カワイK20ピアノクリーニング修理 ハンマーヘッド交換もろもろ修理 松戸市K様(白井市A様)

こういうところはほかの業者はまず磨くことはない。間違いなく1日終わってしまうくらい面倒な作業
大量にクリーニングをとっているところは早い出荷で回しているので見えないところは省かれる、一番大事なところ、このピンは鍵盤下にあるので普通の人は大切だということは知る由もない

外されたペダル窓クロスはご覧のように虫食い。ペダルがついていると目立たないが
大切なところだ

カワイK20、まさにピアノブーム第1期のピアノだ。この機種ぐらいからドーンと日本中ピアノブームが来た
しかし相当高価なものだったに違いないし、現在のようならくらくクレジットみたいなものもなかった時代だ

鍵盤蓋表面うち傷あれど艶が出ました

カワイのロゴもひかると気持ちよし

アクション整調作業開始
この作業はピアノはこの作業なくして語れないというほど大切なところだ。整調しなくてもピアノは音が出る
そのため素人は気が付かない、こういうもんだ、ということろにグレーゾーンが潜んでいる
っ時間がかかるうえ、すぐさま出荷できない、運送関係のクリーニングではまず見ない所でもあるのだ、
ということは調律も出荷前にされていないということになる、調律師でないと触れないところは運送屋さんクリーニングではリスクになるし
時間もかかるし。お金もかかる一切手つかずして納品され運送屋専属調律師が来てさらりとさわりOK
・・・・いやいやOKではない!!ぞ、と疑問を持たなくてはいけないところなぐらい重要なポイントでもある

鍵盤をピアノ本体に戻していきます アクションもハンマーブライドルがついたらレールに取り付けていきます

いろんな磨き治具を開発作り使ってはみたものの
やはり手作業にはかなわない
ということでいつのひか
手作業に戻る、とても原始的な方法だ
誰かバカキレイになる方法があれば教えてほしいのよん

いたるところがはがれ始めている。今あそこを直せばここが・・・というように細かいところまではがれ発生

ピアノ奥丸部分の磨き
ラッカー仕上げなので塗装膜は薄く
こすりすぎると下地が出てしまう

張り替え中

ウイッペンヒールクロスの虫食い
アクションを寝かせてみてわかるところ、というか見えるところ

整調作業この作業はピアノにとって一番大切な作業
地味なところなのだが時間をかけたい所だ

ハンマー走りねじれとり作業整調作業はこの後

鍵盤際ぞり

一度取り付けたアクションをもう一度分解してブライドルテープの交換作業。

鍵盤バフがけ作業鍵盤の上面についた傷を削除します

バランスキーピンとフロントキーピンの磨き
鍵盤下にある部品、鍵盤の動きを制御するところにある
このピンがさび付くと鍵盤がたちまち悪い動きをする、できるだけ抵抗が少なくなるように
磨くのだ。これだけでタッチ感触は大きく変化する。摩擦抵抗の軽減のために磨く

ピアノのK20の足は鉄足なのだ
さびてぶつぶつしてくる何とかきれいにしたいですね
何とか考えます

新品に張り替えられたK20のペダル窓クロス

K20の鉄足塗装の下の鉄板が錆びぶつぶつになる

ペダルも外して磨き上げます ぴかぴかです

底板部分を分解すると隅々にカビや埃がたまっているこれらもきれいにクリーニングしながら弦関係を磨いていく

磨かれたカワイK20の弦 しばらくは全然使えそうだ

底板を取り付けるビスはすべてさび付きまわらない

ピアノをこうして寝かして修理するのはそうはない。ピアノの一生で1回か2回だけですね

外装本体クリーニング作業開始

今の金額にかんさんするとゆうに100万以上ということでしょうね

これから底板等をぶんかいしてクリーニング作業
他ではこういう作業は絶対にしないと思う、なぜならウルトラ面倒な作業になってしまうからだ

ハンマーパンク、ハンマーフェルトの接着はがれ

ピアノ本体を寝かして作業

ハンマーヘッド交換

弦ピン関係のクリーニング、錆が相当ついていたので取るに一苦労 何とか光り始めた

弦錆と埃虫食いはでいるだけ早く削除したい

ピアノクリーニングに戻る

カワイK20この年代のジャック各部フレンンジは
さびて動かなくなる

バスげんの磨き手作業です

外すビス関係はことごとく折れまくる、まあよくあることで・・・・・・抜き取るほうが面倒な作業だ

ハンマー植え込み作業

カワイK20用のハンマーヘッド到着
今度はアンダー入りの優れもののハンマーだ。

鍵盤クリーニング細かい爪傷等もきれいに削除

時間をかけてやっとここまで磨かれたK20の弦ピン関係

大体どんなピアノでも50年〜〜たつとあちこち悪くなる
国産でも外国産でも同様だ

この部分の接着がしっかりつかないと磨けないんです

あれから半世紀。ピアノも年を取り直しのカリキュラムに入り、もう一度
2014年に復活します

カワイKシリーズに多いハンマーパンク、湿気経年変化にてハンマーがぱっくりとはがれおちてしまう
ハンマー交換準備で待機

まずは腕木関係のはがれを接着しなおしていきます

鍵盤表面につく爪傷これらもきれいにバフで取る、

鍵盤下は虫食いと埃に覆われてしまっています  ばらす前の写真です

埃スラッジがたまり。これでは普通に弾くことができない状態に陥っています

つきいたの接着

内側側面にはカビ発生