クロス交換

聖徳音大の調律師、

底板が割れますね

エテルナ(天竜楽器)品川区F様ピアノ修理クリーニング

ピアピットHPへ

バックチェックの汚れもきれいに落とす

これがいけませんぜ・・・・・作り直さないといけませんぜ・ピアピットの勝新座頭市義春氏

ピアノは寝かすと無限大に修理の世界が広がるのだ 見れば見るほど奥深いところでもあり そこから勉強させられること90%
古いピアノは私たちの師匠でもあり先生でもある その私たちは修理1年生に過ぎないベテランとはなかなか言えない

レリック仕様  一度塗装をはがし新品ピカピカの塗装を吹く段階で
ウレタンラッカーそうですが塗料が硬化し始めた時にマイナス温度でガスを吹き付ける
そうすると塗膜は硬化始まるところをガスで縮みあがらせる方法をとると
このようにクラッキングを発生させることができるのと、本来持つ新品の艶は半減させる
ことができる。当然手間は2倍以上かかる最後の仕上げはわざわざ傷をつけることだ
絶対的に古く見えないとユーザーは納得してくれない
ギターはそういうの顕著に表れるので面白い、売られている金額やバカ高い
バイオリンも同様ピカピカのバイオリンは売れないややヤレタ感を出すことにメーカーは
相当に気を使っている。面白いと思う

でもこのエテルナはヤレタ感は作りこんだ感ではなくオールドと呼ばれる部類に入るんだと思う、久々におもろいピアノが入荷したなあとナベサン興味津々

かなり古いエテルナのモデルです。たぶんエテルナの初期モデル 外装は全体的にクラッキング発生、化粧板も所々はがれています
私が想像していたものより古かった。かなり希少な機種だと思います、日本ではすでにこの手の機種は処分されてしまうでしょうね。

腕木磨き終了

F様を通じていただいたこの仕事めぐり合わせなのかもしれない、やや痴呆が入り始めたおやじの頭に
軌跡のようなめぐり合わせだといわした、おやじの頭の中にまだ船乗りの夢があったことを確認できた
ことは家族にとってもとてもうれしかった。

接着はがれよりも目に沿ってすべて割れて剥がれてきている状態

鍵盤蓋クリーニング

妹のためなら何でもやる兄上殿

やさしい兄上殿は妹のためにせっせとピアノを直しました

底板を外すとぱっくりと3枚に割れている

お見積金額
ピアノクリーニング65000円
ブライドルテープ交換18000円
ハンマースティック修理20000円
ウイィッペン修理8000円
つきいたはがれ修理8000円
ペダル窓塗装15000円
レギュレティング修理8000円
アクション総合調整22000円
調律15000円
消音ユニット取り付け105000円
耐震用ピアノストップ10000円
運送17000円+15000円
納品時の調整調律含まれます税込となります
合計326000円円
 

ピアノお預かり致します〜〜都合のいい時ご連絡くださいませ


修理決算は7月末までにお振込みでよろしいでしょうか

振込口座
三井住友銀行千葉支店 普通6999673

ワタナベジュンイチ



ですよろしくお願いいたします〜〜〜

ありがとうございました F様S様機関長殿 ピアノ完成です
エテルナピアノ全ての方の愛情を受け継がれて今度はF様へ、うれしいですね、私たちはただ橋渡しの仕事ですが、お互いの愛情が
びっしりつまったエテルナ見ていてお前はなんと幸せモノか。と感じました
これからのメンテナンスも大切ですが使って初めてピアノは生きかえるんです、歴史を受け継ぎ愛情を与えられた個体は言霊が宿る
と昔の人は言いますが、まさにその域のピアノでしょうか、私たちも携われたことでとてもうれしく思います、これからも1台でも多く
古いピアノをに命を吹き込みたいと思い黒子に徹して頑張ります

消音ユニットの取り付け
古いピアノにも取りつく今のユニットまさにピアノの革命的アイテム

兄上殿がせっせとピアノを直す

何とも言えないかわいらしい妹さん2歳

レギュレティングレールを取り外してスクリューの交換 ただ交換であれば意外に楽なのだが
数あるとこれが相当面倒な作業にあるのと、途中で折れて木の中にスクリューネジが残る
これを取らなければ次のスクリューが入って行かない、穴を大きくして抜いて、埋め木をして
もう一度同じ位置に穴をあけ直す作業

アップライトピアノの断面図これらのパーツの名前は調律師ならすべて言える

ぺだる底板の取り付け

エテルナ、ロゴも当時の輝きに戻る  

メール読みました!!! S様すごすぎますね、日本中誰もが知っている船の機関長!
日本中の男性が憧れる職業じゃないですか。私たちしがないピアノ屋ですが、そういう方のピアノを直せる
こと自体光栄ですね、機関長に怒られぬよう身が引き締まる思いでございます


うちのおやじが船乗りになりたくて大正生まれですが、当時田舎であまりにも貧しすぎて勉強すらまともにできず
兄弟を食べさせるために働くしかなかったらしいが その分船には詳しかった。90近いおやじにこの話伝えたところ
そうか!奇跡のような巡り合わせだな、ありがたいことだとニコニコしている様子は家族にとってもうれしい話だ

ぴあのの断面図!!お客様にも説明しやすいのだ

ペダル窓は完全に湿気でつきいたがバリバリここは塗装することに

エテルナ鍵盤蓋クリーニング

ちゃんと直した?

はい!妹殿

みろおらがとったどーーーーー

今日はオーナーさん自ら作業〜だあ  スクレーパーを手にキーバックレールクロスをはぎ取る
頑張る少年であった 将来は半分ピアピットに就職が内定してます。

外装をみがてみた艶は出るような感じですね

ハンマー整形ファイリング

鍵盤クリーニング作業

ウィッペン系のスティックの嵐
1戸1戸外してセンターピンを交換していく

一台磨くとなると相当な手間、しかしここは鍵盤運動の軸となるところでもありしっかり磨いておきたい

鍵盤バランスキーピン磨き作業フロントキーピン磨き作業

接着作業

ナベサン海の準備でさあ

3枚おろし状態だ

あちこち点検をしながら作業進んでいく

ペダル部分

せっかくなのでピアピットが作り出すギターレリック仕様。真ん中のギターネックと右のギターネック
もっとわかりやすく言うと右のきれいなネックをレリック仕様にすると左のヤレタ感じになるということだ
指板もいかにも弾いてこうなったぜ!みたいな矢印はわざと傷をつけ指板の塗装は本当は艶ありなのにここもヤレタ感
をだす。塗装も当然年数がたっているのだ感を出すためにヘッドは黄ばみを重視と少し艶がないところを重視


知らない人はなぜこんな風にするのか?と言われるがギターでオールドと呼ばれるギターはみなこうなのだ
わざと作ったものではない、しかし買うとなるとマンション1軒分だ、それをそれもまねたギターがほしいと思うのだ
日本人は変わってるかもしれないが私もギターやるのであましピカピカはどうも持ちたくない・・・・・
レリックギターは通常スタンダードピカピカで30万円ぐらいなのだがそれをレリックすると60万円なのだ
ピアピットは60万も出せないギターヤカラがたくさんいるために器用なやつらが集まっているので
自分でやってしまう、時間はかかるがぼろく見える・・・・かっこいい

しばらく理解に苦しむと思いますが巷ではウルトラかっこよし

レリック前

レリック仕様!!

ピアノ外装つきいた化粧板が剥がれかけている接着しなおし
外装は全体的にこのようにクラッキング塗膜割れが生じているがナベサンはこれがいい!というが
女の方は少し嫌う感があるようだ、
ギターなんてわざわざこのように古めかしい感じにレリック仕様というのだがこのようにすると
値段は2倍に跳ね上がる

鍵盤キーバックレールクロス鍵盤を押して指を離したときに元の静止状態の位置にストンとピアノが戻る
後ろけん盤下に位置するクロスも虫に食われてしまってボロボロ状態になる

運よくここに運ばれてきたのもラッキーかな、ナベサンこういう古いモデル大好きなので
たしかに日本ですべて作り上げたモデル、今や日本で作っているメーカーはほとんどなくすべてアジア中国製となってしまう
古き良きものを残すということは大切ですね、

レギュレティングスクリュー

矢印がレギュレティングスクリュー部分

アクションからくり部分の作動状況 これがまた動かないのだ
細いスクリューを調整で少しでも回すとポキリと折れてしまう

回すとおれるレギュレティングボタンスクリュー

ピアノには関係ないが出来上がりつつあるぎたー、贅を尽くしたモデルだ
フクチャンオリジナルギター  非売品

ヒンジは磨いたあと塗装ウレタンが吹き付けられます

日本調律師協会 ゴルフコンペ優勝!!須藤和男氏 

ブライドルテープの交換作業

虫食い。この年数たつピアノは必ず虫食いがある

ピアノクリーニングに戻る

剥がれを直す

鍵盤できあがり〜〜

アップライトアクション断面図エプロン

ピアノ拍子木の磨き

腕木外装完全に艶がなくなってマットな状態
特にけん盤蓋は最初から艶消しなのか?と思うくらいに艶が無くなっています

ピアノ下部分の方は外装はがれ、運ぶ運送屋さんがはがれおちぬように養生してくれたもの

さあここから作業開始だ、何があるかわからないこの手の古いピアノ
外から見てわからないところがずいぶんとあるので分解しながらみていこう
あらためて見ると大きい!奥行も重さも大きい今のピアノはコンパクト化が図られているが
当時は超ぜいたく品として作られていた
物品税というものがピアノについていてなんと15%も付いていたのだ。
免税で買える人は音大生。神社仏閣、公共施設が免税で購入できた
たしかナベサンも音大生に昔免税で売っていたらしい。30年も前の話だが

ぜいたく品だったんですね、楽器がぜいたく品とは時代を感じさせますね
中国なんかでも今ヤマハ日本製のピアノを所有するのがステータスらしく中古が売れまくっているらしいですね

ピアピット魂の食べ物ヨッチャん丸
ドンキで買った

艶がないけん盤蓋、本当はつやがあった