ヤマハUX5ピアノクリーニング修理 柏市Y様
栃木県から運ばれてきたヤマハUX5、ヤマハフラッグシップモデルだ
残念ながらホッポリぱなしになってたらしく鍵盤にはカビが発生
少し虫食いもあります
ここでもう一度クリーニング修理を施して新品時のレスポンスによみがえらせるべく尽力を尽くします
内部構造は通常のU3U1等まったく構造が違うモデルだ
裏側には通常の柱ではなくX支柱が持たされている。フレーム構造もGPと同じ総アグラフが持たされハンマーも特注のハンマーが与えられている、ヤマハ最高峰の機種でもあり今でも中古市場では相当の人気がある
蓋が締め切っていたせいもあり湿気とカビにより内部アクションにもカビが発生しています
これからこれらのカビ、〜アクションに限っては消耗部品等の交換も施して
最高のUX５の復活目指します
相当に黄ばんでしまっている鍵盤木口
側面には指垢
支柱にたまるホコリ
クリーニング修理作業開始
まずは鍵盤木口の交換からの作業です
一部分われかけありますこれらは交換されます
鍵盤上面に入ったカケヒビ
白鍵盤だけが抜かれたUX5
アクション運動機能部分の修理と部品交換
確実に劣化しているところはフレンジコードとブライドルテープ系
フレンジコード古いフレンジコードを１本１本丁寧に溝部分からかきとります
西原先生(芸大）の作品昨年から廃棄用のピアノをあつめて
芸術活動に
見るだけでなく音がちゃんと出ている
芸術の奥深さを感じる
フレンジコードを１本１本貼り込んでいきます
なべさんがもらってきたサンタ・・・・・
UX5の弦ピン磨き作業
ピアノの根源クラヴィコード
こういうレプリカも作る
鍵盤黒鍵盤にはかび発生当然白鍵盤にも付いている
鍵盤下のホコリ
アクション修理とバランスキーピンの磨き作業
バランスキーピンは鍵盤中央部を貫通しているところでもありまた鍵盤の上下運動を制御しているところでもあります。滑らかな鍵盤運動はこの部分がさび付いていたりするとたちまちタッチ感触に大きく影響するところですね
磨きといえども１８０本近いキーピンを１本１本丁寧に磨いていくんですね、鍵盤が入ればわからないところだけどここの磨きこみはとても大切なところ
ピアノ鍵盤下にたまっているほこり等をきれいにクリーニングします
黒鍵盤のクリーニング右側がクリーニングした鍵盤
黒鍵盤には吹いても落ちないカビしみがべったりとついてしまっています
フレンジコード類の交換無頼ドルテープ類の交換とハンマーセンターピン等の交換
ハンマー整形ファイリング作業
新品時のときのようにハンマートップについた弦のみぞをきれいにファイリング
このファイリング作業はベテランの仕事、剥き方ひとつで音色は大きく変わってしまうんです
ヤマハUX外装ピアノクリーニング作業
外装パネル
カビが相当ついてしまっています
