カワイアクション 動きの悪いところの修理
ナベサンがいた30年も前からカワイスティックという故障が付きまとうこの年代のすべてのモデル
原因はフレンジにある、当時からもそうだがウッドを使わずカワイ独自のABS樹脂を採用、湿気等は吸わない代わりに
年数の経年劣化が来る、樹脂系は30年もたつと縮んでくる、プラもそうだが何年たっても腐りはしないがボロボロになる
フレンジの縮むところでセンターピンをさらに咥えてしまう、ところに湿気はフレンジ自体に来ないがセンターピン周りには
クロスが貼りこまれているそのクロスが湿気を帯びればさらに咥えてしまうということになる
環境的には最先端の技術だった。がピアノ的に運動系に支障が出てしまう結果となっていた
湿気を吸わない代わりに静電気を帯びることによっても同じ結果になるということだった


今回快適に使っていただくためにフレンジを従来のウッド部品に変更、ヤマハが今でもここは樹脂にしないのは
そういうことを知っていたのだろう。この部分はウッドの交換することにより最高のレスポンスは約束される

US50弦磨き作業細かいところまでしっかりと磨いていく

カワイUS50前橋市I様ピアノクリーニング修理

チェンバロ古典楽器黒檀鍵盤に象牙のけん盤だ

ヒンジは磨いたあと必ず塗装が施されます

アクション分解修理ブライドルの交換
ハンマーの戻りを助ける重要な役目を果たすコードだ

これから作業過程をこと細かく紹介しよう。よくクリーニングを頼んでも他に回されてどこでのように作業されているのかわからないでは、これユーザーとして心配なわけで、やはり修理再生を託すという意味でも何をどのように直してくれているのかを当然知らなくてはならないのだ。とういうわけですべてにわたりど〜〜んと写真は増えるが
一つのアルバムとして見てほしいぜひお子様と一緒に見てくれたらうれしい限りですね

前橋から本日入荷 カワイUS50モデル この形はBL71から引き継いだカワイで一番売れたモデルかもしれない
6本支柱でがっつりとしたつくりは重量感たっぷりのピアノだ 重さもヘビー級なのだ。これからもう一度クリーニング再生を施して使っていただきます

今交換してるフレンジ系 実際アクションを入れた状態(交換前)でも音は出るのだ。しかし調律師から見るとその動きは怪しく
反応も鈍いのを瞬時にかぎ分けるというかわかるわけで、一般的には全くわからないところかと思うが
実はこれから先まで使うとしての効能は大きいのだ 車で言えばタイミングベルトオイル交換していない車も走る、しかし不安は付いてくる
そういう後の面倒な作業になる前にここで先手を打つということかもしれない
快適性を保ちたいわけなんです

最近のネット事情

最近ますますネット系の勧誘がたくさん来ますね、たとえばピアノ修理と検索をかけると1ページ目に出るようにということらしい
ええっ??あそこは有料ページだということは全く知らなかった。もしくはアクセスが多いところが載るんです、ということ
99%有料ページらしく、載せるのにも7万円〜18万円もかかる、載せるにもそげなお金もないピアピット
それならばピアピットのページに広告を載せれば誰かがクリックするだけでお金が入りますよ・・・とのこと
ピアピット的には子供も見ているHPあまり変なところへジャンプしても困るしということでどちらも丁重にお断りすることに
HP仕掛けるHPじゃないと商売できませんよ。と言われたが。ここはそげなお金もないし、好きなことを好きなようにやっている輩でして
見てくださったお客様に本当に感謝してます。すべてをありのままにがモットウで商戦は苦手でやんす

上が樹脂のフレンジ下がウッド

底板のクリーニング

さび落とし作業

下部分も同様にはがれ始めている

ペダルが完成しました

お見積金額
ピアノクリーニング65000円
ブライドルテープ交換18000円
ハンマースティック修理15000円
ジャックスティック修理12000円
アクション総合調整22000円
調律11000円
消音ユニットサイレンサーシステム105000円
運送18000円×2=36000円
税込納品時の調整調律含まれます

緻密な整調

アクション整調が始まるまさにここからが調律師としての神髄を問われるところだ
とても時間もかかるところだが最高のレスポンスを求めての世界
地味すぎて写真でどう伝えればいいかわからない、0,02ミリの薄い紙(パンチング)を出したり入れたりして補正していく、ピアノ鍵盤上面ナラシ深さ調整だ
ピアノの命と呼ばれるアフタータッチはすべてここから始まる
ピアノは整調しなくても音は出るため他悪い業者はここを端折る、外装だけ磨き上げて出荷
というパターンが多い、それは調律師を抱えている運送屋さんと調律師との間に隔たりがある
整調作業が始まると時間も大いにかかるためすぐにでも出荷したい業者はその時間をロスと感じ
ドンドン出荷してしまう、そのあとを追っかけて調律師が調律のみを執り行う
したがってきれいにクリーニングした外装に気を取られ調律はできているためそこには整調は?
というユーザーはいないのだ、というよりわからないグレーなところなのかもしれない、

クリーニング以上に大切なところだということを理解しておいてほしい
運動機能を正確に位置付ける指先に感じる反応性を高めることにより整調の出来上がったピアノは
確実に答えてくれるわけだ。

コンサートチューナーが一番時間をかけるところも整調作業だ弾手の表現力を最大限に
ピアノにレスポンスを与えなくてはならないということが求められるところだ

鍵盤側面につく指垢等の削除

鍵盤表面いついた爪傷とうの削除

1号工房入口

2号工房何でも広場と呼ばれている ピアノ屋とは思えんつくりだ

ペダル窓クロスの張り替え

ピアノ本体を寝かしての作業

アクション内部クリーニング終了

調律師の業界でもいよいよ昨年から国家資格導入ということに
今まで日本調律師協会という団体があり試験を受け入会するというほうしきにて数十年、その調律師協会の働きかけにより
やっと国家資格制度にまでこぎつけた、今までだれでも今日から私は調律師で通っていた、大変な勉強をし見事調律師協会の
資格をとっても一般的なところで認知度は低く、お客様が判断するところにまでいたらなかった。
いかがわしい調律師も、怪しい調律師も、調律師協会の調律師も同じ土壌にいたわけだ
ところが今度は実に大きく変化していくだろう、まあいうなれば調律師の仕分けと言う段階にきたわけだ
しっかりと線引きが出来る、当然調律師というなれば国家資格あるべきと言うことになる
地道に努力している人間にとっては諸手を上げて賛成だ
それとホール関係などは当然国家資格保持者以外は触らせないということにもなるし、学校関係も同じようになる
一生懸命勉強して日本ピアノ調律師協会の資格を取得しまいにちがんばっている調律師にとってはとてもうれしい
ユーザーもレベルの高い技術を得られると言うわけだ
今度こそユーザーにもこういう制度があることを強く伝えたい
3級2級1級  調律師協会合格レベルは2級以上となる、
建築系と似ているかも大学卒業で2級建築士 国家資格1級はさらに難しくなる
すでに3月半ば現在合否通知が届いている
ナベサンも2級合格やれやれ、もう1級もうけたくないといっている
実技はともかく学科が頭にはいらないらしい???まあ一応合格ということでピアピット受けた人間2級みな合格です

ピアノペダル分解修理ペダルクリーニング

鍵盤バランスキーピンとフロントキーピンの磨き作業だ、ここはふだんけん盤下に隠れてしまうところで見えない
それ故に鍵盤運動摩擦抵抗のところでもあり、さび付いたりよごれたりするとたちまち
達しに影響するところでもありしっかり磨いていく必要がある

ピアピットでは持ち込んだときと返す時ではまるで違うレスポンスのいいピアノとしてお届けいたします

ピアノ調律師も国家資格になる

キーピン、ここを磨くとなるとそれはそれはちょっこっと磨くというわけにはいかないほとんど丸一日作業となる

チューニングピン関係は錆が出ていい感じではありませんはやめに取りたい

譜面台下につくゴムボタンがこすれてなくなるとゴムボタン芯部分は
画鋲のような金属がむき出しになりパネルカマチ部分を傷つけてしまう
これはカワイこのタイプはほとんどそうだ

カワイUS50に消音ユニットサイレンサーシステムNEWモデル取り付け

50代にはたまらないウイングスUSAライブ
ポールマッカートニー&ウイングス DVDを買ったナベサン大満足だ

正面から向って右側になる

向こうが見える・・・・・・ということは接着が剥がれているということだ

鍵盤下は埃にまみれてしまっています

弦ピン関係は赤さび発生!!すぐにでも取り除きたい

土曜日からサーバーに障害が発生、インターネットもHPも更新することができなくなり
サーバーの方がやや時間がかりそのあとピアピットのHP全てのファイルを送信するのに
23時間もかかったとうぜんナベサンはピアピットに泊まり込み徹夜
大変申し訳ございませんでした〜でもピアピットファイル11万もあるとは思わなかったらしく
光を使ってみても23時間!!

けん盤蓋クリーニング作業

ペダル窓クロスも敗れ千切れかかています

ピアノを寝かして底板の取り外し作業

ナベサン磨いていて異変を感じる なんと親板が剥がれかかっているのだ、ここはそうははがれないところだ
よく見ると反り返り始めている早めに対処しておいた方がいい 

磨いては吹き飛ばし磨いては吹き飛ばす。ここの辺りは掃除機はまるで役に立たないところだ

アクション内部にはスラッジが入り込みよごれてしまっています
こういう細かいところこそ大切なところきれいにして戻します

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弦にも赤さび浸食

とりあえずパネルは外します

底板を取り付けているビスは全てさびついてしまっています

ナベサンが磨き上げるチューニングピン錆はきれいに取れて最高ですね

ビス類はなくさぬようにカップを使って保管しておく

ナベサンが外装を磨き上げる世界だピカピカになる

ハンマートップには深く弦溝がついている
音色は詰まった感があるmこのハンマーヘッドをきれいにファイリングすることにより
音色は大きく変化する