全部は書ききれない5000パーツの中のほんの一握りの例でございます
99%は工賃となります。作りこみ取り付け方いかんで各社相当な値段の差があります。
これらのパーツを確実に正確に修理できるところでピアノは生きてくるも死ぬも別れてきます
でもこういうパーツの金額等今までグレーゾーンなところがあり
ただ直せば高いということよりも元部品は安いのだから安心できるような金額はユーザーも車と同じように
覚えてもいい時代になりました。ぜひ何かあったときにお役にたつところを抜粋して載せてみました

ご存じブライドルテープ
1台分1600〜

ジャックスプリング
800円(1台分)

UPGPのペダル系に属するようつぶれるところ
各180円(1個)

ダンパーアッセンッブリ出来上がりもの
5000円

しょっちゅう使うセンターピン100本(150円〜)

レンナーカシミヤ
ブッシングクロス6000円〜1巻

各クロス類800円〜各厚さで若干値段は変わります

譜面台のヒンジ1個180円ぐらい

ピアノの動きが悪い時に交換する
からくり部分のフレンジ
1台分6000円〜

ハンマーヘッド交換36000円(工賃込)UP

ピアノバットフレンジ25000〜(1台分)

ピアノ各ボタン数十円〜

全弦ピン交換 170000円(UP)     GP230000〜  UPGP工賃込

ピンブッシュ2800円(1台分)

黒檀鍵盤21000円(1台分交換で30000円工賃込)

ハンマーヘッド16000〜レンナー40000円ぐらい

ハンマーシャンク2700円(1台)

最高級レスロー弦2キロ
これでも数千円(大量に発注するため)
相当台数張りこみ可能

ヒンジビス3000円ぐらい(1000個)

アクリル鍵盤ヤマハカワイ用
一台分2800円  一台分交換25000円(工賃込)

鍵盤押さえフェルト400円〜 

鍵盤木口  ヤマハピアノでは必ず交換するところ
1台分1600円ぐらい 一台分交換で工賃込15000円

ダンパーフェルト,鳴っている弦振動を止める
柔らかいフェルト   低音〜中音高音と別れている
各セクションごとの交換が可能だ

1本1000円ぐらい(セクション)ピアノ一台分工賃込25000円

意外に安いピアノのパーツ、
ピアノの修理は高い!しかしパーツはものすごく安い、一般の人にはわからない
知るよしもない。ここで紹介しよう、実は凄く安いのだ、
ほとんど工賃か、技術料ということを知っておこう

ヤマハUX ピアノクリーニング修理 三鷹市U様

ヤマハUX初期型 このUXからX支柱を世に知らしめたモデルだ 以降バリエーションが1,2、、3、5、と増え
ヤマハ高級UP到来のまさに火付けモデルだ、当時も高かった、このモデルあれから30年以上もたつモデルなのにいまだに中古人気は高い、市場でも30万円ぐらいはする。 丈夫なピアノだし、故障も少ない機種として人気は衰えないのだ

調律師の業界でもいよいよ今年から国家資格導入ということに
今まで日本調律師協会という団体があり試験を受け入会するというほうしきにて数十年、その調律師協会の働きかけにより
やっと国家資格制度にまでこぎつけた、今までだれでも今日から私は調律師で通っていた、大変な勉強をし見事調律師協会の
資格をとっても一般的なところで認知度は低く、お客様が判断するところにまでいたらなかった。
いかがわしい調律師も、怪しい調律師も、調律師協会の調律師も同じ土壌にいたわけだ
ところが今度は実に大きく変化していくだろう、まあいうなれば調律師の仕分けと言う段階にきたわけだ
しっかりと線引きが出来る、当然調律師というなれば国家資格あるべきと言うことになる
地道に努力している人間にとっては諸手を上げて賛成だ
それとホール関係などは当然国家資格保持者以外は触らせないということにもなるし、学校関係も同じようになる
一生懸命勉強して日本ピアノ調律師協会の資格を取得しまいにちがんばっている調律師にとってはとてもうれしい
ユーザーもレベルの高い技術を得られると言うわけだ
今度こそユーザーにもこういう制度があることを強く伝えたい
3級2級1級  調律師協会合格レベルは2級以上となる、
建築系と似ているかも大学卒業で2級建築士 国家資格1級はさらに難しくなる
すでに3月半ば現在合否通知が届いている
ナベサンも2級合格やれやれ、もう1級もうけたくないといっている
実技はともかく学科が頭にはいらないらしい???まあ一応合格ということでピアピット受けた人間2級みな合格です

お見積金額
ピアノクリーニング65000円
ふれんじコード交換1台20000円
ブライドルテープ交換18000円
鍵盤木口交換15000円
アクションハンマースティック修理16000円
調律アクション総合調整16000円
耐震用ピアノストップ10000円
運送15000円+15000円=30000円
税込 納品後の調整調律含まれます

ピアノ本体側面にもひいた様な傷がつく たぶんとれそうだ

けん盤蓋表面汚れ傷はある程度は落ちたが深い傷までは取れません

これ以上削り込むと下地が出てしまうからです
よごれの下から傷が見え始めました
やはり30年以上も経つヤマハUX
ロングセラーの定番のピアノだ、それなりに完成度は高いピアノだと思う、
弾きこんでいるが、さすがに年数が経つと単なる定期調律だけではすまなくなる
それなりに交換しなければならない所も出てきて当然だろう

先ずはフレンジコードの交換からだ
新品は白い綺麗な弾力のあるコードが取り付けられているが、年数の経過で変色し
切れ始めてしまう、コードに対してスプリングがかけられ30年も貼り続けてきている頑張り屋のコードだ、しかし劣化し切れ始めると
今度は演奏上に大きな影響が及んでくる
連打が出来ない、もともとハンマーの返りをすばやく戻す役割を与えられている

ピアノはどの部品ひとつかけても症状として
現れるので、早めの交換が必要だろう

ピアノクリーニングに戻る

ぴあの外装をつなぐ金属パーツも錆が発生 またはカビ発生 これら金属パーツもぴかぴかにクリーニングされます

埃に覆われていたためか虫食い

最終調律 この後搬送され運搬するので現地で調整調律

ヒンジ関係も磨き塗装が施されています

艶もよみがえるUX

とても30年以上前のUXとは思えないきれいな状態に仕上がりました

最初完全に湿った音に鳴っていたUX、今日からげんきなカラッとした音に変身

弦磨きクリーニング

弦ピン磨き作業手作業でとりおこなわれる 音のかなめなところでもあるので
シッカリ錆等を落としていきたい

分解したペダルを磨いていきます ぴかぴかになりました
この光沢を半永久的に維持するためには、ホームセンターでピカール(400円)を買い
曇ってきたら磨く ブラス真鍮なので何回でもこの輝きは戻る

ピアノ底板天日干し カビ湿気等もすごいためにしばらく干すことに

ペダル窓クロスを取り外します

新品のペダル窓クロス 

ペダル窓クロス系は柔らかなペダリングがよみがえります、それと大幅な雑音の防止になります

ペダル窓磨きクリーニング

磨き前のペダル分解

フェルトも押しつぶれている ペダル窓クロス

下前パネルクリーニング

底板を止めているビスは全てさび付いてしまっています
底板取り外しクリーニング修理後新品に交換されます

磨き前のペダル窓ペダル系 傷が多くついているのとカビが付着

ピアノ後ろにたまる埃 相当な埃 掃除機ではきれいにできないので
吹き飛ばします

外装クリーニング

ぴあの下部分埃がたまる底板部分 

けん盤蓋奥丸の磨きクリーニング作業
パネルを分解して作業します

今年から調律師の世界も大きく変化

何度も何度も磨き込んで行きます

外装パネルクリーニング作業開始 けん盤蓋が汚れと傷で覆われてしまっています

土用の丑の日 ウナギの高騰でナベサンちもついに手の届かない幻の食材と化したうな丼
フォアグラは今までそうは食べたこともないために別に食べられなくなっても構わないが
ウナギのうまさを知った以上なんとかならんもんか。と常に思う
ウナギを食べる国は日本ぐらいではないか、浜名湖SAでうな丼4500円と出ていた、仕事途中で4500円の昼食
は聞いたこともない、ありえね金額だった。この技術の発達した日本いつか養殖に成功してもらいたい
絶滅危惧種とか言われてしまうとなんか食べるに当たり気が引けてしまう。
・・・・・・・・・・つぶやきでござんした

ハンマー整形ファイリング作業この作業ハンマーの弦溝等をきれいにファイルする作業なのだが、均等に一枚フェルトをむきとる作業に慣れていない人間の作業は
ハンマー自体をダメにしてしまうところにある
そのためベテランでしか触ることができないところ
むきかた一つで音色は変化してしまうからだ

はんまー部品を外して1個1個点検しながら次の工程に入っていく

ブライドルもハンマーの帰りを助ける重要な役目を果たす

ヒンジ関係カビ発生

外装は曇ってしまっているところあるがクリーニングでぴかぴかになりますね

音色の変更はナベサン
UXらしいブリリアントな音に変身

以上クリーニング完了
ピアピットの保証も付きます。
次はオーバーホール、25年~30年後にお待ち申し上げます。
今はUX背でに生産中止になっています、高コストなピアノです、
相当持つように制作されています。今も復活の声が高いピアノですが
つくるとなると140万円超えという金額となってしまうのでメーカーも復刻版で作っても
今この不景気売れないのでしょうね、まったく色あせる音のないモデルです
どうぞ大切に末永くお使いくださいませ


斉木 後藤 渡辺 木村 工藤 渡部 フクタ 大山 長衛門 戸谷 猪野 飯本 宇野
ピアピットスタッフでした ありがとうございました  2012夏

ペダルが完成したら本体へ取り付け
この時底板等のビスはすべてしんぴんにこうかんされます

外すことにより細部にわたりクリーニングできますね

足もピカピカにクリーニング

底板部分 埃がたまっています 外で吹き飛ばす

ぴあの共鳴板側にたまる埃

ピアノ本体バフがけ

ペダルの変色~ペダル窓クロスがつぶれてしまっています

ひかり始めたけん盤蓋

ブライドルテープの交換準備 決められた長さにカット作業

けん盤蓋表面についた細かい擦り傷等も消えてピカピカになります

整調作業開始   鍵盤上面ナラシ作業、鍵盤が凸凹しているのを平らに戻す作業
この作業はGPUPともに要中のかなめな作業
ピアノのタッチはすべてここから始まる

鍵盤木口を貼って乾いたらはみ出た木口を加工します

新品の木口交換 これで向こう30年交換不要

鍵盤木口を落とします

白鍵盤クリーニング

完全に黄ばんでしまっている鍵盤木口

クリーニングするとぴかぴかになります

バフがけ

表面の傷汚れも落ちるとこのように光り輝きます

鍵盤クリーニングと鍵盤木口交換作業から始まりました

鍵盤下はこのように埃がたまっています

弾いてなかったのか鍵盤はかなりよごれてしまっています、音色は動かない所もあり修理は必要ですね

弦ピン関係メッキピンは変色白く曇ってしまっています

鍵穴周辺もさびてしまっています

ピアノ本体に鍵盤アクションを入れて
動きの悪とスティックしているところをチェック修理
ハンマー弦あたり作業も同時に行います

ハンマーシャンクが経年でねじれている
シャンクプライアーで補正しながら進めていく

クリーニング前の鍵盤

黒鍵盤の側面等についたカビ

アクションの動きの悪いところもあり直しながら進んでいきます

調律〜〜なかなか音のこもりが取れない特に巻線、
何度も調律を繰り返すことで少しづつ取れてきた。いい感じになってきました。