クロイツェル 特3000 世田谷区F様 ピアノクリーニング
音上げ開始
遥々関西地方から入荷〜〜クロイツェルモデルだ
クロイツェルピアノ国産最終モデルだ。 この外装は茨城県のおじいちゃんがクロイツェル向けに作っていた
屋根のちょっとした加工が気品し、ルーター加工されている
元々このクロイツェルピアノ音色がカンカンいうような耳にバチンとくる感じでナベサンはせっかくレンナーと柔らかいスプルスの共鳴板を持つピアノ
少しソフティーな感じが一番きれいな澄んだ音になる、と言うことで高音部のかん高い音色を少し抑えることに
ハンマーヘッドピッカリング整音 硬いフェルトに針刺しを施して空気を入れてあげる感じ、そうすることにより澄んだ音色がよみがえるのだ
ピアノは弾いているとハンマートップの硬化によってだんだん音色自体が固くなるそれを少しづつほぐしていく作業だ
今現在の音色はあまりににも惜しい〜ちゃんと整音を加えてあげることで気持ちいい音色が作れるピアノでもあるのだ
ヨーロッパテイスト十分に意識した構造をフルに活用しなければアグラフ等の意味もなくなる
さらに薄く機能はアップ触るとぷぃーんと飛ぶ出てくる音源ボックス
音色はイタリアのファツィオリGPのサンプリング
これまた音はいいのだ
ウィッペンスティックの修理
ただ綺麗にする仕事ではなく、細かいところまで目を配らせ耳を研ぎ澄ませピアノの持つ一番いいところを出してあげるのが
ピアノ調律師の仕事。
何とも言えない渋い感じのピアノでGOOD
バスげん1本ジン線交換 芯線に銅線が巻きつけてあるところが緩む小さな音で弾くと聞こえないがややフォルテをのせるとジ〜〜〜ンと
聞こえてしまう。浜松に送って同じクロイツェル仕様で作ってもらう事に早々に発注
ペダルセンサー
クロイツェルシフトレバー系これは出来が素晴らしいのだ。今でも何とかこの方式を各メーカー
使って採用してもらいたい
まだ人類も誕生してなかったと思うと
ロマンが走る
鍵盤上面ナラシ作業ピアノの運動量を決める大切なところだ
高さ深さを決める
総アグラフを持つモデルだ
レンナー製のフェルトハンマー
木工加工のスペシャリストモデルでもあるし、中身はアグラフが持たされた高級モデルだ
現在椅子捜索中ですご迷惑おかけいたします
ナベサン愛知に自ら行く〜〜今しばらくお待ちくださいませ
事務よりこんなん経費で落ちるか!!!
サイレンサーシステム鍵盤センサー取り付け
何を食べていたのか?3憶五千万年前に語りかける
ナベサン、当時は生きていたと思うとすげえと思う
鍵盤上面ナラシ作業で使うパンチングペーパー
このペーパーでタッチ感触を変える
鍵盤調整作業ホールバランスの調整だ
ひと手間もふた手間もかける かけた分だけピアノは答えてくれる
音色はナベサンが基本のところを作り出す
たしかに30年前までは数百万円を投じて防音室を作るしか夜弾くことができなかったピアノ
日本のテクノロジーはすごい現在完成の域に来てしまった消音系。
安価で夜中も弾くことができる時代だ。
これからのピアノはどういう風になるかと言うと、たぶんですが、天然木材は使わないそれに代わる素材が
少し出てきている、カーボン系も樹脂系もいろんな形に加工できるので天然資源にこだわらない楽器になっていくのかもしれない
ギター系はすでにカーボン採用が30年も前からできてきている、最初はこれはちと安っぽいス、と思ったが
いろんなミュージシャンが使う中それらが薄れ逆にかっこよくも見える今現在
たしかにマーチン系のギターは天然木にこだわるところもいい音色を作るからこそ木の特性を知り尽くしたギターだ
値段も飛び切り高いがコンスタントに売れている、時代とともに楽器の素材が変わる、いい風にかわってくれればいいんですがね
クロイツェル!かっこいい
鍵盤基本中の基本
ここが動けばすべてやり直しなのだ
ナベサン出張中に買い込んだ化石
山口の秋芳洞の商店街中で買う
いったいなぜ鍾乳石ではなく化石なのか
3億5千万年前の三葉虫とオウムガイの化石
こういうのナベサン異様に好きだ
外装はサンバースト仕上げだ
この機種はナベサンも好きなモデルだ そう限ってと言うところがミソ 中味の仕様がすこぶるいいしこのボディーバランスも素晴らしいのだ
後世に残るモデルと言えよう なかなか中古でもないというところもありクロイツファンにとればこのモデルが出るや否やすぐに売れてしまうくらいいいのだ
底板ペダル部分です。
機械で磨けばこんなにピカピカ!
屋根と鍵盤蓋のロングヒンジです。
錆が深いです。
アクション部分 こちらも分解クリーニング
ペダル分解クリーニング
本体を寝かせて底板分解クリーニング開始!