カワイUS63H ピアノクリーニング修理 横浜市T様
ピアノ本体バフがけくりーにんぐ作業
カワイUS63モデルです 原型はカワイK48〜KU5〜BL71〜US50〜US63となる昔からこの形は人気のあるモデルで中古市場でも今でも人気が高い 今はこの大きなモデルはない125センチの形は同じなのだが大幅にコストダウンされて中国生産になった
このモデルまで浜松カワイ舞阪工場で作られたモデルまさにメイドインジャパンになる。
譜面台のヒンジ磨き
ヒンジ磨いたあと塗装が施されます 何台かまとめて磨く蝶番ヒンジ
綺麗に細部まで錆等も落とされたUS ご機嫌な音色が期待できる
ブライドルテープ交換作業
鍵盤蓋表面もきれいにピカピカになりました
これから修理にはいるイギリス製のピアノ
120年前のピアノです 現状ボロボロでござんす
残すは譜面台のみですUS63新品のように完成
お見積金額
ピアノクリーニング65000円
ブライドルテープ18000円
ハンマースティック修理22000円
ジャックスティック12000円
譜面台ポリ塗装12000円
アクション総合調整22000円
耐震防音用ピアノストップ10000円
運送16000円+16000円=32000円
税込納品時の調整調律含まれます
アクション修理整調
2号工房2期工事 奥の半分をつくる
弾いて拾いだし直して確かめる作業が延々と続くのだ
それでもなおしてくれと言うお客様のピアノをお預かりしている
無駄に広い駐車場
GP難度の高い修理工房ブースと言うか部屋 大修理部屋 ここに入ると買う以上に高い物ばかり
ハードフィニッシュの譜面台やっと〜〜〜〜〜完成
アクションセンターピンの交換 ここが一番の今回のかなめ 所だ チジミ始めたフレンジクロスをニードリングで広げてからセンターピンを入れていく
と言う気に遠くなるような作業 そうすることにより快適なレスポンスを作り出すことができるのだ
ピアノはすべてそうでどんないいピアノでもこの部分が動かなければ音が出ない、構造的には全てのピアノUPGPともほとんど同じと思っていてもOK
完ぺきに磨き上げる ここが各社大きく差が開くところだ
みがかないところも多い、なぜなら見えないところと言うところもあるし
磨くのにも相当な手間がかかる時間もかかるところなのだ
バランスキーピンフロントキーピン磨き作業 虫食いにあっているバランスクロスパンチングこれらも新品に交換
キーピン磨き始まりました
鍵盤表面いついた爪傷等の削除 アクリルにつく傷は拭いたくらいでは取れない
バフがけによりきれいに削除します
アクションまるまる一日かけてクリーニングスラッジ埃全てきれいさっぱり削除 ピカピカのアクションでご機嫌なのだ
ペダル窓クロスの交換 新品にはりかえ
ペダルも付いて底板部分完了しましてん
ブライドルテープの交換作業 ハンマーの帰りを助ける重要なコード
ぶつぶつしたカワイのペダル 金属の上からクリアーが吹かれているためにその下がさび付き始めてもどうにもならないのがカワイのペダル
ヤマハはクリアーは塗られていないのでみがけば何度もピカピカになるのだ
今度はヤマハと同じようにクリアーは塗らないので変色したら自分で磨くことによりずっと輝きを保ち続けることができる
ペダル分解作業
ペダル底板取り外し
ポツポツと赤さび発生 じわじわ忍び寄る錆び関係は恐ろしい
バランスブッシングクロスパンチング虫食い
何とかひかり始めたチューニングピン関係 時間もかかりたいへんそうな稲葉君
虫に食われるブッシングクロス
磨き作業
チューニングピンの磨きクリーニング さび付いたチューニングピン
鍵盤を取り外す 赤いフェルトの粉状なものがつく これはクロスの虫食い
これからもう一度クリーニング再生を施しピカピカの状態に仕上げて元に戻す作業が始まる
こういう事はそうめったにない為にできるだけ工程をこと細かく紹介したいところでもあります
大切なピアノをお預かりしている以上作業は明朗にアルバムとして残せるようUPしていきます
ピカピカになったペダル 今度はホームセンターでピカールと言う金属みがきを買って変色してきたら磨けば永久的にこの艶は得られる
ハンマーファイリング整形 音色を元に戻す。しかしベテランでないと戻らない
それは剥き方によって音色は変わるのだ。きれいに剥くことが基本
フェルト層を見極める目がないとまず無理
ピアのバフがけ本体終了
ピアノ本体を寝かして底板取外し作業 ピアノはねかすと見えないところまで見えてくるので
こういう時にこそ見逃しの作業が内容に確認に確認を重ねてチェック修理
弦ピン関係はさび付いて赤さび発生 相当にさび付いているのだ何とかきれいにしたいところでもある 音のかなめと言える弦
ピカピカになれば音質も変わる、早急に対処しなければならない
ピアノ調律師も国家資格になる
ピアノ下前パネル
カワイ譜面台 ハードフィニッシュ、これは傷が落ちないために塗装になる
傷を防ぐためにカワイが開発した強烈に硬い塗料〜おかげでバフも効かない何とも面倒な塗料
付いた傷が取れないほど固い為 それをとる研磨剤も効かない
バフがけを施してピカピカに戻します
カマチ部分鍵穴がついているところ 完全に艶が無くなっている
ピカピカになった鍵盤蓋内側 カワイのロゴもひかる
擦り傷〜〜〜なかなか深くて取りにくい
外装パネルの磨き作業 けん盤蓋
カワイのアクションはABS樹脂を30年以上前から採用 当時から木材に変わる部品と言うことでいろいろ研究を繰り返してきている。今はカーボン素材のアクションが主流なのだ
ウッドの耐久性はまだまだ樹脂はかなわないので50年ぐらいしたらフレンジ系をウッドもしくはカーボン製に交換をお勧めする。プラ樹脂は耐久性がウッドに比べて短い 短いといっても30年40年は持つが
それ以降のデータは今のところないので割れたり縮んだりということで不具合あが出たりするケースも
昨今では少し出てきている ウッド部品に交換も安価でできるのでそれほど心配の必要はない
各所ハンマースティック動きの渋いところが多い 修理箇所はここになるが一度直しておけば安心なのだ
カワイに多いハンマースティック 余りにも多い場合はフレンジを樹脂からウッドの交換してあげることで治る
アクション内部はスラッジがたまりよごれてしまっているこれらもきれいにクリーニングしたい
ピアノ側面も白く曇ってしまっている
外装系は白く曇っているところ多し 傷が多い特に鍵盤蓋上面には何か擦ったような傷がザザザとついている
最近アベノミクス効果とかいう景気上向きとか言っておりますが
私たちのような世界ではさっぱりまあ一昔前のバブルにも全く縁がなかったわけで
今回も同様なんでしょうね 石油製品系はすでにコンパウンド塗料等跳ね上がり
フェルトに関しては30%も9月から値上げらしい・・・・・・
部品も順を追って値上がり 来年は消費税8%確実らしい
今は内税だけれども来年はそうはいかないところもあるなあ〜〜〜〜〜
クリーニングも値上げになりそうだ。でもどっとこられても年間決まった数しかできないのがクリーニング修理
いやいやこの世界もチビシイ世界になってきたかあ〜〜〜〜〜まあこんな調子で来年もやっているんでしょうが
好きな仕事なんで我慢できそうです
はんまー整形ファイリング作業