ヤマハU3Hピアノクリーニング修理  群馬県S様

バランスキーピン磨き鍵盤抵抗を最小限にするためブラスを磨く作業m相当面倒な作業だ

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見ろこの弾き具合!!と言わんばかりの擦り減りよう、ひかなければここまで擦り減らない

ピアノの先生とかプロのピアニストばりの弾きこみようだ
そうとうつかっていたのですね、
一時は音大志望だったのかもしれない

やはり35年以上も経つヤマハU3H
ロングセラーの定番のピアノだ、それなりに完成度は高いピアノだと思う、
弾きこんでいるが、さすがに年数が経つと単なる定期調律だけではすまなくなる
それなりに交換しなければならない所も出てきて当然だろう

先ずはフレンジコードの交換からだ
新品は白い綺麗な弾力のあるコードが取り付けられているが、年数の経過で変色し
切れ始めてしまう、コードに対してスプリングがかけられ30年も貼り続けてきている頑張り屋のコードだ、しかし劣化し切れ始めると
今度は演奏上に大きな影響が及んでくる
連打が出来ない、もともとハンマーの返りをすばやく戻す役割を与えられている

ピアノはどの部品ひとつかけても症状として
現れるので、早めの交換が必要だろう

フレンジコードも1本1本手作業の世界だ

ヤマハU3Hですね比較的初期型モデルです
結構使い込んでいた感ありですね。鍵盤木口も変色しています、

鍵盤表面バフがけ

張り替えられたペダル窓クロス

ピアノ本体を寝かして底板の分解作業  ペダル分解作業

バランスキーピンとフロントキーピンのみがき、ここは鍵盤抵抗を大幅に軽減するところ

フレンジコードが既に
切れてしまっていますこれでは音が出ません

鍵盤を外していきます

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本日何とかプロのSEに来てもらいパソコン復活〜〜、さすがプロ、人が勝手気ままに作ったさまざまなものがあり
その弊害を瞬時に見つけ出しパソコンを一番いい状態に戻す仕事は職人と言わざるおえないくらいすごい
感動しましたね。ああいう仕事はどこで勉強するんだろう??すごすぎるSEの人たち。手を合わす

弱音をよく使っていたのか弱音マフラーはすりキレ穴が開いてしまっています、アクションは音がでなところ多数
この原因はフレンジコードが既に切れまくっているため動かなくなってしまっています

調律師の業界でもいよいよ今年から国家資格導入ということに
今まで日本調律師協会という団体があり試験を受け入会するというほうしきにて数十年、その調律師協会の働きかけにより
やっと国家資格制度にまでこぎつけた、今までだれでも今日から私は調律師で通っていた、大変な勉強をし見事調律師協会の
資格をとっても一般的なところで認知度は低く、お客様が判断するところにまでいたらなかった。
いかがわしい調律師も、怪しい調律師も、調律師協会の調律師も同じ土壌にいたわけだ
ところが今度は実に大きく変化していくだろう、まあいうなれば調律師の仕分けと言う段階にきたわけだ
しっかりと線引きが出来る、当然調律師というなれば国家資格あるべきと言うことになる
地道に努力している人間にとっては諸手を上げて賛成だ
それとホール関係などは当然国家資格保持者以外は触らせないということにもなるし、学校関係も同じようになる
一生懸命勉強して日本ピアノ調律師協会の資格を取得しまいにちがんばっている調律師にとってはとてもうれしい
ユーザーもレベルの高い技術を得られると言うわけだ
今度こそユーザーにもこういう制度があることを強く伝えたい
3級2級1級  調律師協会合格レベルは2級以上となる、
建築系と似ているかも大学卒業で2級建築士 国家資格1級はさらに難しくなる

カビだらけの側面もきれいにピカピカになりました

カビと傷に悩まされたU3H
でも磨きが進むにつれ
深い傷は取れないけれど相当きれいになって来ましたね。
音色もぼけた感じだったのが手を加えることによりタイト感が増してきました

外装側面部のクリーニング作業

弱音マフラーの張り替え作業

ピアノ本体側面大カビにおおわれてしまっています
本体が黒いのでっそりゃ目立つ目立つ

きれいにクリーニングしますね

鍵盤木口側面のバリをきれいに削除していきます

鍵盤上面についた爪傷等を削除していきます

いかんせん相当調子が悪い新しいパソコン
ナベサンも福ちゃんもお手上げ状態
にまで陥っている

サイトの更新ができんぞい

ペダル窓クロス
ピアノを寝かして底板を外すときしか見ることができない箇所、真ん中ペダル奥側皮部分は擦り減ってしまっている

ねじ山はつぶれ回らない

この作業はナベサンもうまいのだよん

新品のブライドルテープこのコード交換によりアクション運動の素早い戻りが可能になります

フレンジコード張替え作業

上前パネル磨きクリーニング

ぴかぴかに変身した下前パネル

曇ってしまっている下前パネル

できるだけつるつるにしたい

くすんでしまっている奥丸部分

輝きを取り戻した鍵盤蓋内側 新品時に戻りました

鍵盤蓋表面 細かい擦り傷が無数についています 表面はポリ、並大抵では傷が取れないのだ

外装メインとなる鍵盤蓋、ここは大切というよりもこの部分がよごれていてはピアノとしてやはりまずい。
クリーニング開始 クリーニング担当はナベサン

外装表面も擦り傷で覆われてしまっていますがクリーニングすればぴかぴかになります
ペダルもぶつぶつ変色してしまっています

新品に張り替えられたペダル窓クロス
この部分はペダルがついた状態では
張り替えられない、
張り替えることによりクッションクロス
フェルトが新品になります

大幅な雑音の軽減が可能になり
スムースなペダリングも同時に出来るようになります

鍵盤木口の交換作業
黄ばんだきくちを落としていきます

磨き上げられたペダルぴかぴかですね

ハンマー整形ファイリング「
古いざっくりついた弦溝を削除することにより
弦に対してフェルトが点で打弦してくれることにより
よりタイト感とアタックが得られる
音色も音量が上がるのだ

この剥き方一つでピアノは生き変えるがm下手な剥き方は
ハンマーの寿命を大幅に縮めてしまう、


相当手慣れた人間がやらないと失敗作で終わる
ハンマーをきれいにする目的ではなく
音の立ち上がりと伸びを取り戻す作業なのだ

磨きこまれた弦ピン関係

お見積金額
ピアノクリーニング65000円
フレンジコード交換20000円
ブライドルテープ交換18000円
鍵盤木口交換15000円
アクション総合調整スティック等修理20000円
調律15000円(狂い大)
運送20000円×2=40000円

チューニングピン磨き作業 錆が侵食しているチューニングピンの錆等をきれいにクリーニング

1本1本手作業の世界です、長すぎてもだめだし短すぎてもだめ。

ブライドルテープの長さ合わせとブライドルテープのカット

アクション分解修理 ハンマーを外すとそこには弾きこんでいたクロススラッジがたくさんたまっています

弦も錆が発生=鍵盤下のキーピン関係も変色してしまっています。ブライドルテープも千切れかかっていますね

鍵盤際は弾きこんでいた形跡、黒鍵盤の際まで塗装が剥げてしまっています