カワイUS50 都内O様 ピアノクリーニング修理
ここにわずかにクラックがあります
カワイUS50入荷しました。外装はかなり曇りはあれど磨けばかなりきれいになりそうだ
さびて曇ってしまっているカワイロゴ鍵盤蓋部分
腕木の曇りはかなりいってしまっています
さびたペダルとチューニングピンに入り始めている赤錆、これは危険な状態になる一歩手前だ、弦にこの赤錆が入り始めると一気に音質が落ちる上すぐに切れやすくなるのだ。響く要のところだきれいにクリーニングしたい
ベアリング等も赤錆発生
バス弦には緑青発生
ピアノ裏側、ここは一般的に掃除が不可能なところなのだ
壁にくっついてしまっているところなゆえに、一番ホコリがたまりやすい
外装を見ていくと、ん??、なにやら運送屋さんの引き取る前の状況を記した記載事項
左側譜面受け・・・・・・なんと割れてしまっている
これは修理をせねば、以外に壊れやすい譜面台なのだ、丈夫さはないと思ったほうがいい
強く付加をかけるとボキッといっていまうケース多し
外装の磨き本日は外に出して磨くことに
ほこりもいっしょに吹き飛ばしたい
コンパウンドをぬりかけます
アクション鍵盤取り出し
なんかしろい粉が・・・・・なんじゃろか
勢いよくGUNで一気に吹き飛ばす、
アクションのスラッジも吹き飛ばせるところは吹き飛ばす
後は細かいところは張り付いていたりするのでチマチマとアクションのクリーニングをする
スラッジがこびりついている
鍵盤アクションをはずしたら磨き作業開始
世間はGW突入
道路も込み始めている、ピアピットはど〜〜んと10台単位で地方各所からピアノが届く。連休はなさそうだね
なべさんは実家がお茶業(静岡)なので
今年はGW明けてから茶摘に帰省する予定だ
曇りも完全に消えぴかぴかになりはじめたUS50
磨き磨く丸々一日
磨き前の拍子木
磨いた後の拍子木
曇っていた腕木もこのようにピカピカでござんす
ピアノかまち部分
ここも相当くもってしまっている、この部分は譜面台が乗るところ
各部パーツを分解して1個1個みがきまたくみ上げていく
けん盤ふたメインのところ傷と曇りで覆われてしまっています
コンパウンドをふりかけたおします
磨きこまれた内側、なべさんの磨きに対するしつこさはすごいものがある
仕事に対するしつこさはまったくない
営業向けではないななべさんは。
磨かれたけん盤ふたメイン部分
US50の天屋根
譜面台がかかるところ正面部分
われかけた譜面台を直しつつみがき
ばっきりとイチャッテますね〜〜
補修作業
ブチ強力なタイトボンド
安いボンドと違うのだ!!!
とくべつにえらい高いわけではないが・
接着中に譜面台の磨きこみ
これなべさん作
1号ピアピット
内部はアメリカ〜〜〜ンなかんじか
ピアノ本体を寝かして底板を取り外します
アクションも取り外しこれで弦ピンがむき出しになりました
弦磨き作業準備
底板分解作業
ペダルを底板から取り外して磨きますその間にペダル下位置あるクッションクロスも新品に交換されます
磨かれたペダル
クッションクロス交換
底板部分もきれいにクリーニングされます
弦磨き作業、手作業の世界です
左側がUS50右側がカワイGS30
UPとGPの大きさの違いがよくわかります
底板を取り付けるねじは新品に交換されます
さびの削除と弦磨き
2階部分の建築中のなべさん
映画のセットが出来始めたようだ
鍵盤バフガケ作業
鍵盤上面に付いた細かい傷をバフで
きれいに取り去ります
ピアノ真ん中ペダル弱音マフラーの貼りかえ
やわらかいフェルトも30年もたてば硬化してくる
ブライドルテープは確実に交換しておきたいところだ
連打連打を繰り返すピアノ、その運動の戻りを助ける大きな役目を果たすところ
ハンマー整形はなべさんの仕事になったきれいに剥く技術はベテラン
この整形作業はベテランと見習いでは大きく音に影響してくる
汚い剥き方はそれなりの音でしかならないのだ
要するに音の要の大切なところとハンマーの寿命にも大きく影響するところだ
アクションの分解作業
ピアノ本体には鍵盤装着
譜面台も修理完了
一応外装が終わったのでくみ上げてみました
動きの悪いところのセンターピンの交換作業
整調作業開始
ピアノクリーニング65000円
センターピン交換35000円(フレンジ交換)
アクション総合調整20000円
調律15000円
運送35000円
納品時の調律調整含まれます