チャーレン(イギリス)ピアノクリーニング修理  都内K様

ピアピット2号工房の奥の扉、デンジャラスな扉だ
ドアにどくろのマーク、開けるとその下には浄化槽が口をあけている
昼間は見えるが夜になると全くわからない、いまだに犠牲者は出ていないが、落ちたら情けないの一言だ。この浄化槽はすでに使われていない
雨水がたまり蚊の生息繁殖地と化している。

セットとみればいいのだが工房としての機能はやや使い勝手が良くないように作ってしまったナベサン

中には鍵盤表面が溶けているのもある、このぐらいは取れるのでOK

けん盤バフがけ作業

チャーレンピアノ、鍵盤蓋とピアノ前パネルの交差折り畳みで鍵盤が空く、というやや面倒な鍵盤蓋を持つ
海外のピアノは意外とこういうタイプが多い。前パネルは壊れてしまっているため修理が必要だ

988のところがはがれかかっていた接着

何かを置いた跡までは消えません

半艶のシックな感じでGOOD

米サンが仕事をしているうしろから
そっと忍び寄るぶるーの影
数日後には全部ブルーになりそうだ

音源BOX取り付け

鍵盤側面につく指垢も削除します

おいおいナベサンがまた何か始めた〜あまりに暑いために水色に・・・・・・

シフトロッド部分の錆等きれいに細部にわたりクリーニングします

チャーレン内部クリーニングペダル分解

キーピン磨き

ピアピット、最初はクリーニング等は自分の調律のお客様だけだったですね
ほとんどが修理関係が多く、どうにもならないようなピアノを直していた
、昨今インターネットのおかげもありなぜか一気に増えた
増えたのはいいが作業内容は昔と変わらないやり方なので
数もできない。こんでいるときはクリーニング関係はお断りするケースも多い
たくさん来てもやりおせない現実がある、
インターネットのすごさと全く対応できない技術のずれは埋めようにも埋まらない
ちょこちょことやって出すようなことはしたくないので
昔ながらのまんまの作業が今でも続いている
月3件が限界、7人態勢で限界です

でも喜んでくれるので割に合わないところもあるが、これが面白い
ピカピカになったピアノは子供には大人気だ、うれしそうな子供の顔見ちゃうと
またやろっかな〜〜と思ったりもする

そう一時期あまりにも修理が忙しくお断りしていた時期も半年ぐらいありましたね。

まあのんびりと作業させていただいてます、よろしくお願いいたします

室内も

全然意味わからん水が噴き出る・・・・・・・

一度出荷されて運送途中で傷を受けたチャーレンの妻土台部分  しっかり治してセンサーチェックしして
再出荷します。

チャーレンピアノ完成

けん盤蓋がこれ面白い

壊れて治ってきた(平山塗装さん)  よかったおy〜〜〜センサーのチェック

ピアピット猫たちの座談会

ナベサン仕事をしてるかと思いきや、サーフボードの手入れ
明日は茨城にサーフィンらしい。波が上がりだすと出かけてしまう

外装のクリーニング

お見積金額
ピアノクリーニング65000円
ブライドルテープ交換18000円
ダンパーレバースティック14000円
ブッシング部分交換3000円
調律狂い大15000円
パネルスライド修正3000円
アクション総合調整22000円
運送藤沢1F〜ピアピット16000円
ピアピット世田谷14000円
消音ユニット取り付け120000円

税込納品後の調整調律含まれます

ハナのはな

ピッチが大きく下がっているチャーレンピアノ ピッチ上げ

土曜も日曜もないピアピット年末まで休みなし!!!
でもストレスは感じないし何かとやらなくちゃいけないこと多しで
なんやかんややっているうちに1日があっという間に終わる
こういう生活をしていると曜日と日時の観念が無くなる。
ナベサンはその観念が全くない、それもひどい曜日がずれている
日曜日を木曜日と言い張る・・・これも困ったもんだ

ペダル装着

ナベサン調子に乗るんじゃねええええええ〜〜階段に滝を描いてしまった

遂に外にまで描き始めた

イギリス製のピアノペダルもボルトを外すと取り外せる合理的なつくりだ
これ作業が楽ですね

ペダルクリーニングぴかぴかになりました

消音バーが解除の時にわずかにフレームに当たるところを削る

けん盤センサー取り付け

消音サイレントバー装着

2号工房向かいにある1号工房夜になるとますます怪しい

遂に取り付け可能になった消音ユニット

いつでも海に行ける体制をとっている

ピアノは湿気でダメになる!昔からそういわれてきたが、昨今では真逆の
ことが起きている、それは床暖、気密性が多くなっている住宅、床暖はピアノをガタガタにしてしまうのだ
あえて湿気を与える機械を取り付けないと、たいへんなことになる

それは共鳴板がバリバリ割れてしまうのだ、そうなるとこれまたOHになってしまう
過乾燥の極めつけが共鳴板の割れ。アクション系はねじビスがゆるゆるになってしまうが、ここは締め直せばいいところで、ビキッと割れてしまう共鳴板はどうしようもないのだ

ピアノは湿気で・・・・・がピアノは過乾燥でダメになってしまう、ので湿度調整の必要性を改めて感じる
今日この頃でした

太巻き蚊取り線香ええですわ なつですわ

バランスキーピン系の磨き終了

消音ユニットストップバー取り付け
何とか取り付けるのだ、狭い隙間に見事に完璧に取り付ける これ技
調律師の業界でもいよいよ今年から国家資格導入ということに
今まで日本調律師協会という団体があり試験を受け入会するというほうしきにて数十年、その調律師協会の働きかけにより
やっと国家資格制度にまでこぎつけた、今までだれでも今日から私は調律師で通っていた、大変な勉強をし見事調律師協会の
資格をとっても一般的なところで認知度は低く、お客様が判断するところにまでいたらなかった。
いかがわしい調律師も、怪しい調律師も、調律師協会の調律師も同じ土壌にいたわけだ
ところが今度は実に大きく変化していくだろう、まあいうなれば調律師の仕分けと言う段階にきたわけだ
しっかりと線引きが出来る、当然調律師というなれば国家資格あるべきと言うことになる
地道に努力している人間にとっては諸手を上げて賛成だ
それとホール関係などは当然国家資格保持者以外は触らせないということにもなるし、学校関係も同じようになる
一生懸命勉強して日本ピアノ調律師協会の資格を取得しまいにちがんばっている調律師にとってはとてもうれしい
ユーザーもレベルの高い技術を得られると言うわけだ
今度こそユーザーにもこういう制度があることを強く伝えたい
3級2級1級  調律師協会合格レベルは2級以上となる、
建築系と似ているかも大学卒業で2級建築士 国家資格1級はさらに難しくなる
すでに3月半ば現在合否通知が届いている
ナベサンも2級合格やれやれ、もう1級もうけたくないといっている
実技はともかく学科が頭にはいらないらしい???まあ一応合格ということでピアピット受けた人間2級みな合格です

ぴあの調律師の世界も資格制度になりました

消音ユニット取り付け加工 チャレンピアノは全て加工が必要なのだ

鍵盤バフがけ作業
鍵盤表面につく傷汚れ等をきれいにクリーニング削除します

このピアノを再生することはもとより消音ユニットを取り付ける目的もある
普通ならば到底つかないケース、そこを可能にするのがこういう工房の仕事
マニュアルで習っているユニット取り付けではむり
全てを知り尽くす改造ができる人間しか取り付けることはできない

音の音色発音の決め手はこのファイリングにかかる、簡単に見えそうで難度ド級のむずかしさを持つところの作業

ハンマー整形ファイリング

ペーパーを使い分けてファイリングしていきます  ベテランオンリーの仕事

ぼろぼろになっているブライドルテープ等

小さなフレンンジの中を通るセンターピンこのピンを軸にアクションは回転するのだ

動きの悪いセンターピンを交換していきます

スピネットタイプ。コンパクトタイプだ

整調作業これが終われば最後外装

冗談もほどほどにのピアピットシール

アクション分解作業 部品を取り出すと接着はがれ続出 海外のピアノは以外にこういうところで支障が出る
日本と海外の接着関係の接着材の差と気候の違いが大きく接着に影響する

チューニングピン関係クリーニング終了

シュワンダアクションを持つチャーレ弦溝は深くザクリとついている

ピアノクリーニングに戻る

なんとかこのピアノに消音ユニットを取り込みたい
運動系が動かない部分があるために
そこら辺を中心にみていきたい

チューニングピン関係は錆と埃で変色してしてしまっている、ここは音のかなめなのでしっかり錆等を落としたい

部品を分解して動きの悪い所のセンターピン関係を交換

消音ユニットペダルセンサー取り付け
ここも通常のUP用のセンサーがつかないためにGP用センサーを取り付け。

パネルに付随するモール系はほとんどはがれている

たった1本のセンターピンが動かないだけでピアノは音が出ない。日本では買い替えですね、と言われる(苦笑)これだけのことで買い替えるというのはあり得ないことなのだが、日本では買い替えさせた方が会社としても高く評価され優秀な人材と評価される、・・・・・・・・おかしい現実がまかり通る、

ピアノのアクション運動軸となるセンターピン
全てのピアノにこのセンターピンが入っている