カワイK48 名古屋市H様ピアノ修理クリーニング
名古屋からはるばるいらっしゃ〜〜〜い
到着後音だし・・・・・ええ???ピアノなのにチェンバロのような音色
何だ?と中をあけてみるとハンマーはファイリングされている一度手を加えているようだ
ハンマートップを触るとカチンカチン、!!おそらく硬化剤原液のまま使ってしまったか・・・・・・針すら入らない硬さ
これが音の原因mハンマーは捨てるしかない・・・・・・・・
次にとことん動かないアクション部品
湿気も伴い相当動かない、この動きを完全に治さない限り
快適に演奏すること、もしくは動きに連動して発音させる消音ユニットも付かない、治すしかないですね
センターピン交換の領域を超えている
部品は割れまくっていたり反り返っていたりと
フレンジ丸ごと交換のほうが早い
新しいフレンジ
古いフレンジ
鍵盤象牙
黄ばみはやはり子供たちに受けはしない
出来るだけ白く漂白したいものだ
ピアピットの女衆スクーター練習〜〜
K48はすでに50年以上経つレアなピアノだ
しかし直せばよくなってくれる機種でもある
この形はカワイの顔といわれるほど有名な形でもあり
その後のBL71、82 USシリーズと高級モデルの原型となった機種だ
側面に何かくっついていたのだろうか
スジスジがつきまくって傷になっている
外装はラッカー仕上げ
50年経つ外装はなかなかキレイになってくれないが、そこは磨きのなべさんに任すことにしよう
アクションを一度すべてばらばらにします
フレンジのわれ
相当面倒な作業に突入
しかしこの難局を乗り越えなければこのピアノは使えないのです
がんばるピアピット〜〜
こういう古いピアノにとって一般の人は50年も前のピアノの部品!!!
これ心配かと思うのですが、電気製品と違い
パーツは新品今でも生産されっていますので安心あれ
新品カワイ用のフレンジ部品
漂泊中
古い動かないフレンジ
新しいフレンジ
白く漂白された鍵盤のバフガケ作業
真夜中のイチゴ狩り
ジャム用なので昔のイチゴのすっぱいやつ
何も夜収穫することないじゃあないかい
磨き前の譜面台
この譜面台がぐらぐらしているのは譜面台を取り付けているヒンジが
壊れているためでした
光りだしたけん盤ふた、傷の多さは仕方ないがつやは戻りつつあり
けん盤ふた内側 相当な傷とカビに覆われています
蓋の傷とはげ
譜面台磨き
はがれている妻土台
この妻土台根元にヒビが張っていることが判明、危険な状態だ
底板を分解修理
外装バフガケ、傷の多さはいがめないが少しでもきれいにしたい
部品をはずせば50年以上経過している内部の損傷は多々あり
ビス類は当然さび付いて回らない
インパクトでアタックかけても回らない
ねじきりで揉んでしまう、ねじ自体を壊し粉々にする
弦ピンのクリーニング
さびをとり弦をリフレッシュ
しかしこのさびが強烈なのだ
バス弦はすべて変色してしまっています
ペダル底板に付いたカビしみ
ペダル部品等すべて一度取り去ります
磨き中のピン
新品に張り替えられたペダル窓クロスフェルト
50年ぶりの掃除クリーニングは
簡単にはいかない
底板のカビしみも取り去りきれいになったところでクリーニングされたペダルパーツをくみ上げていきます
妻土台裏がわにヒビが入ってしまっています
接着をしてから底板を取り付けていきます
全体的に色はげうち傷当多数ありますが出来るだけ目立たなくなるようにタッチペイントで塗ります
これは特注の譜面台整作
時間と手間がかかる、
はがれている足の修理
ハンマートップ交換
象牙も漂白してきれいになりました
象牙鍵盤バフガケ
次から次と出てくるスティック修理作業
マジックスター消音ユニット
音楽教室にドカッと詰まれたCDとDVD
なべさんの小物、早くかたずけないと先生におこられるぞ〜〜
黒鍵盤
際のはげを塗装する
象牙のハガレ修理
拾ってきた猫
この顔見ちゃったら誰でもつれて帰るでしょ・・ね
カワイK48に消音ユニットの取り付け
鍵盤センサーの取り付け
30年前はこういう消音ユニットが取り付くということはなかった
時代とともに常に進化し続ける、50年以上前のピアノが今でたとえればハイブリットなピアノに変身する。これは画期的なことだ
部屋を改造して高額な防音室を作ることもなく安価で消音できる、というところが
すごい。やはり売れ続けるのでしょうね。
なんと腕木かまち部分のツキイタ(外装)がはがれてしまっている
スクレーパーを差し込むと向こうまで貫通する
この年代に多いのは接着ハガレといわれる、接着剤に寿命がきてしまっているケースがとても多い
外装~中身までチェックしながら作業しなければならないのだ
マイルスデービス!!!渋い
黄ばんでいた象牙も漂白
今週のギターシェクターフルアコ
整音作業
これが終われば終了でございます
調律