ヤマハU7Hピアノクリーニング修理グランフィール取り付け、黒檀等もろもろスペシャルな仕様に 神奈川O様

アクション整調作業

ヤマハU7H入荷 けん盤はかなり使い込んでガタ、黒鍵盤はなぜかぶつぶつ。大錆もない状態なので全体的には使い込んでる感ありなのだが、これはGOOD 大きな色やけもなくいい
打ち傷はあるがこれらも含めて動きの悪いところ多しなため今回グランフィールをつけるということでからくり部分が正確に作動するように修理クリーニング絡めて頑張ります

黒檀鍵盤に交換 現在希少な黒檀 

バットフレンジのセンターピン交換

ピアノを寝かして底板分解〜ペダル窓クロスの交換まで

変色したバランスキーピン磨きフロントキーピン磨き作業

アクションスティック修理ジャック〜ウィッペンが特に動かない取り外してセンターピンを交換していく

チューニングピン磨き作業

アグラフ。ギターで言えばナットのことだ
ナットをブラスにすることでよりサスティーンが増す、音伸びが抜群に良くなり音の輪郭がくっきりはっきり出るためにロック野郎はみんなブラスに変更していた

グランフィール つけての第一印象を皆に聞くと弾きやすくなった、と必ず答えてくれる
だらりだらりと弾いたときにしっかり弾けるここがGPに近い
基本的な数値のみを言うとUPだと秒間7回連打できるGPだと14回できる
これがグランフィールでは可能なわけだが、そういう弾き方楽譜はないそこまでは必要としないわけで
数値のみばかりにこだわっても指が秒間14回も15回も動かないし・・・・・それよりもグランフィールの
いいところは確実にバネバネしていないというところではないか。自然な動き、しかしメカが組み込まれていることすら
感じさせないところがとてもいいのだ

お見積金額
ピアノクリーニング65000円
ブライドルテープ交換18000円
鍵盤木口交換15000円
ブッシングクロス交換22000円
センターピン交換ジャックバット17000円
ウイッツペンセンターピン8000円
アクション総合調整22000円
グランフィール取り付け210000円
黒檀鍵盤交換36000円
U7妻土台袴修理塗装25000円
運送18000円+16000円=34000円
税込納品時調整調律含まれます
472000円

両足金具の妻土台は鉄を曲げられないために
そのままとなります
さほど立てると目立ちませんので

修理となると外してたたき直して塗装して装着して
という工程になるので値段が変わってしまうため

似たような機能は昔ヤマハがYUAというピアノに一時付けた時期があった
が之が失敗作でお蔵入りとなる。

ジャック位置とハンマーシャンク位置に取り付けられた
グランフィール機能、タッチ感触は絶品だ

調整作業が念入りに進んでいく

グランフィール、弾く人にとってはこの上ない機能だ
今現在サイレントに近い売れ行きを誇る
ピアピットでも相当量つけているが、このユニットほとんど儲けはないところにあるが
いいものはいいと判断されれば儲けなどは関係ないところにある

ヒンジは磨いて施される

外装の塗装落とし

弦ピン関係磨きクリーニング アグラフを持つU7モデルGPと同じアグラフを持たされている
特徴は弦間隔がくるわない・・確実な打弦点を保持できるということと音色はプレッシャーバーに比べてブリリアントだ。

なぜかぶつぶつしている黒鍵盤黒檀に交換してしまうのでOKなのだが、

パネルはうち傷あり

変色してしてしまっている鍵盤木口

シミがついた鍵盤と減りこんだハンマーヘッド

このバランスキーピン磨きは演奏上で大きくわかるところ鍵盤のスムーズさを作り出す

アクション分解作業

ジャック系のスティック修理 ニードリングは必ずやらなければならない
ニードリングをしないでセンターピンを交換してもまたスティックを起こすのだ

ブッシング交換

鍵盤木口接着

ぺだる底板分解作業底板部分からペダルを取り外してクリーニングする

古い木口を交換

鍵盤木口の交換黄色く変色してしまっている この部分はピアノ中央位置に見えるところなので
黄ばんでいるととても汚く見える

センターピン細いピンなのだがピアノのレスポンスのかなめだといって過言ではない、このピンが動かないだけでピアノは音が出ないわ動かないわ
1本動かないだけで演奏は終了ということになる

なぜに妻土台が両方ポコリとへこんでいる???

けん盤下にあるキーピンはすべて変色
鍵盤運動のかなめでもあるさびれば当然摩擦抵抗は大きくなる

ブライドルテープ交換向こうまた30年は切れない

ヒンジパネル分解作業

ハンマーの帰りを助ける重要な役目を果たすブライドル,この効果はグランフィールに直結してくるので
交換は必至だ

ブライドルテープの交換

交換しなくてはならない部品はまず先に交換して

ハンマー整形ファイリング作業だ

さあパネルを外しての修理、アクション関係が進む これはグランフィールを取り付けるためだ、アクションを先に修理してこのアクションを
鹿児島の藤井ピアノサービスに送りグランフィールを取り付けるのだ、その間中身等の修理ができるので期間的にOK

鍵穴も変色してしまってさび付いている これらもクリーニングできれいにしよう

さびはあれど意外に綺麗なチューニングピン

打ち傷等

外装の傷等まあ年数相応と言えば大体こんな感じですね

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