜〜〜汚れもきれいに取り去れ

アクションは湿気のせいで動かない

フェルト、かじられてしまっているダンパーフェルト

この現状を真摯に受け止めて再生するのみ、今日はパネルを取り外し通気して明日から作業入ります

チップと言う先端だけ残して後は全てかじられなくなっている

ブライドルもすべてかじられない!

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連日アクションの整調が続く 大きく変化してしまっていた

鍵盤際のわずかな塗装のはげも見つけ再塗装

けん盤木口貼りこみ作業

はんまー整形ふぁいりんぐ作業

再接着

妻土台接着はがれ

いたるところにつくカビは削除

ピアノの裏側はカビとネズミの糞がたまっている